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rosemary days

アロマテラピー、ハーブを中心にフィトテラピーあれこれ。自然療法全域とフィットネスについて。

『スピリットとアロマテラピー』

2012-05-07 23:35:51 | 自然療法関連書籍
 スピリチュアルはなんとなく胡散臭いけど、陰陽五行説と絡めると何故か理にかなっている気がしてくるから不思議です。紹介されている精油は全部で40種類。決して多くはありませんが、妥当なチョイスだと思います。いずれも身体に働きかける作用はもとより心理面、感情面への記述が充実しています。また神話や逸話なども織り込まれているので読み物としても楽しめます。

 本書ではブレンディングに関する記述が大変面白く、ブレンドには芸術的ブレンド治療的ブレンド心理的かつ霊的ブレンドがあるのだそうです。

 そのうち治療的ブレンドには、漢方薬の処方である「君・臣・佐・使」という法則を用いています。

 君薬は皇帝であり、主要な作用を持つ薬。
 臣薬は大臣であり、主薬を助ける働きをする。
 佐薬は補佐であり、主薬を助けたり、主薬の毒性を抑える働きをする。
 使薬は伝令の役割を務め、症状のある部位に薬を運んだり、作用を調整する。

一例として喘息のためのブレンドがあげられていました。

君薬は、肺の粘液過多によるうっ帯症状や喘鳴に効果があるマージョラム
臣薬は、マージョラムの去痰作用を高めるパイン
佐薬は、このブレンドの鎮頸作用を補佐し、作用を高めるクラリセージ
使薬は、ユーカリ。ユーカリといえば呼吸器系に働きかける精油として単体でも優れていますが、何よりもこのブレンドの働きを肺に運ぶ伝令の働きがあるそうです。


 一方心理的・霊的ブレンドには嗅ぎ分けることのできる3種類以内に留めたほうがいいと言っています。

 個々の精油の紹介でも心理的にも身体的にも適したブレンドの例が揚げられているので大変参考になります。


スピリットとアロマテラピー―東洋医学の視点から、感情と精神のバランスをとり戻す
ガブリエル モージェイ
フレグランスジャーナル社




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