香の幻想：ネロリ

　　☆　　　☆　　　☆　　　☆　　　☆

　閑静な住宅街を抜けていった先に木造の古い教会がありました。この香から教会の礼拝堂脇の廊下にある洗面所を連想します。洗面所というより水道の蛇口が３ヶ所くらいあるステンレスの使い古した手洗い場といったほうがいいかもしれません。そこの教会に７０歳位のおばあさんがいました。厳かな威厳のある雰囲気をたたえ少々気難しそうな感じです。

　　☆　　　☆　　　☆　　　☆　　　☆

　私がネロリの香から連想したのは上のような風景でした。他の人も樵とか森とか木に関するイメージが強かったみたいです。私の連想を聞いて先生が
　「ぴぐもんさんはネロリの香好きですか？」と聞いてきたので
　「あまり好きではありません」と答えました。

　確かにこの時、初めてネロリの香を体験したのですが、あまりいいイメージではなかったことは確かです。他の精油と同様、効能を知って使っていくうちに好きになってくるもので、今ではお気に入りの香のひとつです。