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風地蔵徒然日記

ギャラリーカフェ風地蔵の毎日を
お届けいたします。

映画「ポストマン」を観て

2008年04月15日 06時47分15秒 | 映画・本
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中学2年生になったばかりの 思春期 真っただ中と

あとどれくらいこうして 一緒に映画に行けるだろう なんて思いながら

剣道の稽古と勉強の隙間に ひさしぶりに日曜の夜、

映画を見に行く時間ができました。



さて、こうなると 何を観るかを 決めるのが大変。

私たちが空いた時間で見れる映画 上演時間の制限、二人が見たい映画!となると

2,3に絞られます。


失敗したくないから、「ヤフー映画情報」のコメントを 参考までに

さささーーーっと 覗きます。


で、決めたのが これ、「ポストマン」。

「役立ち順」の評価 悪かったですよねーー。


でも、役者の個人批判と郵便局の宣伝か!批判が多かったので、

それなら あんまり気にならないので、

「風景が見たい」と 純粋に思い 観にいきました。


あーーーー!! 最初のキャメラ♪が引いた 場面から こみあげてくるものがありました♪

日本を代表する景観の中に、赤い自転車♪

たまりませーーん。


この最初の場面の映像を見ただけで、どうして わたしたちは 郵便局を

民営化に してしまったのだろう・・と後悔するのでした。




「手紙」には、いろんな思い出があります。

いちばん 赤い自転車?単車?を心待ちにして、

家の外で待っていたのが、お正月です。

「年賀状です!!」

これはいまだに 同じ心境です。(笑)



3、4年生くらいのとき、友達からの年賀状で、1枚、真っ白で、何も書いてないのがあって、

とっても悲しくって、泣きそうになりました。


いつも遊んでくれてた隣の お姉ちゃんが 

「み~ちゃん。それは、あぶりだしだよ。きっと!!おうちに帰ってやってごらん!」

という言葉に、半信半疑でしたが、少し、わくわく期待もして

おうちの人に頼んで あぶってもらいました。


そうしたら、みるみる字が 浮かんできたのです!!

うれしかったぁ~。

もしそれを配った 郵便やさんが この「ポストマン」みたいな人だったら、

私は、その子の悲しそうな表情をと、すぐにその後、曇った顔が明るくなるようすを

すぐそばで 観ているかのように

ぎこぎこ赤い「ばったん自転車」をこぎながらの帰り道、

その様子を予想して、微笑んでくれるだろうなあと思いました。




大切な人と人をつなぐ「手紙」だから、主役は「ポストマン」だったけど、

言いたかったのは、真剣に生きる 人間の生きざまと、

地元に根付き、地に足をつけて 町づくりをし、

子どもも老人も 道行く人も 「顔の見える関係」。

一昔前の、そんな日本の いい光景が、赤いポストとともに

根付いていたこと。



そしてそれらは、過去形じゃなく、面倒がらずに、

とんでもない ちゃらんぽらんな 若い奴らに 

真剣な姿を見せてあげること。(この描写もおもしろかったぁ~)


ヤフーの映画情報で、辛口コメントがいいが、個人や、郵便局→ゆうちょ銀行を

いやがらせのように 批判してる文は読みにくい。

人の文句や愚痴は 誰にでも吐けるけど、

そんな人に限って、自分では何にもできない人が多いだろうと思う。

一番多かったのが、「郵便局員は強制的にこの映画のチケットを

かわされたから いやいや観にいった・・・が、・・・」

というコメントもおもしろい。


↓見たことない人は、一度どうですか?


http://movies.yahoo.co.jp/




いままで一生懸命になれなかった人たちが、それらを笑うんだろうけど、

古臭くっても、不器用でも、真剣に生きるのは かっこいいなあと思いました。



いま、危うい日本を 愚痴ってるだけじゃあ始まらない。


大事なことは、流されてはいけない。



感動しあえる 人間と人間のコミュニケーションが とても大事だなあと

思いました。


民営化になってしまったけど、町に赤いポストがある限り、

人と人とをつなぐ かけはしの 目印なんだなあと思いました。


現実には、民営化になって、私の町では、12月24日までにだした 年賀状が、

ほとんど、1月4日過ぎに届いたこと。

なぜか同じ町同士なのに、1月7日にやっと届いた年賀状には、

哀しくなりましたけど。

民営化に勝手になったのではなくって、わたしたち有権者が、

民営化にしてしまったのだから、

いつまでも「民営化」の責任にして入られませんよ、「ポストマン!!」




この「ポストマン」を観て、ポストマンも、私たちも、ほかの会社や行政の人も

窓口は、ずらりと並んだキャッシュコーナーの機械のように

人間がいなくても 機械にしゃべらせていても間に合うようにならないように


組織化、事務化、機械化ばっかりにならず、

どんな仕事にしたって、

「顔が見合えてる」人間なんだから、マニュアルロボット業務はもうやめて、

にっこり微笑んで、

もう一度、大切なものは何かを 考えられるといいなあと思います。


これからも、希望を信じて生きていこうと思う、いい映画でした。


ただひたむきに。

まっすぐに。



良き時代、よきふるさとの風景は、壊されたのではなく、

わたしたちが継続する努力を やめた時から 始まった気がします。


まだ 間にあいませんか。

心に勇気を♪


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わたしの好きな映画 「オペラ座の怪人」

2007年01月04日 14時59分12秒 | 映画・本
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天才作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーの同名ミュージカルを映画化。
19世紀パリのオペラ座を舞台に、オペラ座に住む謎の男と、
彼に見初められた歌姫の物語がつづられる。

監督は『ヴェロニカ・ゲリン』のジョエル・シュマッカー。
出演は『タイムライン』のジェラルド・パトラー、
『デイ・アフター・トゥモロー』のエミー・ロッサムら。
台詞のほとんどが歌で構成されているだけに、主要キャストが吹替えなしで挑む歌唱シーンが見どころ。
また、スワロフスキー社が提供した豪華シャンデリアも必見だ。




そして最後に、やっぱりこれを選ぶわたし。
愛か憎しみか・・・
どうして こんなのが好きなのだろうか?
これもまた、映画館で、見終わったあと
あまりの悲しさに、ショックでしばらく立てなかった。

ショックだった。
こんな残酷な映画のどこがいいのかと思った。

映画が終わってからも、
ファントムのその後を
毎日考えた。
夢にまで見たし、
ファントムの胸のうちを思い、
夜が明けて涙したこともある。

映画の批評で、ファントムの人気がすごくて、
みんなファントムの熱狂的ファンばかりだ。
それでやっと落ち着いたほど・・・。

主人公はファントムだった。

劇団四季のオペラ座の怪人も見にいった。
わたしは、この映画の
ファントムがファントムだと思う。

なぜこんなにも悲しい結末がわたしの好きな映画なんだろう・・・。


ハッピーエンドがいいよお!!

私の好きな映画 「ロミオとジュリエット」1968年もの

2007年01月04日 14時48分33秒 | 映画・本
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「ロミオとジュリエット」

はい。ディカプリオではありません。

1968年の作品。

ウィリアム・シェークスピアの高名な戯曲の映画化で、監督はフランコ・ゼフィレッリ。
音楽はニーノ・ロータ。
出演はロミオにレナード・ホワイティング(16歳)、
ジュリエットにオリヴィア・ハッセー(15歳)の二新人が抜てきされ
傍役はイギリスの舞台俳優でかためている。



ジュリエット=オリヴィア・ハッセーの演技がたまらない。
若いからこその ひたむきさ、純真さ、気品。

好きなシーンは、有名なロミジュリのテーマソングを
ジュリエットの家のパーティーで、ソロで歌うシーン。

「ロミオ!ロミオ!なぜあなたはロミオなの?」とバルコニーで
ひとりつぶやくジュリエットのシーン。

パーティーで手につけた鈴を鳴らしながら、
踊るシーン。

どれもうっとりするシーンだし、わたしはこの純真を
今でももっていたいと思う。

これもまた悲劇なのです。





私の好きな映画 「グランブルー」

2007年01月04日 09時32分52秒 | 映画・本
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まずはじめは、
「グランブルー」

ジャック・マイヨール…ジャン=マルク・バール
エンゾ・モリナーリ…ジャン・レノ
ジョアンナ・ベイカー…ロザンナ・アークウェット

監督・原案・脚本:リュック・ベッソン

<ストーリー>
素潜りのプロ、ジャックとエンゾ。2人は互いをライバル視しながらも、友情を育んでいた。
素潜りの国際選手権で競い合うことになった2人だが、
ジャックの忠告を無視したエンゾは帰らぬ人となってしまう。その夜、幻覚を見るジャック…。


好きなシーンは
さいしょはずっとモノクロだが、
カラーになったときの素晴らしい海と空のブルー。

イルカと戯れる 月夜のシーン。

男のロマン。

最後がまたまたどうしてこうなるの??

こうして選んでみると、
ハッピーエンドが好きなはずなのに、
結ばれてるけど、結ばれない
ものばっかりだ。

たまたまなのか、わたしの愛の形なのか?
心に残って離れない。
不思議だ。

グランブルーと、ゴッドファーザーの撮影場所
イタリアのシシリーに
わざわざ行ったくらいだ。

あの海の深い青さは
日本にはない。
新婚旅行はここに行こうと決めてきた。(笑)




武士の一分

2006年12月04日 08時46分34秒 | 映画・本
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きのう、レイトショーで武士の一分をみてきました。

夕方、あたりは薄暗くなったころ 冷たい小雨の降る中

チラシ配りをして、寒かったので

おうちでごはんを食べて、あったかくしていきました。

あったかくなって、スローなテンポは

思いきり眠気も誘いますが、

終わった時、「えっ!もう終わり?すぐ終わったね!」と

りおんが言うくらい、スクリーンに引き込まれていたらしく

あっという間でした。


クレジットに「原作 藤沢周平」とかいてあるじゃありませんか!!

山田洋次監督が前面に出てるので、まったく知りませんでした。

それで、納得。

先日「藤沢周平」の作品「きょうの雨 あしたの風」の舞台を

みたばかりだったので、「今、藤沢周平がおもしろい!!」と

心から思いました。

山田洋次監督の作品も もちろん好きです。

今回の「武士の一分」は、これからみなさん

ご覧になられる方も多いでしょうが、

わたしが一番感動していたのは、(内容じゃないので、ご安心を)

背景と、音楽ではない、聴こえる音を

感じながら観てほしいです。


わたしが好きなものばかりが

目に入り、聴こえてきました。

中には眼に見えないものもありますが、

こういうものを大切に これからも生きていこうと思います。