ろこめっとのこれでいいのかな?

社会問題と子ども関連にしぼって再開します!

いじめはなくなる?

2015年07月13日 00時03分05秒 | 子どもと接して思ったこと
いじめによる自殺、事件のたびに話題になるいじめ問題。
私はよくこう聞かれます。

「いじめってなくなりますか?」

即答します。

「なくなりません」

と。

そもそもいじめというものがないのですから。
正確には暴行罪、傷害罪、その他の犯罪ですよね。
つまり 「いじめがなくなる?」 という質問は 「犯罪はなくなる?」という質問なのです。
犯罪がゼロになるかって言ったらほぼ100%なくなりませんよね。

たとえば窃盗罪をなぜかソフトに「万引き」と別名を付けている。
このことにより気軽にやってしまう人が急増したのです。
いまだに死語にしない理由はさっぱり理解できませんが、いじめというものはなく、正確には暴行事件なのです。

つまりいじめとは事件として処理しなければなりません。
日本の教師は世界一忙しいといわれ一人一人と向き合うことが物理的に不可能になっています。
学校や教師の中で解決できるものは昔に比べ非常に少なくなっているというのが現実です。
もちろん家庭の教育力が落ち、本来しつけや育児で教えるべきことを学校に押し付けている背景もありますが。

現実にはもう事件として対応しなければならないでしょう。
四の五の理屈はあるでしょう。
しかし子どもの命を守る以上の緊急性はないのですから。
いかに大人が社会性や秩序を守っても子供の命や将来を守れなければ何の意味も持たない。
ただの大人の自己満足です。

最初に言ったようにいじめはなくなりません。
そのうえで日常にあることとして対応策を張り巡らせ、非常事態ではなく相談やヘルプの要請は恥でもなんでもないと価値観を書き換えることが肝要です。
火事もボヤのうちなら消しやすいといいます。
いじめという犯罪事件も小さいうちに全力で処理すれば大事件にはならないのです。

日和見主義や放置、責任放棄がまかり通る今の体制を変える時間はもうないのです。
今回の事件も傷害事件として捜査されるようです。
今頃加害者や学校関係者は真っ青な顔をして震え上がっていることでしょう。
遅すぎるんですがね‥

教育者、指導者としていじめ事件を他山の石にできなかった無能揃いの学校では何も救えない。
大切なことも何も教えられないでしょう。


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