定年夫婦の暮らし方(店長日記)

盛岡に住む定年夫婦(昭和20年生)の暮らしを分ち合います。

115回ピースボート世界一周航海記その41(スエズ運河就航)

2024年03月26日 | 思い出の旅行

  2023年ピースボート航海記 その16 スエズ運河就航
11月9日(木) スエズ運河就航
        日の出 6:13   日の入 16:58
        晴れ、デッキは日向は刺すような暑さ、日陰は比較的涼しい

 7時、起床、よく寝むれた、夜中一度もトイレで起きなかった。熟睡するとトイレで起きないことを実証できた。
 7時30分、 朝食5階レストラン、同席した方とピースボートのこと、経営、外国人の多さ、乗客の多さ、若者のこと、など話で盛り上がる。
 9時、帰室、船は10時頃(予定の5時間遅れ)スエズ運河に入るとの放送がある。カミさんは診療所へ、私は記録作成など。
 10時、出航、日差しがキツイ中、デッキで出航風景を見る、右舷には昔(使われていない様子)の灯台、フェリー乗り場が見える。遠方には10階建て程度の高さの集合住宅が見える、かなりの棟数だ、ポートサイドは経済的に繁栄しているように見える。
 運河に数隻の船が停泊している、パシフィック・ワールド号とコンボイを組む船かもしれない。カミさん帰ってくる、よく効く薬(高価)を処方してもらったとのこと、13,000円だった。
 12時、昼食、ミニ五目寿司、そば、サラダ。同席の方から稲荷寿司が以前はパンパンにご飯が入っていたが今は本来の稲荷寿司のようにゆったり入っていて格段に美味しくなったとのこと、今度試したい。また、昨日のオプショナルツアーについての苦情、ピースボートの問題点など盛り上がった。ただ、最後はピースボートを応援したいと皆さん意見が一致していた。
 13時、帰室、スエズ運河就航を楽しむ、日本橋を撮影、使われていない様子が気になる。
 監視塔が頻繁に現れる、大きなもモノや小さなモノがある。撮影すると小さな箱のような監視塔の中に兵士がいる、立っていたり、座っていたり様々、食事やトイレはどうする?
 駐屯地のような塀に囲まれた建物が何箇所もあった、大勢の兵士の姿も見えた。数kmおきに駐屯地を、数百メートル毎に小さな監視塔を置いているように思えた。
 運河は砂の山に囲まれている、多分運河を掘った時の砂を両サイドに積んだのではないかと考えた。また、堀のような窪地があり、排水管が数本刺さっている、浚渫した泥を入れて水を運河に戻す装置のように思えた。帰ってから調べたい。乗客から工事中に10万人亡くなったと聞いた。掘削用の機械が不十分で人力に頼ったと思われる、難工事で危険だったことは想像できる。
 湖?か幅の広い場所に来たら大型船が数隻すれ違って横向きになって停船した、同様に3隻が横向きに停船した。その後、その横を貨物船が進んでいく、コンボイの順を調整しているのかもしれない。すれ違った船はコンテナ船、タンカー、天然ガスなどで客船はいなかった。
 船内放送で間も無くイスマエルが見えてくる、レセップスの墓もあるとのこと、デッキから見たが分からない、土手に大きな肖像画が3枚現れ、十字架がついた建物も見える、この付近は18年前に見た記憶がある。(その時は逆コースでここからスエズ運河に入ったと記憶している)
 水路が2つに分かれ左側は砂の土手が続く、4時30分の船内放送でグレートビター湖に入った、40分後にスモールビター湖にそしてスエズ港に入るとのこと。この辺の位置関係は分からない。
  5時30分、5階で夕食、6人席、男二人は知り合いらしく話し合っている、隣は夫婦で話題は無いようだ黙っている。食後、私が隣の夫に昨日のピラミッド観光の顛末を話すと皆さん一気に不満が爆発、6名全員参加でけんけんがくがくとなった。ほとんど方がピースボートの問題点を指摘、それでも結論はピースボートは必要、これらも応援をしていくと言う結論で終わった、めでたしめでたし。終わった後、奥さんから不満を吐き出すことができてよかったと感謝された。
 7時、帰室、カミさんと普段はなかなか話せないことなど率直に話し合う。

 

 

 いよいよ出航

 

 ブイに固定されたロープを外す

 

 庶民的なアパートが並んでいる。

 

エジプトぽいアパート 

 古い灯台を発見

 

 灯台のUP(使われていない)

 

 フェリー(Port Fouad Ferry)乗場

 

 フェリー乗場

 

 スエズ運河に入る

 

 監視塔、中にいる兵士が見える、真夏はどうなるのか心配?

 

 巨大なクルーズ船が見える

 

 コンボイで運河を進む

 

 日本橋

 

 日本の国旗が見える

 

 エル・フェルダン回旋鉄道橋、列車が通過する時、橋が中心を軸に回旋する、普段はこの状態。

 

 運河を守る軍の基地?

 

 兵隊が運河に向かって並んでいた。

 

 立派な作りの監視塔

 

 基地?

 

 戦争慰霊碑と戦車 手前の看板には「英雄的行為と尊厳の殉教者、軍の息子そしてエジプトの息子」と書いてある。(Google翻訳)

 

 フェリー乗場、橋が少ないのでフェリーに頼っている印象

 

 フェリーの横に「贈収賄は伝染する」と書いてある。ただ乗り(顔パス)? *Google翻訳

 

 アパート群が見える

 

 エル・シェター・モスク、壁画は誰か?

 

 運河を抜ける 

 

11月10日(金) 日の出 6:00   日の入 16:54

 海賊対策:船腹に有刺鉄線が張られていた。

 8時、4階で朝食、6人席で女性の3人は友達同士の様だった、話が弾んでいる。私たちともう一人は同年齢の女性に食後話しかける。ポートサイドでは自由行動で市内とフェリーで対岸へ行ったとのこと。ピースボートは6回目でオプショナルツアーは取らないで自由行動とのこと、ピースボートに慣れている方だった。
 9時、帰室、記録の整理
 12時、4階で昼食、ご飯とうどん(汁が少ない)
 13時、「ドキュメンタリーは嘘をつく」上映&トーク」森達也
 ドキュメンタリーをテーマにしたテレビ番組の撮影収録場面を記録したもの。関係者への取材と注目されている若い監督が自分を置いて失踪した父親と再会する場面など出演者自身で撮影した映像などで構成されている、汚らしい髭ズラの森さんはドキュメンタリーぽさを演出している?またハンディカメラでの撮影もホントらしさを演出している。ドキュメンタリーって演出だ、筋書きがあって、撮影の対象も、画像も決まっていく。それ以外は切り捨てていく。
 ドキュメンタリーを手掛ける監督は全員ドキュメンタリーはフィクションだ、真実なんてない、真実がわかるのは神様しないない。色々な断片を集めてボーッとした真実に迫る事しかできない、と言う、体験的な忸怩たる思いを吐露していた、謙虚で良かった。
 セミナーが終わり、シアターを出るとデッキに人だかり、何かと見てみると有刺鉄線が巻かれていた、海賊対策だと言う。心もとないがやらないより良さそう。少なくとも海賊を警戒していると言うメッセージになるだろう。
 15時、帰室、部屋で休む、エジプトの疲れが出たよう。だるいので寝る。
 18時、カミさんに食べないで寝ると言うと14階からパンと紅茶を持ってきてくれた。
    パン2個、在庫のバナナ、りんごを食べて寝る。

11月11日(土)  日の出 6:40  日の入 17:45

 薄曇り、波穏やか、止まっている様に航行、

 6時、起床、快適、疲れが取れたよう。 7時、5階で朝食、納豆、海苔、焼き魚、昆布、梅干し、味噌汁、オレンジ、トマトジュース、ヨーグルト、コーヒー
 同席の女性(20年生まれ、一人で乗船)と食後に会話をする。家族を全て亡くしてピースボートは8回目、オプショナルツアーは参加しないで一人で寄港地を散策している。ポートサイドでは市内と対岸へフェリーで渡り散策した。観光では経験できない地元の人との交流を楽しんでいる。例えば、配布された紙で折り鶴(羽をパタパタさせる)を作っておき、綺麗に包まれているキャンデーと一緒に子供に渡すと喜んでくれる。フェリーでも親子連れと交流できた。また、ピースボートのことについて次のような話をしてくれた。
・中国資本が入っている、エコシップは中国で作る。
・申し込み金は色々理由(次のクルーズ用に預けておくと利息がつきます等)をつけて返さない、裁判を起こすと即金で返す。老人が多いので亡くなってうやむやになってしまうことを期待している様だ。
言うべきこと、要求するべきことはしっかり伝えることにしている。これはボケ防止でもある。話が止まらない状態だった。
 8時30分、帰室、掃除中だったので14階でお茶をする。
 9時、帰室、記録作成など
12時、昼食、チャーハン、中華そば、餃子
 一緒だった二人の女性(一人は同年齢、一人は少し若いか?)と懇談、波が高かったのでオーロラを見られる圏内に入らなかったと聞いたことを話したら驚いていた。オーロラ見物が大きな目的だったとのこと。
 1時、帰室、ポーランドの記録、写真整理後寝る。
 4時、作業開始
 5時、5階で夕食、サーモンの前菜、ニンジンスープ、豚肉、フルーツ盛合せ
 同席した長崎の夫婦と懇談、遠藤周作記念館、五島列島の巡礼のこと教えてもらう。
 7時、帰室


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