ろこめっとのこれでいいのかな?

社会問題と子ども関連にしぼって再開します!

屋久島海がめ日記 Ⅱ

2009年07月05日 15時52分25秒 | 地元九州のお話
さてさて、私が生態調査に参加したのは勧められたからです。
なので細かい活動とか現地の様子とかよくわからないまま出発しました。
よく行ったなあ、今思えば…

まず参加をするにはNPO法人うみがめ館というところに申請し、承諾してもらわねばなりません。
環境省から許可をもらって活動しているのでここを通さなければ生態調査の許可を個人でとらない限り違法になります。

参加のOKをもらえば参加するため向かいます。
詳しいことは公式サイトを見てね!

ではでは海がめの保護って何をするの? という話ですが…
Ⅰでもちょっと触れましたが卵と小亀の保護がメインです。
というのも簡単に波にさらわれる、すぐ掘り返される、人がいっぱい通る、といった場所では安全に卵がかえりません。
そこで産卵した場所を確認し安全な場所に埋めなおします。
私は産卵保護だけだったのですが小亀が生まれる時期には小亀の保護も行うそうです。

ちなみに興味本位で観光客が
○親亀をビックリさせて産卵させず海に帰ってしまう
○産卵した卵を掘り返して全滅させてしまう
○生まれて海に向かう小亀を踏み殺してしまう
などの被害をたくさんたたき出しています!
一番被害を与えている天敵は人間です。
捕食する気も危険から身を守るためでもないのにたくさん命を奪う一番の生物はヒトです。
みなさんはそんなことしないでね!

なのでそういう危険があると判断した場合法的強制力はないのですが見物のご辞退をお願いしています。
これも仕事の1つです。

産卵したカメや上陸したカメの個体数、時間、場所を記録していきます。
甲羅のサイズや屋久島ではほとんどしてないのですが重さを量ることもあるそうです。
また足を欠損したなどの理由でうまく砂を掘れないカメのお手伝いもします。
めったにいないですけどね。

慣れてくると足跡や歩く&穴掘りの音、匂いでも発見できるようになります。
しかしとにかく基本夜に上がってくるので見えにくい!
影なのかゴミなのかカメなのか… 全部視覚に頼るのはちょっとムリそうです。
また道具が重く砂浜を歩き回るのでとにかくしんどい!
雨や風も強敵でした。
カミナリのため中断した日もありました。

そして標識を打ち込むのですが…
正直私は個人的にこの作業は嫌でした。
調査のため重要なのは理解できるのですが実際に打ち込むと心が痛むと言うか…
もし選択できるならこの作業は辞退したかったです。

余談が多くぐちゃぐちゃになってしまいましたが何度か読み返してゆっくり味わってください(笑)
調査事態はやりがいがありますし嫌と言うほど海がめと産卵を見れますし保護のため卵にも触れられます。
ええ、嫌と言うほど… 時期によりますけどね。

興味がある方は屋久島海がめ館の公式サイトを見たり問い合わせてみてください。
今年は慢性的に人手不足らしいので参加もお願いしますね。


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