#01_【作品紹介】

#01_【作品紹介】

第一回目の作品は、

『とんび』

種類　：本
著者　：重松清(敬称略)
出版社：角川書店(初版時)

「この子は鷹だ。とんびが鷹を産んだのだ。」

いつか息子は、自分の背中を乗り越えるだろう。
額に汗して生きる父の、長い人生の旅路。
魂が涙する、父親物語の最高傑作！

昭和の愛はとことん熱い！
涙が止まらない！
感動の父親物語。

つらいときは、ここに帰ってくればいい。
昭和37年、ヤスさん28歳の秋、長男アキラが生まれた。
愛妻・美佐子さんと、我が子の成長を見守る日々は、
幼い頃に親と離別したヤスさんにとって、
ようやく手に入れた「家族」のぬくもりだった。
しかし、その幸福は、突然の悲劇によって打ち砕かれてしまう。

我が子の幸せだけを願いながら悪戦苦闘する父親の、
喜びと悲しみを丹念に描き上げた、重松清渾身の長編小説。


以下、私の感想です。

泣きました。
嗚咽です。
”おいおい”泣きました。
ずいぶん前の事なので、記憶は曖昧なのですが、
帯の文句を眺めただけで、涙が溢れます。
とにかく、ヤスさんはカッコイイです。”男”なのです。
美佐子さんは、そんなヤスさんを本当に愛していました。
アキラもとっても良い子です。
父親の愛が、どれほど深遠で純粋なものか、初めて知りました。
周りに人がいる所では決して読まないで下さい。
一人静かに読んで下さい。
読んだ後、きっとあなたは、今よりも優しくなれるはずです。

今週末頃から、TVでドラマが始まるようです。
主演は、堤さん、だったように思います。
楽しみです。