表題の『日本人の鼻はなぜ低い?』という章によると、これは外気の温度と何かしら関係があるみたいで、高い鼻、つまり表面積の大きい鼻より、低い鼻=表面積の小さい鼻のほうが厳しい寒さに強いそうです。
また肌の色の違いについては、もともとネアンデルタール人の皮膚は黒かったであろうと書かれている。人類が北へ北へと移動していくうちに弱い日照条件のもとで効率よくビタミンDを吸収するために肌の色が白くなっていった。次に人類はヨーロッパからアジアへと広がっていった。白い肌で氷雪による強い紫外線を浴びると過ビタミンDになり内臓にカルシウムが沈着し腎障害などで死にいたる危険が伴う。そこで再びメラニンを増やし黄色い皮膚の人が誕生したらしい。
身体の発生に関わる『男の誕生』という章では、胎児は妊娠6週目までは性の分化はなく、妊娠7週目にしてX-Yの性腺に精巣が作られる。Yのない性腺はそのまま発育して卵巣が育つ。つまり胎内でまず女性の原型が作られ妊娠7週目にしてようやく男の原型が作られる。アダムからイブが創られるのではなく、イブからアダムが創られる。面白い。
その他、肥満や生活習慣病の解説などがわかりやすく書かれていて、とりあえず無駄にはならない一冊でした。
日本人の鼻はなぜ低い?―生理人類学の眼 日本経済新聞社 このアイテムの詳細を見る |
遊びに来てくれてありがとうございま~す!
最近、ブログの更新もあまりしていませんし、誰かのところへ遊びに行くこともしてませんでしたが、ぴぐもんさんのブログすごい気に入っちゃいました。
いろんな本を読んでるんですね。
「そうなんだ~!」って。なんか楽しい気分になります。
また遊びに来ます♪よろしくです(^ー^)/
遊びにきてくださってありがとうございます。私はもともと理系の勉強超苦手だったのですが、アロマのお陰で生物や化学が楽しく感じられるようになりました。
やこさんのブログもまだ全部読んでいないので、少しずつ読ませていただきます。
こちらこそ どうぞよろしく☆