念願の春の東・北海道を満喫するドライブ旅行/4泊(船中2泊、ホテル2泊)5日を体験しました。運転は北海道通の知人夫妻、私たちは車に乗っているだけ、ビールやワインを飲みながらのまさに大名旅行でした。
コース/
25日(金)盛岡「夜10時出発」~青森
26日(土)青森港「2:40出航」青函フェリー~函館港「6:20着」
函館~神威岬~余市~小樽~苫小牧 泊
27日(日)苫小牧~日高~襟裳岬~池田~帯広 泊
28日(月)帯広~新得町~苫小牧港「19:30出航」
29日(火)秋田港「着」秋田~国見温泉~盛岡
目が覚めたら函館、揺れも少なく良い航海でした。右手に箱館山が見えます。
青函フェリー「びるご」は4時間程で函館港に到着
函館駅前の名物朝市の主役はカニと海鮮丼でした。丼のサンプルは壮観でした。
太平洋側から日本海側に抜ける国道5号線を少し外れた集落(黒松内町)に何と和菓子屋さん「すずや」がありました。早速購入し、車の中でいただきましたが美味しかったですよ。ご主人は東京の和菓子屋さんで修業した方とのことでした。北海道通の同行者のおかげでした。サプライズはこれだけではありませんでした。
知人がやたらと急いでいたのはぜひここの寿司(勝栄鮨)を食べさせたい為だったとのこと、知人の計画通り12時に到着。上寿司はネタもシャリも特大でした。
日本海を望む弁慶岬、ここで弁慶が義経を待ったとのこと。
義経はここまできたか!想像力の逞しさに感嘆。
神威岬と美しいシャコタンブルーの海。地球の丸さがわかる程、水平線が広がっていました。
小樽のカフェ「はち」、見事に愛想のない店でした。小樽は唯一ここだけ寄ってコーヒーを飲んで苫小牧に向かいました。私たちの旅を象徴していると思います。
パン屋さんです、和菓子屋さんと同様に、小さな集落の一角にあります。フランスで就業しただけあってパンは本格的なものでした。ここのフランスパンはお勧め。この後、車中でワインでパンを味わったので確かです。こんな辺鄙な場所で本格的なフランスパンが売れる(経営が成り立っている)北海道を見直しました。こんな発見が今回の旅のテーマです。
ほとんど売れ切れてこれしか残っていませんでした。残ったパンをゲット。
車窓から見えた日高の景色、広大な牧場が広がっています。
襟裳岬ではやませ(冷たい霧)で視界はきかず冷蔵庫に入ったようでした。
歌詞にある「……えりもの春は何もない春です」、その通りの風景が広がっていました。「何もない」をプラス思考すれば「何もないがある」、人工物がないことが魅力になる。
帯広市内にある真鍋庭園内のカフェ
北海道のチーズとワインを味わいたかったらと案内された帯広市内のレストラン、オーナーの前にあるのはチーズ(ラクレット)を熱する道具。他にアスパラ、生ハム、ピクルスを注文、美味しかったし北海道を感じることができました。
チーズ(ラクレット)は新得町の共働学舎製、パンは市内のパン工房(あさねぼう)製、オーナーに「パン屋があさねぼうではダメなんじゃないの?」と問うと時間をかけて発酵させるためとのこと。
翌日、あさねぼうと共働学舎へ行くことにしました。あさねぼうは住宅街の外れにあり、ようやく見つけることができましたがあいにく定休日でした。
写真は新得町の共働学舎のレストランと売店です、お客さんが次々訪れていました。
精神的な悩みを持った人々が共に働き学ぶ共働学舎は広大な敷地に牧場、牧草地、牛舎、チーズ工場、売店等の施設を持っています。
そばの町、新得町のそば屋さんで「ニシンそば」の昼食、ニシンと麩が入っていました。これもお勧め。
苫小牧港のフェリーターミナルのチケット売場
苫小牧港~秋田港間のフェリー乗船券、エコノミークラス 4,400円は安い。
フェリー「しらかば」2万トンの立派な船でした。海の見える大浴場もあり満足しました。
19時30分、苫小牧港を出港し秋田に向かう
秋田から46号線で盛岡に向かう途中、国見温泉に寄る。予定外の行動も楽しいものです。昔の温泉は泥の中に入る様でしたが最近はきれいになっています。