定年夫婦の暮らし方(店長日記)

盛岡に住む定年夫婦(昭和20年生)の暮らしを分ち合います。

115回ピースボート世界一周航海記その11(船について、船の揺れ、緊急搬送、ヒロ島)

2024年01月07日 | 思い出の旅行

第16日目 ホノルル出航3日目 9月6日(水)
 6時起床、6時30分のヨガに参加、体をほぐす良い機会、如何に動きが悪くなっているか実感させられる、気持ち良い40分を過ごして14階で朝食、いつものメニュー、食後は部屋と部屋の前のデッキに椅子を運んで一休み、暫くするとクルーが掃除に来たので5階ロビーに移動する。
 10時30分〜11時30分 「航海の雑学〜太平洋・中米編」に参加
 船内放送で緊急搬送のため現在、ハワイ、ヒロ島に向かっている、夕方6時頃着岸予定とのこと。
 <船について>
 ・建造:1995年#
 ・造船所:(イタリア)フィンカンティエリ
 ・船籍:パナマ
 ・総トン数:77,491トン
 ・大きさ:261.3m✖️32.25m *幅はパナマ運河航行のギリギリの幅 *長さは余裕ある 
 ・エンジン:スルーザー162AV LN4
 ・プロペラ:双スクリュー6枚 直径5.79m
 ・スラスター:船首部2、船尾部2(小型スクリュー) *旋回を助ける
 ・スタビライザー:左右両舷に1基づつ
 ・球場船首(バルバスバウ):速度、燃費 *どんな船でもついている
 ・速力と距離: 1ノット    1,852m  *  最高19ノット 通常17ノット
         1マイル(海里)1,852m

<船体の動瑶>
 ・ピッチング    前後の揺れ
 ・ローリング    左右  →抑える役割 スラビライザー
               *横揺れは一番安定している状態
 ・パンティング   波の衝撃が船首を強く叩くことで起きる揺れ
 ・スラミング      同   船尾   同
 ・ヨーイング    大きな船の場合のみ起こる 左右の揺れ 
 ・ツイスティング  前の波と後ろの波で船がよじれる揺れ
<グリーンフラッシュ *緑閃光>
 ・太陽が緑色に見える、滅多に見られない。
  *日の出、日の入りの瞬間 条件:雲がない、なぎの時
<ポリネシア・トライアングル>
 ・ハワイ島、イースター島、ニュージランド島を結んだ三角形
  →同じ芸術、宗教、言語を共有している。
<パナマックス> ( )は同船舶
 ・長さ:294.1m(261.3m) 幅:32.25m(32.25m) 喫水:12.0m(8m)
<パナマ運河の構造>
 ・閘門式 
  カリブ海→ガツン閘門→ガツン湖→ケーラードカット→ペドロミゲル閘門→ミラクローレス湖→ミラフローレス閘門→太平洋 
 ・26メートルの高低差を閘門を使って通過する
 ・ロックセラーが乗り込んで作業全部行う
 ・エンジンはかけないで牽引車で引っ張る
 ・導灯 二本の導灯が一直線になるように航行する

現在:・17ノットで航行
   ・横浜から4,425マイル航行
   ・現在の温度28度(寒流の影響)
   *死んだ鳥に決して触らないように(病気で死んだ可能性が高い)

 12時、4階で和食(筍ごはん、うどん、サラダ、オレンジ、コーヒー)口直しに14階でデザート(2種類のケーキ半分づつ、パイナップル、ジュース)を食べ帰室、カミさんは昼寝、私は今日の出来事をまとめる。
 4時、ふと外を見るとかすかに島影が見えたので部屋の前のデッキへ椅子を持って出る。ヒロ港着岸まで2〜3時間以上かかりそう。5時頃、大きな山が雲から姿を現す。調べるとヘラウエア火山4200mのようだ。6時頃になると人が増え始める。ハワイ島に近づくと住宅やホテルかマンションか大きな建物が見える。船は港に入りゆっくり進んでいく。今日、説明で聞いた導灯らしき緑の灯りが2つ見えた。やがて岩壁に着岸、救急車らしい車も待機している。救急車に患者を搬送したのか船は離陸を始めた。港を抜け、また、メキシコ、マンサニージョ向け航行。
 7時50分、5階で夕食、84歳男性(Kさん)とその妹と一緒になる。旅が趣味とのこと、兄は転勤で日本全国をまわったとのこと。妹は口が悪く話したくない相手、カミさんは一生懸命話を合わせていた。
 9時帰室、りんごを食べる。カミさんは一休み。私は忘れないうちに記録を書く。


第17日目 ホノルル出航4日目 9月7日(木)*1時間進める 時差8時間
 カミさんはラジオ体操へ行くものの終わっていたとのこと、8時起床眠い、洗顔して14階へ朝食、お粥、ゆで卵、さんま、野菜の煮物、サラダ、コーヒーとあまり変わらず。帰室して、トイレを済ませアメリカ産リンゴを食べる。酸っぱいがりんご本来の味を感じる。高校の教科書「政治経済」を読む、人間は社会的動物である(アリストテレス)と国家とは何か議論する。
 12時30分、14階で昼食、豚肉料理、サラダ、パン、コーヒー牛乳、メロン。帰室して休息、少しスケッチ(雲)の修正、
 15時40分「薬剤師と学ぶ腸活。調味料編」を聞く。調味料の種類と成分の話、実際に塩と酢を味見する。普通の塩(塩気がきつく後まで残る、沖縄の天然塩はまろやかな塩気)、普通の酢(酸味がきつい)とリンゴ酢(甘く酸味少ない)。これからは値段だけでなく中身を吟味して購入しよう。
 船内放送で緊急搬送で変更になったスケジュールが発表された。メキシコ マンサニージョ着岸予定が9月14日10時となったとのこと。
 16時ショップでのど飴を買って帰室、青りんごを食べ、一休み。
 18時45分「スタッフトーク なぜ、また船に乗るのか」を聞く、ピースボートの現状と課題についてスタッフとしてどのように感じ考えているのか知りたかったが全く抽象的で個人的な内容で終始した。ディレクターなら問題意識を持っているはず、残念でした。
 終了後、5階で夕食、若者二人(男性は26歳仕事を辞めて乗った、女性もポスター貼りをやったとのこと)と同席になる。食事中はほとんど話す機会が無かったがデザートが出てからカミさんが「このフルーツ何?」と質問してから会話が始まった。
 カミさんがビールを飲みたいと言い出したので14階へ行ってアサヒスーパードライ330ccを飲む、二人で丁度良い量だった。しっかり気持ち良く酔えた。
 20時帰室。

ヒロ島、雲に隠れていたヘラウエア火山(右手)が瞬間見えた。

食事が終わり楽しい団らんが始まる。二人とも一人で参加 *記事と関係ありません。

ご夫婦と団らん、何を話しても許される雰囲気が良い。

部屋の窓、見えるのは海ばかり、気が向いた時はスケッチをしていました。


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