しのぶれど

【名前の由来】
このバラの花名は、小倉百人一首40番の平兼盛(たいら の かねもり)の
和歌から名付けられました。
しのぶれど 色に出にけり わが恋は
物や思うふと 人の問ふまで 平兼盛(たいら の かねもり)
この和歌は、「人に知られないように心に秘めてきたけれど、
顔色に出てしまったのだなあ、私の恋心は。
何か思い悩んでいるのかと、人から尋ねられるまでに。」という解釈です。
このバラの作出者は、この和歌の恋心のイメージで、
「しのんでも内側からあふれ出てしまい、人の知るところとなる恋心のように、
あふれ出る美しさで人の心をつかむバラだ」としています。
【品種名】 しのぶれど
【系 統】 F(フロリバンダ(Floribunda))
【作出国】 日本
【作出年】 2006年
【作出者】 京成バラ園芸
【開花性】 四季咲き
【花の形】 丸弁咲き
【花 色】 藤青
【花 径】 中輪
【香 り】 中香
【樹 形】 半直立性
【樹 高】 1.2m
【樹 勢】 強
【交配親】
【受 賞】
平兼盛(生年未詳~990)は、光孝天皇の五代孫で、
「拾遺集」「後拾遺集」の主要歌人の一人であり、「三十六歌仙」の一人です。
この和歌は、960年に村上天皇が開いた「天徳内裏歌合(てんとくだいりうたあわせ)」で
詠まれたとされています。
「恋」の題で、同じく百人一首に収載されている壬生忠見(みぶの ただみ)の歌と
優劣を競い合いました。
しかしこの二首は、どちらも優劣つけがたい名歌だったため、判定に困ってしまいましたが、
天皇がこちらの歌を口ずさんだことで勝ちとなったという話があります。
「しのぶれど」という言葉だけを聞くと、辛いことを我慢しているようなイメージがありますが、
この和歌の解釈は違うようです。恋心を隠しているのは苦しいイメージではなく、
他人に問われて、はっとそんな自分に気付いた、何か若々しい恋心が感じられます。
そのような初々しい恋心のように、自然にあふれ出てくる美しさが
このバラにはあるのではないでしょうか。


【名前の由来】
このバラの花名は、小倉百人一首40番の平兼盛(たいら の かねもり)の
和歌から名付けられました。
しのぶれど 色に出にけり わが恋は
物や思うふと 人の問ふまで 平兼盛(たいら の かねもり)
この和歌は、「人に知られないように心に秘めてきたけれど、
顔色に出てしまったのだなあ、私の恋心は。
何か思い悩んでいるのかと、人から尋ねられるまでに。」という解釈です。
このバラの作出者は、この和歌の恋心のイメージで、
「しのんでも内側からあふれ出てしまい、人の知るところとなる恋心のように、
あふれ出る美しさで人の心をつかむバラだ」としています。
【品種名】 しのぶれど
【系 統】 F(フロリバンダ(Floribunda))
【作出国】 日本
【作出年】 2006年
【作出者】 京成バラ園芸
【開花性】 四季咲き
【花の形】 丸弁咲き
【花 色】 藤青
【花 径】 中輪
【香 り】 中香
【樹 形】 半直立性
【樹 高】 1.2m
【樹 勢】 強
【交配親】
【受 賞】
平兼盛(生年未詳~990)は、光孝天皇の五代孫で、
「拾遺集」「後拾遺集」の主要歌人の一人であり、「三十六歌仙」の一人です。
この和歌は、960年に村上天皇が開いた「天徳内裏歌合(てんとくだいりうたあわせ)」で
詠まれたとされています。
「恋」の題で、同じく百人一首に収載されている壬生忠見(みぶの ただみ)の歌と
優劣を競い合いました。
しかしこの二首は、どちらも優劣つけがたい名歌だったため、判定に困ってしまいましたが、
天皇がこちらの歌を口ずさんだことで勝ちとなったという話があります。
「しのぶれど」という言葉だけを聞くと、辛いことを我慢しているようなイメージがありますが、
この和歌の解釈は違うようです。恋心を隠しているのは苦しいイメージではなく、
他人に問われて、はっとそんな自分に気付いた、何か若々しい恋心が感じられます。
そのような初々しい恋心のように、自然にあふれ出てくる美しさが
このバラにはあるのではないでしょうか。

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