母

おかげさまで、母は、元気です

大正の終わりに生まれて、昭和を丸ごと生きて、平成をさらに重ねている

そんな母でさえ、今回の震災は

「生まれて初めて」

だそうで…


色々と世の中に起きるよしなしごとを経て

その母が、文字通り晩年に経験した震災は

母にとってどんなものであったのかと思います


それでも、いたって元気

やはり、元気だからこそ、ここまで生き延びてきたのでしょうね


中々、ゆっくり話す時間もなくて

言葉が以前より上手く出てこなくなった母との会話は

時間もかかるし、心の余裕も必要ですし…


ただ、最近、本当によく考えることは

「生きる」

っていうこと


はっきり言って、意味、とか、意義、とか

そんな事じゃなくて　「生きる」こと

毎日、目が覚めて、起きて、学んだり働いたり遊んだり休んだりして

夜、横になって眠って…

…そういう、毎日の繰り返しを、とにかく続けていくことが、実は

一番大事なんじゃないかって


歌にありますが、「生きてりゃ、いいさ」っていう感じ


意味や、意義は、あとからついて来るよ


花は、だた咲いているだけなのに、皆の心を慰め励ましてくれる

あなたも、ただ生きているだけで、きっと、誰かを励まし勇気づけているんだよ


母は、今、昔の大忙しから一変、時間をたっぷり持って

何もせずに過しています

でもきっと、そのことにも、大事な何かがあるんじゃないかなぁ～って…

「生きる」ことの、残す何かがあるんじゃないかなぁって…


そう、長い年月を生きている母を見て

色～～～～んな事を思う中に、思ってみる、私です