新「廊下のむし探検」

大阪北部のマンションの廊下で見つけた虫の名前を調べています

家の近くのむし探検 花と虫と

2020-10-18 21:18:21 | 家の近くのむし探検
家の近くのむし探検 第100弾


10月16日、マンションの廊下で虫探しをした後、いつもの道路際の茂みと川の土手に虫探しに行きました。結論からいうと、あまり虫はいなくて、結構花を撮ることになってしまいました。







最初は道路わきに咲いていたキンモクセイです。今の時期、満開です。キンモクセイについては以前、ちょっとだけ調べたことがありました。その時の結果では、キンモクセイは雌雄異株、その原産地は中国で、日本に移入されたのは雄樹だけだったそうです。だから、今咲いているのはすべて雄花だけということになります。雄花には雄蕊が2本と不完全雌蕊があります。中心にある小さいのが不完全雌蕊でしょうね。





キバナコスモスに来ていたのはセイヨウミツバチのようです。



これはヨモギエダシャクの幼虫のようです。背側にあるこぶ状のものは第2腹節にあるHintonの命名法によるD1という刺毛の基部が膨れ上がったものです。



これはヨツボシオオアリだと思います。



川の土手で虫探しをしました。これはコモリグモの仲間でしょうが、名前は分かりません。







小さなハエトリグモ、シラホシコゲチャハエトリがいました。上が♀、下が♂です。



虫がいないので、ツユクサの花を写してみました。これについても以前調べたことがありました。それによると、雄蕊のうち、上の3つはX字型の仮雄蕊、真ん中の2つはY字型の仮雄蕊、下の二つはO字型の雄蕊で、先が小さく長く伸びているのが雌蕊です。要は上のX字型の仮雄蕊が広告塔で、それに惹きつけられた虫がO字型の雄蕊の柄に止まりながら、少しだけ花粉を持っているY字型の仮雄蕊の花粉を食べている間に脚や腹にO字型の雄蕊から花粉が付いたり、ついていた花粉を雌蕊の先端につけたりするというものです。虫に花粉を食べらないようにしながら受粉させるという植物の知恵です。



これはヤマトシジミ



そしてこれはツマグロヒョウモン



それからミヤマアカネ





ススキも撮ってみました。



最後はセイタカアワダチソウに来ていたオオハナアブでした。


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