定年夫婦の暮らし方(店長日記)

盛岡に住む定年夫婦(昭和20年生)の暮らしを分ち合います。

115回ピースボート世界一周航海記その6(アートダンス、モンテッソーリ)

2023年12月26日 | 思い出の旅行

第6日目 8月29日(火)時差1時間 

朝食は14階「ビスタラウンジ」でいつもの内容。部屋は掃除中のため5階へ行きトイレを済ます。掃除のタイミングが悪い。同階のツアーデスクへ行き受付番号をもらう。1時間15分程の待ち時間を利用して「アートダンスとわたしの人生」を聞きに行く。カミさんはベンチで読書。

「アートダンスとわたしの人生」

<内容>
芸術、ダンスと心身の健康
・体を動かす、息をする、他の人と共有すると幸福感を感じる、それは生きている証そのもの。 
・命があると言うことは動くこと
・人は芸術に感銘を受ける
・動きは一人ひとりの特有な表現
・芸術は人の心身、健康に大きな影響を与える
 感情を探す
 考えを伝える
 充実感
 心身、心、魂に働きかける
 心身や感情の健康を促す
 ストレスの軽減
 自己肯定感の上昇
 自分と他人との絆を深める
芸術は私たちのウェルビーイングを更に深める
芸術やダンスで得られるものとは
 ・健康
 ・筋肉と骨を強くする
 ・カロリーの燃焼を助ける
 ・美的感覚と体調を向上させる
 ・心臓の容積が増える
 ・心臓血管系を強くする
 ・心臓の効率を上げる
芸術活動は自分と内なる感情や想い経験をつなげる
やりたいことができる
ドーパミン
ダンスは心と身体に働きかける
 ・精神的な集中力と調整力 
 ・ストレス解消、感情表現の向上
 ・エンドルフィンの分泌
脳と体、どちらが船長?
芸術とダンスと心と身体の健康は私たちを幸せにする
村理学や精神科学は芸術、ダンスは不安や鬱、さらにトラウマまで調和する
バランスの取れた充実した健康的な人生
ダンスは脳の能力を上げる
 プロピオセプション
 健康と身体認識、空間における身体の位置とその動きの両方を理解する能力
インテロセプション
 自分の身体に対する感覚を深め身体の中の感覚に基づき感じること、感情と反応能力
ミラーニューロン 共感の神経
 ダンスは一種のコミュニティーを作り他の人と団結して繋がって一体感を生み出す。
 ・儀式、宗教の祭りのダンス
 ・お祝い事と祭典
 ・周りと繋がりを作って
私たちをつなげてダンスという共有体験
ダンスは私たちのウエルビーイング(心の健康)を違う視点から支えてくれる要素である
 ・コミュニティーをつくることができる
 ・時間空間を共有できる幸せ
 ・ウエルビーイングは違う視点から支えてくれる
 ・体を動かすことは私たちの人生に欠かせない、人生は動き

終了後ツアーデスクでジャマイカとマイアミのツアーを申し込む。

昼食は5階マーキスダイニングで和食(カレーうどん、五目ご飯、サラダ、コーヒー)
東京上野のSさん(76歳二度ガンに罹った、妻が突然亡くなり立ち直るのが大変だった)とMさん
(80歳、趣味社交ダンス、興味地球環境と名刺に書かれていた)と同席、ピースボートのこと、環境のこと、戦争のことなど話題になった。記念に写真を撮った。

13時「平和は子供たちから始まる」深津高子
 子供が集中している時声をかけない。
 手は何の為に使うか、手は知性の道具です。   藤原房子「手の知恵」

「平和な手は平和なコミュニティーから生まれる」
「男は剃刀で髭を剃り、女は包丁で野菜を切る、二人は刃物を使って1日が始まる」
  *高田敏子
深津氏のカンボジアでの体験
 ポルポト時代
  ・急速な農業国家作り
  ・家族破壊
  ・子供をスパイにする密告社会
  ・知識層の処刑
  →200万人が亡くなった
ポルポト時代の子供たち 大石芳野写真集 
 地雷 設計者はつま先だけか足首まで怪我させるか考えて設計している
子供が初めて描いた絵
 ・強制労働
 ・処刑
 ・家族の死
  *事例 小さな手で家族を埋めている絵
難民キャンプで保育園を作った
 ・カオイダン難民キャンプ
 ・子供がいい大人に出会った場
「幼い難民を考える会」が保育園を作った
  *機織り、手作りおもちゃ
 佐藤幸江 希望の家 2700人の子供を世界に
 →平和は子供たちから始まる、人の心の中で始まるもの
ジェームズ・ヘックマン 社会経済学者 ノーベル経済賞
 貧しい家庭を支援することが一番効果的
   1ドル→6ドルになる
 学ぶ喜びは幼い頃から始めるべき

マリア・モンテッソーリ
 20世紀初めにイタリアの女性医学博士であり平和運動家マリア・モンテッソーリ(1870〜1952)が、観察を通して発見した生命が育つ法則を科学的に系統だてたもの。
「一人でするのを手伝ってください」に代表されるように、子どもには自らを育てる力があり、大人はそれを邪魔せずに援助しなければならないと訴えた。現在、モンテッソーリ教育は世界の6大陸に広がり、誕生から100年経った現在も世界中の親、教育者、そして子どもたちに支持されている。

 戦争回避は政治家の仕事
 平和の構築は教育の仕事です

「デチタ でチた できた」 (1,430円込み)購入する

14階「ホライゾンコート」でおやつ(ケーキ、ゼリー、コーヒー)
自室に戻り休む。
購入した本「デチタ でチた できた」を読む、実践的な子育て法が書いてある。
6階「リージェンシーダイニング」の夕食(締切5時30分)に遅刻したらダメとのこと、部屋で待つ(次は7時30分)ことにする。カミさんは一眠り、私は本の続きを読む。
7時30分「リージェンシーダイニング」で夕食、韓国人のM、Kさんと入口で会い、同じテーブルで食事をする、Mさんからビールをご馳走してもらい、四人で乾杯する。Mさんは英語の勉強のため海外留学の計画を持っているとのこと、平凡より困難が好きとのこと。Kさんは夫の骨をネックレスに入れていつも一緒と言う。前向きで明るい性格は韓国人の国民性か。楽しい一時を過ごせた。ビールのお礼に卓鈴桜をプレゼントすることを約束した。9時自室に戻る。
洗濯してシャワー浴びて寝る。

 

講演「アートダンスとわたしの人生」

 

「平和は子供たちから始まる」表現方法について

「平和は子供たちから始まる」講師は子どもの行動を注意深く観察することの重要性を説く。

会場の風景 参加者は多く、皆さん(特に高齢者)勉強熱心です。

水先案内人(セミナーの講師)の紹介

講師は寄港地に合わせたテーマを基に選ばれ途中から乗船し、講演が終わると下船する。そして新たな水先案内人が乗ってくる。このようにして常に寄港地に合ったテーマの講演が聞ける。


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