goo blog サービス終了のお知らせ 

定年夫婦の暮らし方(店長日記)

盛岡に住む定年夫婦(昭和20年生)の暮らしを分ち合います。

北海道の旅

2012年06月02日 | 思い出の旅行

 念願の春の東・北海道を満喫するドライブ旅行/4泊(船中2泊、ホテル2泊)5日を体験しました。運転は北海道通の知人夫妻、私たちは車に乗っているだけ、ビールやワインを飲みながらのまさに大名旅行でした。

  コース/

      25日(金)盛岡「夜10時出発」~青森

      26日(土)青森港「2:40出航」青函フェリー~函館港「6:20着」

            函館~神威岬~余市~小樽~苫小牧 泊

      27日(日)苫小牧~日高~襟裳岬~池田~帯広 泊

      28日(月)帯広~新得町~苫小牧港「19:30出航」

      29日(火)秋田港「着」秋田~国見温泉~盛岡

 

目が覚めたら函館、揺れも少なく良い航海でした。右手に箱館山が見えます。

 

青函フェリー「びるご」は4時間程で函館港に到着

 

函館駅前の名物朝市の主役はカニと海鮮丼でした。丼のサンプルは壮観でした。

 

太平洋側から日本海側に抜ける国道5号線を少し外れた集落(黒松内町)に何と和菓子屋さん「すずや」がありました。早速購入し、車の中でいただきましたが美味しかったですよ。ご主人は東京の和菓子屋さんで修業した方とのことでした。北海道通の同行者のおかげでした。サプライズはこれだけではありませんでした。

知人がやたらと急いでいたのはぜひここの寿司(勝栄鮨)を食べさせたい為だったとのこと、知人の計画通り12時に到着。上寿司はネタもシャリも特大でした。

 

日本海を望む弁慶岬、ここで弁慶が義経を待ったとのこと。

義経はここまできたか!想像力の逞しさに感嘆。

神威岬と美しいシャコタンブルーの海。地球の丸さがわかる程、水平線が広がっていました。

 

小樽のカフェ「はち」、見事に愛想のない店でした。小樽は唯一ここだけ寄ってコーヒーを飲んで苫小牧に向かいました。私たちの旅を象徴していると思います。

 

 

パン屋さんです、和菓子屋さんと同様に、小さな集落の一角にあります。フランスで就業しただけあってパンは本格的なものでした。ここのフランスパンはお勧め。この後、車中でワインでパンを味わったので確かです。こんな辺鄙な場所で本格的なフランスパンが売れる(経営が成り立っている)北海道を見直しました。こんな発見が今回の旅のテーマです。

 

ほとんど売れ切れてこれしか残っていませんでした。残ったパンをゲット。

 

車窓から見えた日高の景色、広大な牧場が広がっています。

 

襟裳岬ではやませ(冷たい霧)で視界はきかず冷蔵庫に入ったようでした。

 

歌詞にある「……えりもの春は何もない春です」、その通りの風景が広がっていました。「何もない」をプラス思考すれば「何もないがある」、人工物がないことが魅力になる。

帯広市内にある真鍋庭園内のカフェ

 

北海道のチーズとワインを味わいたかったらと案内された帯広市内のレストラン、オーナーの前にあるのはチーズ(ラクレット)を熱する道具。他にアスパラ、生ハム、ピクルスを注文、美味しかったし北海道を感じることができました。

チーズ(ラクレット)は新得町の共働学舎製、パンは市内のパン工房(あさねぼう)製、オーナーに「パン屋があさねぼうではダメなんじゃないの?」と問うと時間をかけて発酵させるためとのこと。

翌日、あさねぼうと共働学舎へ行くことにしました。あさねぼうは住宅街の外れにあり、ようやく見つけることができましたがあいにく定休日でした。

写真は新得町の共働学舎のレストランと売店です、お客さんが次々訪れていました。

 

精神的な悩みを持った人々が共に働き学ぶ共働学舎は広大な敷地に牧場、牧草地、牛舎、チーズ工場、売店等の施設を持っています。

 

 そばの町、新得町のそば屋さんで「ニシンそば」の昼食、ニシンと麩が入っていました。これもお勧め。

 

苫小牧港のフェリーターミナルのチケット売場

 

苫小牧港~秋田港間のフェリー乗船券、エコノミークラス 4,400円は安い。

 

フェリー「しらかば」2万トンの立派な船でした。海の見える大浴場もあり満足しました。

 

19時30分、苫小牧港を出港し秋田に向かう

 

 

秋田から46号線で盛岡に向かう途中、国見温泉に寄る。予定外の行動も楽しいものです。昔の温泉は泥の中に入る様でしたが最近はきれいになっています。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南三陸の被災地

2012年05月06日 | 思い出の旅行

26日盛岡を出て大船渡を経由し45号線を仙台まで南下しました。その折に見た被災地です。

大船渡市/屋台村風景

大船渡市/屋台村の向かい側にビニールハウス居酒屋がありました。

大船渡市/被災した箇所は瓦礫が除かれすっかり整備されていました。

陸前高田市/瓦礫集積場では分別作業が行われていました。タイヤの山や木材の山が築かれていました。

陸前高田市/有名な一本松が瓦礫の奥に見えました。

陸前高田市/道の駅の建物、良く利用した施設です。奥に松葉林がありました。

陸前高田市/曲った鉄骨は津波の破壊力を見せつけていました。

南三陸町/津波で破壊された建物の残骸が残る無情な風景が広がっていました。

津波浸水想定区域を示す看板、国は津波の被害を想定していたが本気ではなかったのか?

海岸沿いにある道の駅大谷海岸も被害を受け、現在は仮設で営業。

津波の爪痕、線路(左側、トンネルが見える)は破壊され、波をかぶった林は杉が枯れ、林地は崩れていました。 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桜風景

2012年05月06日 | 思い出の旅行

4月26日から29日の日程で南三陸、郡山、奥会津、足利、鶴岡、角館を回って来ました.その時見た桜の風景です、まさに日本は桜の国でした。

   

   大船渡の仮設住宅と桜です。

郡山から奥会津に向かう途中、土手に若い桜の並木が広がっていました。

農作業をする人はいましたが桜を見物する人はいませんでした。

長沼城の桜、満開でしたが人影はまばらでした。

鶴岡の桜です、沢山の人が見物していました。

鶴岡の桜です。散った桜の花びらが池に浮かんでいました。

   

鶴岡のカトリック教会にあった桜です。日曜日の9時ミサに預かりました。

   

番外編/酒田市にあった倉庫街のケヤキ並木です、見事でした!

角館の桜並木です。6時過ぎで少し薄暗くなっていました。

   

角館の夜桜風景、桜は裸電球の下でも美しい。

花より団子、美しい桜も見過ぎるとあきるのか屋台は大賑わいでした。 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

再び軽井沢へ

2011年09月14日 | 思い出の旅行
 大人の休日倶楽部パス(JR東日本及びJR西日本北陸エリア一部、4日間乗り降り自由 15000円)を使って夫婦で9日から11日の日程で東京と上田(長野県)に旅行しました。
 東京から上田に行く途中、軽井沢で下車して旧軽井沢を散策をする計画をたて東京駅に向かいました。自由席は空いているだろうとの甘い判断で指定も取らず行ったらホームは大変な行列が出来ていました。列車は超満員、軽井沢まで1時間30分位なので暑いホームで次の列車を待つよりましと思って乗りました。結局、軽井沢まで超満員状態でした。久しぶりの満員体験でした。
 東京は大変な暑さでしたが軽井沢は涼しいだろうと期待していたのですがあまり変わらない暑さでした。(ホームは風が通り涼しかったのですが…)


 旧軽井沢の商店街、ここは避暑地かと疑いたくなるほどのの暑さでした。それにしても魅力の無い店の多いこと。


 それでも気にいった店がありました。その内の1つです。綿の無地に特化した衣類を販売していました。



 前回は結婚式の為、内部が見られなかった聖パウロカトリック教会、今日は見ることが出来ました。


 カトリック教会の内部です、木造の小さな教会は親しみを感じました。信者にとっては祈りの場ですが頻繁に観光客が出入りするほとんど観光施設になっている感があります。


 カトリック教会を訪れた後、別荘内を散策しました。案内看板は別荘持ちのステイタスになっているようです。


 別荘地としての軽井沢を発見した宣教師ショーが創設した軽井沢ショー記念礼拝堂です。今日は結婚式のため内部に入ることは出来ませんでした。


 別荘地内を散策しました。さすがに木陰は涼しく、美しい風景と伴に軽井沢を味わいました。


 別荘地を散策していたらクラフトショップ「羽65」を発見、早速見物させていただきました。オーナーご夫妻にお話を伺うことができました。この別荘は元はイギリス聖教会の牧師の黙想の家だったそうです。今は織物作家の奥さんの仲間の作品を展示販売するショップ「羽65」になっています。私もクラフトに携わってきたので共通の知人の名前が出て来ました。


 「羽65」を出て別荘地内の散策を続けました。


 自然石の低い塀が軽井沢の景観を魅力あるものにしています。残念ながら最近はイノシシ等の野生動物を防ぐために醜い塀が出現していました。


 無人の別荘で狸を発見しました。


 商店街だけでなく別荘地を訪れると魅力あるレストランやショップに出会えますよ!
 私たちは3時間ほどでしたが軽井沢(ごく一部)を満喫しました。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年も八戸三社大祭を見に行きました。

2011年08月06日 | 思い出の旅行
 今年も八戸市内で開催される三社大祭(7月31日~8月4日)を見物しました。青森の「ねぶた」に隠れて知られていませんがその分、観光化していない本来の祭りの良さ(住民による住民のための住民の祭り)を感じます。八戸の明神宮、靇神社、新羅神社の三神社の合同による豊作祈願行事がその始まりだそうです。今年は見られませんでしたが神輿の行列は江戸時代を彷彿とさせます。


 山車を見物する人は事前に歩道にガムテープを張り席を確保しておく。奥に既に席を確保し座っている人が見えます。


 このように敷物を敷いて席を確保し見物します。ディズニーランドからミッキーマウスが特別参加、大変な人が集まり私たちの席は群衆に取り囲まれてしまいました。


 山車が目の前を通り過ぎて行く迫力


 山車の一部の飾りが上に伸び、横に広がる、三社大祭の山車の見物風景です。


 趣向を凝らした山車が繰り出します。






 山車で太鼓を叩いたり、山車を引いたり子ども達が大活躍していました。郷土愛を育む良い機会になると思いました。










 行列が通り過ぎ、見物客は席の目印のガムテープをはがし元の状態に戻します。








 



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大人の休日倶楽部パス旅行記(その4)

2011年07月10日 | 思い出の旅行
 大人の休日倶楽部パスを使って1日目は長野、軽井沢へ2日目は青森、秋田へ3日目は休んで4日目は東京へ行ってきました。
 今回は昭和44年まで住んでいた亀戸の旧宅周辺を久しぶりに見て回ることができました。


 交差点風景/亀戸七福神巡りの看板


 亀戸駅前の商店街で昔のままの奇跡的な店舗がありました。亀戸4丁目交差点にある豆屋さんです。この近くに味噌屋さんがあったのですが、残念ながら無くなっていました。


 小学3年生まで通った香取小学校/何の面影も無い立派な校舎が建っていました。


 香取神社


 日吉屋は昔からあるそば屋さんです。ここでカレー丼とそばのセットを食べました。カレーはなつかしいそば屋さんの伝統的なカレー味でした。刻み長ネギが入っているのも良いですね。


 香取神社にある亀戸大根の碑です。亀戸は大根(石碑のような形)の産地だったのです。


 亀戸天神です。本殿は修理中でした。葛餅で有名な船橋屋があります。


 亀戸天神の太鼓橋から見たスカイツリー。太鼓橋が木造からコンクリートに変わった時もびっくりしましたがスカイツリーにびっくり。


 鷽(うそ)の碑です。1月に鷽替えと言う行事があります。


 住まいがあった周辺の風景です。両親が健在だった頃は夏休みと冬休みには必ず家族で訪れました。子ども達にとっても懐かしい場所になっています。


 昔、通った銭湯「天神湯」です。隣に駄菓子屋さんがあって子ども達が湯上がりにアイスクリームを買うのが楽しみでした。


 旅は良いですね!大人の休日倶楽部パスで楽しく、かつ貴重な体験をすることができました。







コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大人の休日倶楽部パス旅行記(その3)

2011年07月07日 | 思い出の旅行
 大人の休日倶楽部パスを使った旅行1日目は長野、軽井沢を訪れました。
 2日目は青森、秋田を周遊してきました。
  <コース> 盛岡駅から東北新幹線で新青森駅 
        新青森駅から在来線で青森駅 
         *青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸見物  
         *駅前の魚市場見物
        青森駅から奥羽本線で秋田駅 
         *千秋公園散策
        秋田駅から秋田新幹線で盛岡駅
 メモリアルシップ八甲田丸は船に興味のある方、青函連絡船を利用された方にはお勧めです。私たち夫婦は2006年4月にピースボートで世界一周の船旅を経験したので懐かったです。
 魚市場は立派なビルに入っていて少し違和感を感じました。土地の有効利用やお客さんが買いやすい環境にすることを考えればやむを得ないと思いますが。
 秋田では夕方になりお目当ての平野美術館には間に合いませんでした。きれいに整備された駅前のショッピングモールを通り千秋公園を散策しました。


 青森へ向かうプラットホームは大人の休日倶楽部パスを持った老人(自分もその一人ですが)でいっぱいでした。


 東北新幹線が青森まで開通し、青森県は観光客の誘致に頑張っています。



 青森駅に出て青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸に向かいました。駅から徒歩5分位です、駅を降りると巨大な吊り橋と船が見えます。



 500円の入場料を払って船内に入ります。青函連絡船80年の記録映像を見ることができます。



 洞爺丸の事故も取上げられていました。その中で二度とこのような痛ましい事故を起こさないとの決意が語られていましたが決意通り安全運行を守り歴史を終えたことを称えたいと思いました。原発事故も津波被害もそうなって欲しいと思います。


 ブリッジ/普段はなかなか入れません。ピースボート乗船の時も船内見学会で1度だけ特別に見ることができました。


 船長室/意外と小さな部屋です。


 デッキ/海風が心地良かったです。


 エンジン/ディーゼルエンジン1600馬力、8機


 煙突/煙突の中がこのような構造になっていることは知りませんでした。


 青森ベイブリッジ


 釣り禁止の張紙もものとせずイワシを釣っていました。


 駅前にあるビルの地下に魚市場がありました。次回はここ深浦産本マグロ鉄火丼を食べてみたいものです。


 お客は少なかったのですが商品は豊富でした。


 観光客が品定めしていました。


 特急つがる


 リンゴ畑が続く車窓風景


 秋田千秋公園の風景


 駅前の居酒屋風景















 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大人の休日倶楽部パス旅行記(その2)

2011年07月05日 | 思い出の旅行
 長野からの帰り、軽井沢で下車しました。列車から降りた軽井沢は涼しい風が吹く別世界でした。滞在時間が2時間しかなかったので旧軽井沢の商店街とカトリック教会を見物をすることに決め、早速、駅から旧軽井沢を目指して歩き始めました。
 

 軽井沢の店舗/軽井沢らしさを演出?


 フリーマーケットも軽井沢らしさ?


 別荘地を斡旋する不動産屋が目につきました。時代の変遷と共に別荘を売らなければならない人がいて、買うことができる人が出てくると言うことでしょうか。


 別荘の物件/高い物件もありますが1000万円以下もありました。軽井沢は庶民化が進んでいるのではないでしょうか。


 中庭のある南欧風店舗です。


 時代の変化に対応できなかったのか潰れる店もありました。


 旧軽井沢の商店街に近い場所にあった別荘です。木に囲まれた中に別荘が建っていました。


 表札が別荘地らしさを演出していました。住民のステイタスシンボルでもあるように思えます。


 ようやく探しあてた聖パウロカトリック教会です。残念ながら結婚式のため中に入れませんでした。


 軽井沢から東京経由で盛岡に22時過ぎにたどり着きました。長野と軽井沢にちょっと触れただけでしたが有意義な1日でした。大人の休日倶楽部パスに感謝です。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大人の休日倶楽部パス旅行記(その1)

2011年07月04日 | 思い出の旅行
 大人の休日倶楽部パスを使って夫婦で旅行してきました。

 1日目は妻が東京で用事あったので行きと帰りは一緒、間は別行動になりました。特に目的の無い私(夫)は暑い東京を避け長野へ行くことにしました。

 
 車を杉土手にある駐車場(24時間500円)へ置いて駅まで散策を兼ねてゆっくり歩く。日帰り出張にお勧めの駐車場です。


北上川は前日の雨で濁り増水していました。


大宮で乗換え長野へ(大宮10:18発~長野11:28着)わずか1時間ちょっとで到着。期待に反して長野はものすごい暑さでした。


バスに乗って善光寺に向かう。バスの冷房がありがたい。


伝統的なスタイルの土産屋さん。


新しいタイプの店舗(カフェ、ジャラート等)が目につきました。


仏具屋さんが多いのも善光寺の威徳か、ただの観光地ではない、信徒の信仰の篤さを感じました。


写実的な仁王が善光寺を守る仁王門です。


仁王門に捧げられた草蛙、願い事が書かれていました。


参拝者の札。


 巨大な山門。


山門から見た善光寺本堂、桧皮葺きの美しい曲線の屋根が美しい。


本堂前にあった香炉に盛岡の寄贈者名(中村金蔵)を発見。



本殿正面の柱列。


帰りに花嫁行列に出会いました。


郵便局も街並に合わせた造りでした。


家具屋さんです。民芸作家池田三四郎の遺産を感じました。


大門の近くにあったそば屋さん「元屋」(農民美術博物館の奥)で食べたそば定食です。もりそばとかつ丼のセットで1050円でした。味もボリュームにも満足しました。2階もあってゆっくり食べられお勧めです。若い地元のお客さんでいっぱいでした。

<善光寺で印象に残ったこと>

・本堂の奥にあった日本忠霊殿をなにげなくのぞいてみました。日本忠霊殿の中には仏像や掛け仏等が展示してありましたが、その中で信者が奉納した絵馬に惹かれました。絵馬には阿弥陀如来に救われた体験談が書かれていました。目が開いたり、足が治ったり、弥勒菩薩が現れ改心したりした体験です。それはキリスト教徒の体験と酷似していたのです。

・本堂のお戒壇めぐりは面白い体験でした。何の予備知識も無く入ったのでまずその暗さにびっくり、頼るのは右手で触る壁だけ。方向感覚も無くなり、ひたすら壁に沿って進みようやく明かりが見え地上に戻れました。これは信仰の本質を体験させる装置であると思いました。あらゆる煩悩(暗闇)を捨てひたすら仏の教え(暗闇の中の壁)に導かれて生きることを諭す体験装置だったのではないかと言うことです。

 







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2006年ピースボート世界一周の旅50/スワード(アラスカ)

2008年11月03日 | 思い出の旅行
アラスカ(スワード)編その1
 氷河と鯨とラッコを堪能させてくれたトパーズ号は独立記念日の7月4日午前7時前にスワード港に到着。スワードはアラスカをロシアからただ同然で購入したお国務長官の名前にちなんでつけられた町の名前である。
 港はフィヨルドの奥まったところにあり波も風もなく穏やかである。氷河に削り取られた平地を山々が取り囲んでいる。山のふもとは緑になっているが山頂には雪がまだらに残る。雲の切れ目からは遠く真っ白な氷河が見える。
 スワードは漁業と観光を主な産業とするわずか人口3000人の小さな町である。船からは2階建てと平屋の建物しか見えない。しかし、今日は独立記念日であり1万人が参加するマラソン大会が開催される日である。それにピースボートの寄港でこの町は大いににぎわう日となる。
 外はそれほど寒くないがツアー「カヤック初めての体験」での服装をどうしたら良いか迷う。寒さ対策もして雨具や長靴をリュックに詰め下船する。船内で入国手続きをすませているのでIDカードを見せるだけで簡単に入国できた。ターミナルビルを出ると大型ラウンドクルーザーが待機しており、早速乗り込む。車はカヤック体験をするローウェル・ポイント向け出発。町の駐車場、海岸はマラソン大会参加のキャンピングカーで埋まっている。町の中心部にはホテル、レストラン、店舗が見える。町を過ぎても街中に駐車できなかったキャンピングカーや乗用車が道端や小さな空き地に駐車している。川原や道端にテントを張っているのも見られた。
 南に20分ほど走ると小さな砂浜があるローウェル・ポイントに到着。浜辺に別荘が数件建っているだけの静かな浜だ。曇ってはいるが寒くなく風もなくカヤック日和である。
 インストラクターの注意を聞いてライフジャケットを着てカヤックに水が入らないようにするエプロン状の防水カバーを着ける。由紀子が前に乗り、私が後ろに乗る。防水カバーをカヤックに取り付け準備完了。インストラクターがカヤックを海に押し出してくれる。海に出てこぎ始めたら操舵用のペダルが畳まれた状態になっていて舵がとれない。乗るときに脚が触れ折りたたみ式のペダルを畳んでしまったようだ。インストラクターを呼んで直してもらう。左右リズミカルにオールで水をかくとほとんど波がない海面をカヤックは滑り出す。舵は足の先にあるペダルを押して操作する。右を踏めば右に曲がる。
 インストラクターについて沿岸に沿って進む。慣れてくると海に手を入れたり、周囲の景色を見たり、動物を探す余裕が出てくる。アザラシやラッコを見ることはできなかったが白頭鷲を近くで見ることができた。2時間程のカヤック体験はトパーズ号とは違う海面からの眺めやオールから伝わってくる海の感触を堪能することができた。
 浜に戻り、ジュースとスナックで一休み。まさに初めてのカヤックだったので少し心配だったが無事体験でき心地よい疲労と満足感に浸ることができた。届けられたランチボックスにはハムと野菜のサンドイッチ、トルティーヤ、ジュースが入っていた。汗をかき、美しい浜辺で食べたサンドイッチは格別美味しく感じた。

 ランチを食べてカヤック体験を終了、船に戻り長靴を置いて再び町に出て陸地から見られるイグジット氷河を目指す。歩くとかなりかかりそうだがとりあえず散策しながら行けるところまで行くことする。  
 終着駅スワード駅に入っていたアラスカ鉄道の車両の写真を撮ったり、町外れの大きなスーパーに入ってエスキモーが使うウルナイフ、アラスカの写真集などを買う。スーパーの中にあったスターバックスでコーヒーを飲んでいるとピースボートの乗客が来てイグジット氷河までバスがあると聞いたので歩くことはやめて町に戻りバス会社の事務所を見つけ申し込む。代金は往復9ドル、バスは3時に出発してイグジット氷河の入口で5時に迎えに来てくれるとのこと。
 タイミングよく乗客(ピースボートの乗客)が集まり満席になったのですぐ出発することになった。バスといってもカヤック体験で乗った大型ラウンドクルーザーだった。クルーザーは北に向け3キロ程スワードハイウェーを走ってイグジット氷河専用道路に入り13キロ程唐松林の中を川沿いに走ると前方に氷河が見えてくる。やがてビジターセンターがある氷河入口に到着。いつの間にか雲が切れ青空に変わっていた。
 早速氷河目指して歩く、寒くも暑くもない心地よい気候、盛岡の4月頃の気候か。舗装された歩道の右端に年号が書かれた標識が立っている。その年代の氷河の位置を示したものでどれだけ氷河が後退しているか実感できるように設置されたものである。地球温暖化の状況を明確に伝えていた。
 舗装が切れ、坂を少し上ると青色の氷河が目の前に現れる。下から見上げる氷河はまさに押し寄せる氷の川である。氷の割れ目から美しい青色が見える。立ち入り禁止になっているのでこれ以上氷河に近づくことはできなかった。眼下にこの氷河が溶けて川となって流れている様子が見える。川は氷河が削り取った土石を含んでいるので灰色に濁っている。この土石に含まれる栄養分をプランクトンが食べ、更に小魚がプランクトンを食べ、鯨やシャチが食べると言う食物連鎖の基になっているとのこと。この濁った川を歩いて渡っている観光客の姿が見えた。
 我々も川岸まで下りて、裸足になり浅瀬を探して川に入る。浅いが流れが速く、冷たい、直ぐ足が冷えピリピリしてくる。先に渡ったアメリカ人の家族連れが浅い場所を教えてくれる。無事渡り終えると家族連れのお母さんが「よくやった」と拍手してくれた。
 氷河を触り、解けた水を手に受け数千万年前の水の感触を味わった。後から、同じバスで来た若者のグループが川を渡って来たので浅瀬を教えてあげる。若者も川の水の冷たさにびっくりした様子、それでも直接氷河に触れられたことに感動していた。若者と同じ気分になって記念写真を撮りあう。
 帰りの川の中で氷が浅瀬にひっかかっているのに気づく。氷河が崩れて流れ出したもの、どうりで冷たい訳だ。我々は氷水の中を歩いているのだ。由紀子が氷の塊を持ってくる。川岸で川を渡れないでいたお年寄りグループに氷を差し出すと触って喜んでくれた。
 ビジターセンターに戻り絵葉書を買う。動物の毛皮と骨を売っていたがワシントン条約で日本への持ち込み禁止になっているので買うことはできなかった。
 町に戻り土産屋に入り悪い夢を取り除いてくれると言うネイティブのお守りドリームキャッチャーのアクセサリーと鮭の缶詰を買う。大勢の客に慣れていないのかレジ前に行列ができ20分ほど待たされる。店員は二人いるのにどういう訳か一人で対応している。一人が包装を手伝えばもっと早く終わるのにと思ったが手伝おうとしないし、手伝ってもらおうともしていない。
 買物が終わったら6時10分、アラスカビールと買物はあきらめて船に戻ることにする。途中に魚の水揚げ場があったので覗いてみると漁師が魚をさばいている。漁師の足元には巨大なオヒョウが床に横たわっていた。安藤さんに言わせると縁側は天下一品だそうだ。写真を撮り、急いで船に戻る。荷物のX線検査を終えたのが帰船リミットの15分前だった。
 これで全ての寄港が終わり、後は日本に向け航行するだけとなった。前半は102日間は長いと思ったが終盤になるともう終わりかと言う感慨がわいてくる。日本までの10日間、今回の旅の総括とこれからの仕事の準備をしなければならない。



       スワードの街中



    独立記念日に国旗と州旗掲げる家



        浜の風景


     カヤック挑戦用の正装?


        ランチ



       アラスカ鉄道



 スーパーマーケットで/すべて容量が多い



    これから見物する氷河の遠景



氷河の後退を示すサイン/1951年の氷河の位置を示す



         氷河



     氷河独特の美しいブルー



   氷河が溶けてできた川/当然冷たい



      氷が引っ掛っている



         毛皮屋



        魚の水揚げ場


    巨大なオヒョウが水揚げされていた



          土産屋



       遠ざかるスワード



          夕焼け
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする