らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

295.惑星は8個

2006-08-27 | 51.The Present
 「冥王星降格」なる記事が8月25日付けの各紙に掲載されていま
した。お読みになったかたも多いことでしょう。「すいきんちかもく
どってんかいめい」或いは「すいきんちかもくどってんめいかい」で
9個の「惑星」を学生のころ記憶したことを思い出しました。

 国際天文学連合がこのほどチェコのプラハで総会を開き、太陽系の
惑星を「水金地火木土天海」の8個とする案を可決したとのことです。

 可決された案による「惑星の再定義」は「太陽の周りを回り、十分
重いため球状で、軌道近くに他の天体(衛星を除く)がない天体」と
なります。冥王星のように「太陽の周りを回り、十分重いため球状だ
が、軌道近くに他の天体が残っている、衛星でない天体」は「矮惑星」
と定義し「惑星」には含めません。

 そもそも冥王星は他の惑星と比べて「異質」な存在だといわれます。
「月よりも小さく、公転軌道面が傾き、軌道上に同程度の大きさの天
体がある」ことがその理由です。今回の決定は、以下のような背景が
あるようです。昨年夏にアメリカの観測グループが"2003UB313 "(第
10惑星)の存在を発表したように、冥王星を「惑星」として定義し
てしまうと、「今後、類似した天体が次から次へと発見され、惑星の
数が増加してしまう」(これがどのような問題につながるのかはよく
わかりません)ということへの懸念です。

 国際天文学連合の決定に影響を受ける業界があります。そうです。
「教科書、百科事典の書き換えが必要となる出版社」です。そのいっ
ぽうで好意的に受け止めているのが、「プラネタリウム業界」です。
「夏休みも押し迫ったこの時期の発表が天文ブームを引き起こしプラ
ネタリウムへ足を運ぶ人が増えるのでは」という目論見です。

 過去多くの作品に冥王星を登場させた漫画家・松本零士氏は以下の
ようにコメントしています。

 冥王星を突然惑星から消すのは悲しい。冥王星は太陽のまわりを
 まわっている「地球の仲間」だ。理論だけでなく、情緒感を大事
 にしながら判断してほしい。太陽系の最果ての星として定着して
 いるし、そこから遠くへ離れることが大宇宙への旅立ちだと、思
 いをはせていた。

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6 Comments

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松本れーじ (くまみちゃん)
2006-08-27 16:03:53
冥王星は宇宙戦艦ヤマトで最初の決戦を行う物語上重要な星だからねぇ。

惑星じゃないって言われちゃ松本さんも困るよね。
返信する
楽しませえてもらっています! (TAC)
2006-08-27 22:18:13
玄関先の同居の新婚さんのハチさんのマイホームは大きくなったかぁ~?家族構成も増えたかなぁ~?気に成るところです!
返信する
男おいどん (さらぽわ)
2006-08-28 00:32:55
to:くまみちゃん



その松本零士氏があの「男おいどん」を描いていましたね。

「宇宙戦艦ヤマト」の主人公古代進は、松本氏の

原案では、「男おいどん」のようなチビのメガネ

だったそうですが、プロデューサーが拒否したため

あの姿になったそうです。



もしも、これが実現していたら・・・・♪
返信する
これはつづけねば (らば~そうる)
2006-08-28 00:35:55
to:TACさん



「国稀」に「毛ガニ」。いいですね~♪

ベスト・マッチすぎます。



現在住居は「夏休み」で閑散としています。

秋口にどうなるのやら・・・。

近々レポートさせていただきますね。
返信する
こういうことは (ごんぞう)
2006-08-28 23:29:29
全世界の人民投票で決定して欲しいものですよ。
返信する
太陽系一家 (さらぽわ)
2006-08-30 02:42:49
to:ごんぞうさん



なんだか家族が一人減っちゃったみたいですね・・・

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