B型理系女子の生活

理系女子による理系女子についてのコラム。
理系女子のマイペースな日常紹介も。

私の周りの理系女子2

2009-06-13 21:21:29 | 日記
今回も、私の周囲にいる理系女子たちをご紹介しようと思います。


二人目は、小学校で理科の先生をしている理系女子、Sさんです。


彼女は生物系出身ですが、理科の先生なので、物理、化学、地学も基本的な知識は持っている人です。

彼女は某有名お嬢様学校の出身で、外見も実にお嬢様っぽいお淑やかな子でしたが、部活は「考古学研究会」という変り種。
(というか、私はあのお嬢様学校に「考古学研究会」というのが存在するのにびっくりしましたよ。。。)

古生物学が大好きで、特に恐竜は造詣が深かったです。
私も恐竜が好きだったので、学生のころはよく一緒に恐竜博に行ったものです。


普通、女子は虫とかハ虫類とか「怖い~」とか言いますよね?

生物系にいた人間にとっては
「生物界にとって体の大きさはひとつの”力”であり、ライオンが大人の象に道を譲るように、大きいほうが基本的に強い。虫やトカゲにとって人間は非常に大きいもので、そもそも絶対的に優位なので、なぜ怖いとかいうのか理解できない」
というのが本音ですが・・・。
(もちろん、毒があったりして危ないのは別ですけど)

もっと言えば、農学系にいた私は
「虫が怖いって言うけど、じゃあ貴方が今日食べたそのトマト、誰が受粉したと思ってるの?」
と思ったりします。
(トマトの受粉には「マルハナバチ」という蜂さんが活躍しています)


話が少しずれましたが、ともかく、Sさんは基本的に生物に強かった。

特に、恐竜好きが示すとおり、ハ虫類は大の得意でした。


ある日、彼女は小学校で放課後学級に参加したそうです。
そうしたら、参加していた男子(小学2年生)が、「先生、これ!」と言って、彼女の目の前に、ヤモリを見せたんだそうです。

その男の子としては、いたずらのつもりで、ヤモリを捕まえて、お淑やかな外見の若い女の先生を「きゃー!」と言わせたかったのでしょう。

しかし、相手が悪かった。

いえ、確かに「きゃー!」とは言ったみたいなんですが、それは彼が意図したような恐怖の悲鳴ではなく、黄色い悲鳴だったのです。。。

「ちょー可愛い!!どこで捕まえたの!?」
と、怒涛のように男の子に詰め寄ったようでして。

・・・・・ヤモリに喜ぶSさんがあまりに容易に目に浮かぶもので、私はその男の子の心に消えない傷ができたのではないかと、思わず同情してしまいましたよ。

彼はきっと、もうヤモリで先生をびっくりさせようなんていたずらはしないだろうと思いました。