[英単語集]
これがまるでない・・・
大学入試、TOEIC向け、どこに対してもアホすぎる。
ボクは塾の子なので、テキストに対する判断がとても厳しいのです。とてもじゃないですが、世の教材は8割方使えたもんじゃありません。特に英語は酷い。「これでどうしろと?」というものが多いので、テキストに対する意識をもっと作成者は持って欲しい。
テキストに求めることは、一つだけです。
問題集であれば、「詳細な解説」を。
参考書であれば、「アウトプットできる問題」を。
これは表裏一体なんですよ。辞書みたいな情報を羅列して「筆者が満足している」テキストが多い。
ボクがオススメできるのは下記のものぐらいです。
2週間かけて探しましたが、これがマジでベスト。
■ 出る単特急 銀のフレーズ(TEX加藤)☆
■ 速読英単語 必修編(Z会編集部)
■ DUOセレクト: 厳選英単語・熟語1600(鈴木陽一)
(☆・・・イチオシ)
英単語を覚えるときには、
・どのような語法、文法が使われるか
・センテンスでどのように使われるか
・じっさいに自分が使うときには、どのような使い方をすればいいか
という英語の要素が大切なのはもちろんですが、
もっと大切なのは、
「アウトプットできるテキストであること」です。
この2点をクリアしていないとダメです。
おおよその英単語集のダメな部分は、
左から
①Apple ②りんご ③例文
となっている点で、まったくダメ。
英→日となっている段階で、日本語の意味合いを覚えるだけで、スペリングだったり、文章内での使われ方だったり、そういうのがいっさいない。受動的すぎる。
ということは、日→英の方がきちんと能動的に学習できるのは明白です。
これを開発したのが、清水かつぞー先生なのです。日本における、英語教育の偉人です。
・英単語ピーナツほどおいしいものはない(清水かつぞー)
これをシス単みたいなフレーズ集ものは、さんざんパクってきました。
(※形式を真似するのは良いことです。洗練されていきますので)
この形式を受け継いで最も上手くできているのが、
・出る単特急 銀のフレーズ(TEX加藤)
もはや学校採用にしてもいいぐらいの出来の良さ。素晴らしいです。
・日 → 英 アウトプット
・単語のヒントは「頭文字だけ」
・日本語文/英文の上下並び
・豊富でユニークな語法などの情報
これすげえよ。
これ以上のものは今、日本には存在しないでしょうね。
でもこれ以外の選択肢もいちおうは欲しいので、あと2つ。
■ 速読英単語 必修編、入門編
やはり王道。ロングセラー。
文章形式で覚えるものはたくさん出ましたが、やはり速単の素晴らしさは「文章の選択」です。面白く楽しい文章と読みやすい平易な文章、あるていどの構文しか入ってないセンテンス。これを達成できているのは、速単だけです。
直して欲しいのは、日本語の意味合いをすべて赤文字にしないことですね。
どれを覚えたらいいのだ。
■DUOセレクト
DUO3.0はボクの統計上、95%が挫折をして投げるので、やらない方がいい。DUOセレクトは文章も平易、単語も平易、例文数も少なく、やり遂げやすい。
この3つは良いです。
ぜったいに触るな(汚物)的な単語集は以下
・鉄壁
・Distinction 2000
・難単語のもの
他のターゲットやシス単であるとか、そういったものが御本人でやりやすいのであれば問題はないです。
今回は以上。
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