B型理系女子の生活

理系女子による理系女子についてのコラム。
理系女子のマイペースな日常紹介も。

私の周りの理系女子3

2009-06-14 22:15:36 | 日記
理系女子の紹介も3人目。

3人目は、農学系出身のMさんです。
彼女は2人目に紹介したSさんとは別の、有名お嬢様学校出身。まじめで勉強のできるかわいらしいお嬢さんです。

彼女は私と同じ学科の所属で、専攻は農業工学。
ただし、農業工学の中でも私は土木系でしたが、彼女はさらに女子の少ない「農業機械学」を専門としていました。

農業機械とは、一番皆さんが想像できるものでいえば、トラクターでしょうか。

農業のために使われる、エンジンの付いた機械全般のことで、田畑を耕したり、苗を植えたり、農薬をまいたり、作物を収穫するのに使われたりするものです。
最近では、自分で苗を植えたり、土壌を改良したり、トマトなどの機械での収穫が難しい作物の収穫をする「農業ロボット」なんてものもあります。

さて、そんな彼女は大学を卒業後、某財団法人の農業機械の研究職に収まりました。
そりゃあもう、女子の少ない職場だそーです。

卒業してから久しぶりに会って、近況を聞いていたところ、
「免許を取りに筑波に2週間ほど泊まり込みで行っていたから、東京に来ると人がいっぱいでちょっとびっくりしたよー」
とのこと。

免許といっても、普通自動車免許は学生時代に保持していたはず・・・。

よくよく聞くと、クレーンを扱う「クレーン運転士」の免許らしい。

仕事でクレーンなんか使うんだー、と驚くと、彼女は就職してから取得した免許の数々を見せてくれました。

「小型特殊」「大型特殊」「けん引免許(農耕車限定)」などなど。

相変わらずの細腕なのに、いつの間にそんなにパワフルな資格持ちに・・・。

そして、さらに、
「最近、ドイツ製の田植え機が入ったんだけど、日本製と運転方法が全然違うから、むずかしくて・・・」

へ、へえ、田植え機にもドイツ車なんてあるんですねー。

「トラクターなんかは、イタリアのランボルギーニ製が多いよ」

ランボルギーニってあれですか。
まるで空でも飛びそうな高級車で、ドアが上に開いちゃったりする車を作っているメーカーですか・・・?

「そう、それ。ランボルギーニってもともとはトラクターメーカーだったんだよ」

へー、それは知りませんでした。雑学がひとつ増えました。

「最近、ずっと外車ばっかり運転してたから、日本製の田植え機がちょっと恋しいよ~」

・・・ごめんよ、日本製の田植え機が恋しい、という気持ちはあんまりわかってあげられないよ・・・。
というか、ドイツ製やイタリア製の農業機械を「外車」っていうのもすごいなあ・・・。いや、外国製の車、という意味では確かに「外車」なんだけれども。

早く日本製の田植え機が運転できることを祈ってます。。。