人間というのは、スリコミ次第でどうにでもなるという実例を二つばかり・・・。
しかし、それにしてもやるせないニュースだ・・・。
2006年07月31日03時03分 asahi.comより引用
http://URL-URL.co.jp/
<引用開始>
金づちで兄姉「しつけ」 福島・3歳児死亡事件
3歳の男児が食事を十分に与えられずに死亡した事件で、保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕された男児の父親の福島県泉崎村北平山、無職白髭(しらひげ)功容疑者(40)が、「しつけ」と称して男児の兄姉を金づちなどを使ってたたいていたことが30日、県警の調べでわかった。兄姉の体には多くの内出血の跡があり、県警は、子供たちが日常的に虐待を受けていたとみている。県警は同日、功容疑者と妻の和歌子容疑者(33)の身柄を福島地検に送った。
捜査1課の調べでは、両容疑者は昨年から、三男の広(ひろむ)ちゃんに十分な食事を与えず放置し、5月28日に低栄養状態による肺炎で死亡させた疑い。広ちゃん死亡後、8歳の姉と6歳の兄は、福島市内の児童相談所に保護された。
県警によると、兄姉の腕や背中などに内出血の跡があったため、2人から話を聴いたところ、金づちや布団たたきなどで日常的に虐待を受けていたという。姉は「悪いことしたから、お父さんにたたいてもらった」と話しているという。
調べに対し、両容疑者は「あいさつしなかったり、きちんと謝らなかったりした時に殴った。しつけの範畴(はんちゅう)だ」と供述している。
また、両容疑者は、広ちゃんにバナナや粉ミルクを、兄姉にカレーライスや食事の残り物などを与えていたと供述しているが、「しつけ」として度々食事を抜いたとも話しているという。
兄姉も保護された時に低栄養状態だった。姉は身長108.3センチ、体重20.5キロ(同年齢の全国平均は04年度127.5センチ、26.7キロ)、兄は身長が87.4センチで体重10キロ(同116.8センチ、21.6キロ)。捜査員に対し、2人はおなかがすいた時に、自宅にあったドッグフードを食べたなどと話しているという。
功容疑者は以前、トラック運転手などをしていたが、現在は定職に就いておらず、借金などもあったという。児童相談所職員には「パソコンがうまいから生活は大丈夫。ホームページの管理業務などで収入を得ている」と話していたという。
<引用終了>
この父親・・・こんなヤツが自分と同じ「父親」に分類されるのかと思うと、憤懣やる方ないのだけど、どうやらコイツは以前から虐待の常習犯だったようですね。
言葉じゃ簡単に虐待などと言うけれど、虐待にも色々あるワケで、躾と称して「金槌で殴る」とか「食事を抜く」なんてやり方を見る限り、この父親は相当陰湿なヤツだった事が伺えますな。
別の報道によれば児童相談所は、99年から「子供を虐待するリスクが高い」と見て、検討会を開いて虐待がないかを定期的に確認し、幾度かの立ち入り調査も実施したようだけど、立ち入り調査の時に子供に面会出来ないとか、見せられたアザが軽微だったとかでは、これ以上深入りする事も出来ないというのが現状なのだろうと思う。
今後、児童相談所等には、もう少し立ち入った調査が可能な権限を与えるとか、専門の調査機関を設立するとかの対策も必要になってくるのじゃなかろうか?
しかし、泣かせるのは、お姉ちゃんが警察の事情聴取に、「悪いことしたから、お父さんにたたいてもらった」と話すという事実だね。
どうひいき目に見たって、保護者とは言えないような親でも、自分にとっては親なのだという無言の主張・・・。
そして畏怖すべきは、そんな子供達に対する「躾と称するスリコミ」の数々だね。
どれだけ周りから止められようと、子供が帰ろうとする場所は親の元しかないのに、その親に子供を保護しようとする意志がないなんて・・・こんな事態を言い表す適当な言葉が見あたらない・・・。
自分の意志ではどうにも出来ない子供達ならいざ知らず、充分な判断能力を持ち合わせているであろう学生を対象に、スリコミで搾取を続ける犯罪者がココにも・・・。
(報道各社の記事の中で、この記事が「勧誘の手口」や「信者の心理状況」が解りやすかったので引用させて頂いた。)
2006年07月31日 神戸新聞 WEB NEWSより引用
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000080635.shtml
<引用開始>
疑念持つも離れられず 関学大卒の元信者 「摂理」
教祖が女性信者に性的暴行をしたとされる韓国の宗教団体「摂理」に、関西学院大学在学中に入信した元信者の男性が三十日、神戸新聞社の取材に応じた。活動や信仰の内容に疑問を感じながらも、「人間関係に魅力があり、仲間を失いたくないという思いが正常な判断を奪った」と語った。
男性は関学大生だった二〇〇〇年四月、キャンパスで学外の若い女性三人から「スポーツサークル」に勧誘された。積極的に話しかけてくる女性らの態度に戸惑い、宗教ではないかと疑ったが、「怪しかったらいつでもやめられる」との自信があり、入会した。
当初はバレーボールなどを楽しむだけだったが、一年後には摂理の教義を学び終え、礼拝に参加。他大学まで出向いて信者を増やす伝道活動をするなど、信仰中心の生活に没頭していったという。メンバーと一緒に住むようになり、人間関係も深まった。
教義の矛盾や献金の使途、恋愛の禁止…。納得できないことに何度も出くわしたが、その都度、「仲間とのつながりを守りたい」という思いが勝り、疑問が薄れた。
男性はその後、「摂理」の存在を知った家族らの協力で脱会した。鄭(チョン)明(ミョン)析(ソク)教祖の性的暴行について「今は許せないと思うが、脱会前は『迫害』だと吹き込まれ、信じられなかった」と憤る。「摂理の怖さは、人間関係の魅力で正常な判断ができなくなること。信者の脱会を支援し、救いたい」と話した。
<引用終了>
もう、何と言うか・・・信者の諸君はそこまでして「仲間の中に埋もれたい」のかねと思うんだけど、この犯罪者集団は人間の心理を良く理解していやがるな~と感心もする。
よくよく冷静に考えてみれば、人間関係と布教活動に合理的な相関性なんて無い事に気付くのだろうけど、当事者として関わっている間は、なかなか冷静な判断は難しいものだ。
世界中の大多数の人が、普通に考えてオカシイと思える事であっても、スリコミを執拗に繰り返えされれば、次第にそれが真実になって行く。
現在信者になっている諸君は、過去に幾度も戦時中の「思想教育の弊害」を教えられてきたはずだと思うのだけど、何か「オカシイ」と感じなかったのだろうか?
もし「オカシイ」と感じたのであれば、何故、そうした自分の感性を最後まで信じられないのだろうかと思うのだよ。
それ以前にも、「オカシイ」と感じたのなら、それを「仲間」と議論してみようとは思わないのかという疑問が湧く。
最近の子供達が、自分だけ突出している事を嫌い、自ら集団の中に埋もれようとする傾向が強いとは聞いているが、ココまで来れば立派な病気だな。
私ゃ、「オカシイ」と感じた事を、素直に「オカシイ」と言わない風潮自体が「オカシイ」と思うのだよ。
しかし、それにしてもやるせないニュースだ・・・。
2006年07月31日03時03分 asahi.comより引用
http://URL-URL.co.jp/
<引用開始>
金づちで兄姉「しつけ」 福島・3歳児死亡事件
3歳の男児が食事を十分に与えられずに死亡した事件で、保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕された男児の父親の福島県泉崎村北平山、無職白髭(しらひげ)功容疑者(40)が、「しつけ」と称して男児の兄姉を金づちなどを使ってたたいていたことが30日、県警の調べでわかった。兄姉の体には多くの内出血の跡があり、県警は、子供たちが日常的に虐待を受けていたとみている。県警は同日、功容疑者と妻の和歌子容疑者(33)の身柄を福島地検に送った。
捜査1課の調べでは、両容疑者は昨年から、三男の広(ひろむ)ちゃんに十分な食事を与えず放置し、5月28日に低栄養状態による肺炎で死亡させた疑い。広ちゃん死亡後、8歳の姉と6歳の兄は、福島市内の児童相談所に保護された。
県警によると、兄姉の腕や背中などに内出血の跡があったため、2人から話を聴いたところ、金づちや布団たたきなどで日常的に虐待を受けていたという。姉は「悪いことしたから、お父さんにたたいてもらった」と話しているという。
調べに対し、両容疑者は「あいさつしなかったり、きちんと謝らなかったりした時に殴った。しつけの範畴(はんちゅう)だ」と供述している。
また、両容疑者は、広ちゃんにバナナや粉ミルクを、兄姉にカレーライスや食事の残り物などを与えていたと供述しているが、「しつけ」として度々食事を抜いたとも話しているという。
兄姉も保護された時に低栄養状態だった。姉は身長108.3センチ、体重20.5キロ(同年齢の全国平均は04年度127.5センチ、26.7キロ)、兄は身長が87.4センチで体重10キロ(同116.8センチ、21.6キロ)。捜査員に対し、2人はおなかがすいた時に、自宅にあったドッグフードを食べたなどと話しているという。
功容疑者は以前、トラック運転手などをしていたが、現在は定職に就いておらず、借金などもあったという。児童相談所職員には「パソコンがうまいから生活は大丈夫。ホームページの管理業務などで収入を得ている」と話していたという。
<引用終了>
この父親・・・こんなヤツが自分と同じ「父親」に分類されるのかと思うと、憤懣やる方ないのだけど、どうやらコイツは以前から虐待の常習犯だったようですね。
言葉じゃ簡単に虐待などと言うけれど、虐待にも色々あるワケで、躾と称して「金槌で殴る」とか「食事を抜く」なんてやり方を見る限り、この父親は相当陰湿なヤツだった事が伺えますな。
別の報道によれば児童相談所は、99年から「子供を虐待するリスクが高い」と見て、検討会を開いて虐待がないかを定期的に確認し、幾度かの立ち入り調査も実施したようだけど、立ち入り調査の時に子供に面会出来ないとか、見せられたアザが軽微だったとかでは、これ以上深入りする事も出来ないというのが現状なのだろうと思う。
今後、児童相談所等には、もう少し立ち入った調査が可能な権限を与えるとか、専門の調査機関を設立するとかの対策も必要になってくるのじゃなかろうか?
しかし、泣かせるのは、お姉ちゃんが警察の事情聴取に、「悪いことしたから、お父さんにたたいてもらった」と話すという事実だね。
どうひいき目に見たって、保護者とは言えないような親でも、自分にとっては親なのだという無言の主張・・・。
そして畏怖すべきは、そんな子供達に対する「躾と称するスリコミ」の数々だね。
どれだけ周りから止められようと、子供が帰ろうとする場所は親の元しかないのに、その親に子供を保護しようとする意志がないなんて・・・こんな事態を言い表す適当な言葉が見あたらない・・・。
自分の意志ではどうにも出来ない子供達ならいざ知らず、充分な判断能力を持ち合わせているであろう学生を対象に、スリコミで搾取を続ける犯罪者がココにも・・・。
(報道各社の記事の中で、この記事が「勧誘の手口」や「信者の心理状況」が解りやすかったので引用させて頂いた。)
2006年07月31日 神戸新聞 WEB NEWSより引用
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000080635.shtml
<引用開始>
疑念持つも離れられず 関学大卒の元信者 「摂理」
教祖が女性信者に性的暴行をしたとされる韓国の宗教団体「摂理」に、関西学院大学在学中に入信した元信者の男性が三十日、神戸新聞社の取材に応じた。活動や信仰の内容に疑問を感じながらも、「人間関係に魅力があり、仲間を失いたくないという思いが正常な判断を奪った」と語った。
男性は関学大生だった二〇〇〇年四月、キャンパスで学外の若い女性三人から「スポーツサークル」に勧誘された。積極的に話しかけてくる女性らの態度に戸惑い、宗教ではないかと疑ったが、「怪しかったらいつでもやめられる」との自信があり、入会した。
当初はバレーボールなどを楽しむだけだったが、一年後には摂理の教義を学び終え、礼拝に参加。他大学まで出向いて信者を増やす伝道活動をするなど、信仰中心の生活に没頭していったという。メンバーと一緒に住むようになり、人間関係も深まった。
教義の矛盾や献金の使途、恋愛の禁止…。納得できないことに何度も出くわしたが、その都度、「仲間とのつながりを守りたい」という思いが勝り、疑問が薄れた。
男性はその後、「摂理」の存在を知った家族らの協力で脱会した。鄭(チョン)明(ミョン)析(ソク)教祖の性的暴行について「今は許せないと思うが、脱会前は『迫害』だと吹き込まれ、信じられなかった」と憤る。「摂理の怖さは、人間関係の魅力で正常な判断ができなくなること。信者の脱会を支援し、救いたい」と話した。
<引用終了>
もう、何と言うか・・・信者の諸君はそこまでして「仲間の中に埋もれたい」のかねと思うんだけど、この犯罪者集団は人間の心理を良く理解していやがるな~と感心もする。
よくよく冷静に考えてみれば、人間関係と布教活動に合理的な相関性なんて無い事に気付くのだろうけど、当事者として関わっている間は、なかなか冷静な判断は難しいものだ。
世界中の大多数の人が、普通に考えてオカシイと思える事であっても、スリコミを執拗に繰り返えされれば、次第にそれが真実になって行く。
現在信者になっている諸君は、過去に幾度も戦時中の「思想教育の弊害」を教えられてきたはずだと思うのだけど、何か「オカシイ」と感じなかったのだろうか?
もし「オカシイ」と感じたのであれば、何故、そうした自分の感性を最後まで信じられないのだろうかと思うのだよ。
それ以前にも、「オカシイ」と感じたのなら、それを「仲間」と議論してみようとは思わないのかという疑問が湧く。
最近の子供達が、自分だけ突出している事を嫌い、自ら集団の中に埋もれようとする傾向が強いとは聞いているが、ココまで来れば立派な病気だな。
私ゃ、「オカシイ」と感じた事を、素直に「オカシイ」と言わない風潮自体が「オカシイ」と思うのだよ。