6月13日(火) パナマ クリストバル ツアー「ボートツアーと熱帯林ハイキング」に参加
ジャマイカから1日半の航海でパナマ運河の入口、クリストバル港に13時着岸。雨が降って温度が少し下がり朝晩は心地よい気温であった。海は荒れていないのにかなり揺れを感じる航海であった。

カリブ海を行くトパーズ号

カリブ海の海の色
部屋の丸窓から遠くの防波堤と直ぐ側に灯台が見える。デッキに登ると南にパナマ運河の入口と北に待機している数隻の大型コンテナ船が見える。埠頭に体育館のような大きな建物が見え、中で土産屋が開店準備をしている。

パナマ/クリストバル港
我々はパナマが治安の悪いことと、寄港時間が13時から19時の6時間しかないことからツアー「ボートツアーと熱帯林ハイキング」に参加した。上陸説明会では治安が悪いので今まで寄港しなかったとのこと。今回は要望が多かったので寄港することになったが治安の問題から帰船リミットを19時に設定したとのことであった。
12時に昼食をとり13時30分下船、建物の中を通り入国審査なしで通過、マイクロ・バスに乗り込みチャグレス川に向かう。検問所を通過するとバスターミナルがある。独特のヘアスタイルと派手なペイントが目につく。バスは運河職員の官舎前を通り線路を渡る。元気のよい現地ガイドが灰色イグアナがいると線路方向を指差す。見ると線路の上でじっとしている姿が見える。灰色イグアナと緑イグアナがいて緑イグアナは食用になるとのこと。

下船風景
バスを走らせガトゥン閘門に出ると車が数台停まっている、その前方に大きな煙突がゆっくり動いている。丁度船が運河を通過しているところであった。閘門が閉まると同時に道路がつながり車が通れるようになる。この間、閘門内に水を溜め、水位が上がったら船は次の閘門に移動する。長い場合で20分位待たされるとのこと。

運河を渡る/赤信号

運河を渡る/船が運河を移動

運河を渡る/青信号

コンテナ船が運河を移動
我々は10分程待って閘門を渡り、ガトゥン・ダム湖に向かう。湖に着くと20人乗り位の小さなエンジン付きボートが待機している。乗り込むと運転手兼ガイドは大きな木がある岸に近づき、木の中央に猿がいると言う。皆懸命に指差す方向を見るがなかなか見つからない、しばらくして黒い塊を見つけ、それが猿であることに気づく。
ボートは動物が逃げてしまうのではと思えるようなけたたましいエンジン音を響かせて走り回る。しかしガイドはエンジンの騒音の中で○○鳥の鳴き声が聞こえると言う、数十種類の鳥を形だけでなく鳴き声で判別できるとのこと。40分程の時間で猿、蟹、腹が黄色の鳥等何種類かの鳥を目撃することができた。岸辺にクロコダイルがいてガイドがレザー光で示してくれたが確認できなかった。

ボートに乗る

湖の周辺の風景

ボートの中
href="https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/af/985a155f179f1f10a84f529df1a7e095.jpg">
猿を発見
ボートを小さな桟橋に着けて上陸し熱帯雨林を歩いて動植物を観察する。虫除けスプレーを露出部分に吹き歩く準備をする。熱帯雨林はさわやかな湖面と違い蒸し暑い。幅2m程の道がついているので歩くのは問題ない。
歩き始めて間もなくガイドが猿を発見し教えてくれる。ガイドは木を探しては上を見ている、餌になる実のなる木を見つけて、その実が食べ頃になっているか確認して、食べにきている動物や鳥を探しているようだ。猿を見た付近の道に丸いピンポン球の様な木の実が落ちていた。ガイドはもう少し熟した実は猿の好物であると教えてくれた。
パナマ帽の材料になる植物を折って、皮をむいて白い茎を食べて、ジャングルで食べ物が無くなったら猿が食べている植物を食べれば生き残れる、自分は猿がこのようにして食べているのを見たことがあるとサバイバルの方法も教えてくれる。
幹の中程がきりたんぽの様に膨らんでいるのが見られる、シロアリの巣とのこと。巣を作る材料を地上から運んであのような形の巣を作るとのこと。ガイドに言われて足下を見るとシロアリが行進している、それほど大きくはない。
しばらく歩くと木の葉を運んでいるアリに出会う。5ミリ角程に切断した緑色の葉をせっせと運んでいるアリの行進が切れ目なく続いている。絵本の世界に入り込んだ気分であった。このアリは地上に巣を作り葉を集めて腐らせキノコを発生させて食糧にするとのこと、栽培するアリである。集める葉は決まっているとのこと。

ジャングルの中

ジャングル/蟻の行進
50分程でバスが駐車している場所に到着、途中で雷が鳴りスコールがあるかと心配したが何とか降らずに済んだ。
バスは来た道を引き返し、ガトゥン閘門へ向かう。帰りも船が通行中で待ち時間があったので今回は降りて見学する。巨大な船が閘門を通過する様子は迫力がある。
ガトゥン閘門は見学コースになっていて建物の上から運河の仕組みを見ることができる。上流の閘門が閉まり、排水され水位が下の閘門と同じなったら下流の閘門が開き、船が電気機関車に引っ張られて閘門の中に入る。完全に入ったら下流の閘門が閉じられる、この時通路もつながり車も人も通行できる。そして閘門の中に水位が高い上流の水が流れ込んで水位を上げていく。水位が上段の閘門と同じになれば前の閘門が開き船が再び引かれて移動する。
閘門に水を満たすために水位の高いガトゥン湖の水を利用している。ガトゥン湖の水位と水量維持がパナマ運河にとって非常に大事であることがわかる。そのためにチャグレス川にダムを築き巨大な人造湖を築いている。更にチャグレス川の上流にダムを築いてチャグレス湖の水量調整をしている。これらのダムで発電し船を牽引する電気機関車の電源として使用されている。

閘門

運河を見渡せる展望台

閘門の全景
ガトゥン閘門見学を終え、17時45分港に帰る。早速ゲートの中のカフェでガイドから教わったパナマ・ビール「SOBERANA」を飲む、あっさりした味でもの足らないがしっかり冷えてて美味しかった。
お土産屋を見てまわり、ショール3点(30ドル)、チョコレート4点(20ドル)、マラカス8ドル、絵はがきを買う。ドルを使い果たして奥に行くと屋台の土産屋が店を出している。その中に全身刺青をしたインデオのコーナーがあった。男も女も服を着たように全身黒く刺青をした姿でいたのにショックを受けた。帰船リミットが迫っていたので彼らの土産品や刺青をしっかり見ることができなかったのが残念であった。白人の女性が側にいたが支援者だろうか。土産を売るためにあのような姿をしているのか、日常的なのか。後から写真を撮ると1ドル取られると聞いたので売物にしていると思われる。誇りを捨て金のためなら何でもやるような彼らの姿はここにふさわしくないと思った。

お土産や風景

パナマ・ビール「SOBERANA」

インディオ
ジャマイカから1日半の航海でパナマ運河の入口、クリストバル港に13時着岸。雨が降って温度が少し下がり朝晩は心地よい気温であった。海は荒れていないのにかなり揺れを感じる航海であった。

カリブ海を行くトパーズ号

カリブ海の海の色
部屋の丸窓から遠くの防波堤と直ぐ側に灯台が見える。デッキに登ると南にパナマ運河の入口と北に待機している数隻の大型コンテナ船が見える。埠頭に体育館のような大きな建物が見え、中で土産屋が開店準備をしている。

パナマ/クリストバル港
我々はパナマが治安の悪いことと、寄港時間が13時から19時の6時間しかないことからツアー「ボートツアーと熱帯林ハイキング」に参加した。上陸説明会では治安が悪いので今まで寄港しなかったとのこと。今回は要望が多かったので寄港することになったが治安の問題から帰船リミットを19時に設定したとのことであった。
12時に昼食をとり13時30分下船、建物の中を通り入国審査なしで通過、マイクロ・バスに乗り込みチャグレス川に向かう。検問所を通過するとバスターミナルがある。独特のヘアスタイルと派手なペイントが目につく。バスは運河職員の官舎前を通り線路を渡る。元気のよい現地ガイドが灰色イグアナがいると線路方向を指差す。見ると線路の上でじっとしている姿が見える。灰色イグアナと緑イグアナがいて緑イグアナは食用になるとのこと。

下船風景
バスを走らせガトゥン閘門に出ると車が数台停まっている、その前方に大きな煙突がゆっくり動いている。丁度船が運河を通過しているところであった。閘門が閉まると同時に道路がつながり車が通れるようになる。この間、閘門内に水を溜め、水位が上がったら船は次の閘門に移動する。長い場合で20分位待たされるとのこと。

運河を渡る/赤信号

運河を渡る/船が運河を移動

運河を渡る/青信号

コンテナ船が運河を移動
我々は10分程待って閘門を渡り、ガトゥン・ダム湖に向かう。湖に着くと20人乗り位の小さなエンジン付きボートが待機している。乗り込むと運転手兼ガイドは大きな木がある岸に近づき、木の中央に猿がいると言う。皆懸命に指差す方向を見るがなかなか見つからない、しばらくして黒い塊を見つけ、それが猿であることに気づく。
ボートは動物が逃げてしまうのではと思えるようなけたたましいエンジン音を響かせて走り回る。しかしガイドはエンジンの騒音の中で○○鳥の鳴き声が聞こえると言う、数十種類の鳥を形だけでなく鳴き声で判別できるとのこと。40分程の時間で猿、蟹、腹が黄色の鳥等何種類かの鳥を目撃することができた。岸辺にクロコダイルがいてガイドがレザー光で示してくれたが確認できなかった。

ボートに乗る

湖の周辺の風景

ボートの中
href="https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/af/985a155f179f1f10a84f529df1a7e095.jpg">

猿を発見
ボートを小さな桟橋に着けて上陸し熱帯雨林を歩いて動植物を観察する。虫除けスプレーを露出部分に吹き歩く準備をする。熱帯雨林はさわやかな湖面と違い蒸し暑い。幅2m程の道がついているので歩くのは問題ない。
歩き始めて間もなくガイドが猿を発見し教えてくれる。ガイドは木を探しては上を見ている、餌になる実のなる木を見つけて、その実が食べ頃になっているか確認して、食べにきている動物や鳥を探しているようだ。猿を見た付近の道に丸いピンポン球の様な木の実が落ちていた。ガイドはもう少し熟した実は猿の好物であると教えてくれた。
パナマ帽の材料になる植物を折って、皮をむいて白い茎を食べて、ジャングルで食べ物が無くなったら猿が食べている植物を食べれば生き残れる、自分は猿がこのようにして食べているのを見たことがあるとサバイバルの方法も教えてくれる。
幹の中程がきりたんぽの様に膨らんでいるのが見られる、シロアリの巣とのこと。巣を作る材料を地上から運んであのような形の巣を作るとのこと。ガイドに言われて足下を見るとシロアリが行進している、それほど大きくはない。
しばらく歩くと木の葉を運んでいるアリに出会う。5ミリ角程に切断した緑色の葉をせっせと運んでいるアリの行進が切れ目なく続いている。絵本の世界に入り込んだ気分であった。このアリは地上に巣を作り葉を集めて腐らせキノコを発生させて食糧にするとのこと、栽培するアリである。集める葉は決まっているとのこと。

ジャングルの中

ジャングル/蟻の行進
50分程でバスが駐車している場所に到着、途中で雷が鳴りスコールがあるかと心配したが何とか降らずに済んだ。
バスは来た道を引き返し、ガトゥン閘門へ向かう。帰りも船が通行中で待ち時間があったので今回は降りて見学する。巨大な船が閘門を通過する様子は迫力がある。
ガトゥン閘門は見学コースになっていて建物の上から運河の仕組みを見ることができる。上流の閘門が閉まり、排水され水位が下の閘門と同じなったら下流の閘門が開き、船が電気機関車に引っ張られて閘門の中に入る。完全に入ったら下流の閘門が閉じられる、この時通路もつながり車も人も通行できる。そして閘門の中に水位が高い上流の水が流れ込んで水位を上げていく。水位が上段の閘門と同じになれば前の閘門が開き船が再び引かれて移動する。
閘門に水を満たすために水位の高いガトゥン湖の水を利用している。ガトゥン湖の水位と水量維持がパナマ運河にとって非常に大事であることがわかる。そのためにチャグレス川にダムを築き巨大な人造湖を築いている。更にチャグレス川の上流にダムを築いてチャグレス湖の水量調整をしている。これらのダムで発電し船を牽引する電気機関車の電源として使用されている。

閘門

運河を見渡せる展望台

閘門の全景
ガトゥン閘門見学を終え、17時45分港に帰る。早速ゲートの中のカフェでガイドから教わったパナマ・ビール「SOBERANA」を飲む、あっさりした味でもの足らないがしっかり冷えてて美味しかった。
お土産屋を見てまわり、ショール3点(30ドル)、チョコレート4点(20ドル)、マラカス8ドル、絵はがきを買う。ドルを使い果たして奥に行くと屋台の土産屋が店を出している。その中に全身刺青をしたインデオのコーナーがあった。男も女も服を着たように全身黒く刺青をした姿でいたのにショックを受けた。帰船リミットが迫っていたので彼らの土産品や刺青をしっかり見ることができなかったのが残念であった。白人の女性が側にいたが支援者だろうか。土産を売るためにあのような姿をしているのか、日常的なのか。後から写真を撮ると1ドル取られると聞いたので売物にしていると思われる。誇りを捨て金のためなら何でもやるような彼らの姿はここにふさわしくないと思った。

お土産や風景

パナマ・ビール「SOBERANA」

インディオ