『あかまんま』という言葉を聞くと、道徳の授業で聞いた話を思い出します。
あるところに貧しい武士の一家が住んでいました。
(何の祝いのときか忘れましたが)アカマンマ(赤飯)を食べる風習があったそうです。
近所の子供たちがアカマンマを食べたというのにこの武士は貧しくてアズキが
買えず、子供にアカマンマを食べさせてやれません。
そのころ近所でアズキ(小豆)が盗まれる事件がありました。
アズキを盗まれた住人が、この貧しい武士の子どもが『アカマンマ食べた』
と嬉しそうに言っているのを聞き、武士のところにやってきます。
おたくの子どもがアカマンマを食べたと言っているが、うちのアズキを盗んだ
のではないか?
疑われた武士はわが幼子を連れてきてその男の目の前で子の腹を刀で切り裂きました。
小さな赤い子エビが幼子の胃の中から出てきました。
武士は返す刀でその男を切り殺しました。
アズキが買えない武士は子エビを買ってきてご飯に入れ『赤まんまだよ』といって
子供に食べさせていたのでした。
話は以上のようなものでした。
何ともいたたまれない気持ちになったものでした。
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