最近、電気製品の事故が目立ってますけど、設計不良って話しが多いですよね。
浴室乾燥機の話しは、ずいぶん大騒ぎになりましたけど、まだケリが付いていないってのには驚きです。
その他、最近になってやっと冬らしい気温になってきたせいか、暖房機の事故が取り沙汰されるようになってきました。
とにもかくにも、そうしたニュースを3連発で・・・。
2006年12月22日19時28分 asahi.comより引用
http://www.asahi.com/life/update/1222/011.html
<引用開始>
浴室乾燥機火災、新たに2件 経産省が注意要請
電気式の浴室換気乾燥暖房機で火災が相次いだ問題で、経済産業省は22日、12月になって火災が新たに2件続いたと発表した。いずれも三菱電機(東京)とINAX(愛知県常滑市)が製造した乾燥機とバスユニットで、同省は両社に対し、利用者にダイレクトメールで注意を呼びかけるなどの対策をとるよう要請した。一連の火災は計27件になった。
今月3日に愛知県岡崎市であった火災では、浴室の天井に穴があいた。15日には京都府長岡京市で浴室と脱衣所が全半焼した。岡崎市の例では、住宅メーカーを通じて利用者は特定できていたが、危険を知らされていなかったという。
火災のおそれがある製品は約36万6000台設置されているが、点検は23%しか済んでいない。
<引用終了>
2006年12月22日20時12分 asahi.comより引用
http://www.asahi.com/life/update/1222/014.html
<引用開始>
発火の恐れの韓国製暖房機、量販店が自主回収へ
東海地方などで販売された韓国製ハロゲンヒーター「パラエナジー YH―8000(B)」に発火の恐れがある問題で、取り扱った量販店3社が22日、自主回収を決めた。問題のヒーターは岐阜市の商社が輸入、愛知県を中心に約2万台が販売されたが、商社が経営不振のために回収できず、経済産業省が使用中止を呼びかけていた。
自主回収する量販店と問い合わせ先は以下の通り。ギガス(0120・775・011)▽バロー(0120・418・628)▽ホームエキスポ(0120・390・004)。
<引用終了>
2006年12月22日23時11分 asahi.comより引用
http://www.asahi.com/life/update/1222/016.html
<引用開始>
電気ストーブ発火、年間138件 経産省が注意呼びかけ
経済産業省は22日、電気ストーブによる発火・発煙事故について、同省所管の独立行政法人・製品評価技術基盤機構が情報収集したところ05年度には138件に上っていた、と発表した。電気ストーブをめぐっては、16社が計39機種で自主回収や部品交換などを進めている。同省ホームページの「製品安全情報」のコーナーに機種一覧が掲載されている。同省は「使っている機種が該当しないか確認してほしい」と呼びかけている。
<引用終了>
何とも情けない話しが続いてますけど、松下電器製FF暖房機の時とは違って、いきなり人死にが出ないせいなのか、あまり大きなニュースにはなっていない様子です。
バブルの後、デフレの影響だったのか、ローコスト製品のオンパレードとなったワケですが、コストダウンの影響か、基本的な設計に欠陥があると考えられる事故が多すぎます。
コストダウンも結構ですが、やり方というものがあるワケで、行き過ぎたコストダウンが事故につながっているのではないかと推測されます。
設計に携わる者の一人として、気を付けなきゃならないな・・と思いますが、現在日本の各メーカーは人件費削減という名目で、開発人員の削減、団塊の世代を中心とした経験豊富な人間の退職が続いており、世界一と称された緻密な設計が神話と化しつつあるわけです。
最近は安ければ何でも良いって傾向があって、前述の記事のような韓国製や中国製の製品を多く見かけるようになりましたが、それにつれてトラブルの話しも多く聞くようになりました。
韓国製や中国製の製品が問題という事では無いのでしょうが、こういうモノの多くは、メーカーの経験不足によるところが多いのだろうと推測されます。
「安物買いの銭失い」なんて言葉がありますが、安全を考慮すれば、あまりに安すぎる製品というのは避けておいた方が無難と言う事なんじゃないでしょうか。
企業経営者は、目先の利益ばかり追い求めがちですが、企業の基本は人であるという事実をもう一度考え直す時期が来ている事を再認識しないと、自分達の足下すら危うくなる事を意識すべきと思います。
浴室乾燥機の話しは、ずいぶん大騒ぎになりましたけど、まだケリが付いていないってのには驚きです。
その他、最近になってやっと冬らしい気温になってきたせいか、暖房機の事故が取り沙汰されるようになってきました。
とにもかくにも、そうしたニュースを3連発で・・・。
2006年12月22日19時28分 asahi.comより引用
http://www.asahi.com/life/update/1222/011.html
<引用開始>
浴室乾燥機火災、新たに2件 経産省が注意要請
電気式の浴室換気乾燥暖房機で火災が相次いだ問題で、経済産業省は22日、12月になって火災が新たに2件続いたと発表した。いずれも三菱電機(東京)とINAX(愛知県常滑市)が製造した乾燥機とバスユニットで、同省は両社に対し、利用者にダイレクトメールで注意を呼びかけるなどの対策をとるよう要請した。一連の火災は計27件になった。
今月3日に愛知県岡崎市であった火災では、浴室の天井に穴があいた。15日には京都府長岡京市で浴室と脱衣所が全半焼した。岡崎市の例では、住宅メーカーを通じて利用者は特定できていたが、危険を知らされていなかったという。
火災のおそれがある製品は約36万6000台設置されているが、点検は23%しか済んでいない。
<引用終了>
2006年12月22日20時12分 asahi.comより引用
http://www.asahi.com/life/update/1222/014.html
<引用開始>
発火の恐れの韓国製暖房機、量販店が自主回収へ
東海地方などで販売された韓国製ハロゲンヒーター「パラエナジー YH―8000(B)」に発火の恐れがある問題で、取り扱った量販店3社が22日、自主回収を決めた。問題のヒーターは岐阜市の商社が輸入、愛知県を中心に約2万台が販売されたが、商社が経営不振のために回収できず、経済産業省が使用中止を呼びかけていた。
自主回収する量販店と問い合わせ先は以下の通り。ギガス(0120・775・011)▽バロー(0120・418・628)▽ホームエキスポ(0120・390・004)。
<引用終了>
2006年12月22日23時11分 asahi.comより引用
http://www.asahi.com/life/update/1222/016.html
<引用開始>
電気ストーブ発火、年間138件 経産省が注意呼びかけ
経済産業省は22日、電気ストーブによる発火・発煙事故について、同省所管の独立行政法人・製品評価技術基盤機構が情報収集したところ05年度には138件に上っていた、と発表した。電気ストーブをめぐっては、16社が計39機種で自主回収や部品交換などを進めている。同省ホームページの「製品安全情報」のコーナーに機種一覧が掲載されている。同省は「使っている機種が該当しないか確認してほしい」と呼びかけている。
<引用終了>
何とも情けない話しが続いてますけど、松下電器製FF暖房機の時とは違って、いきなり人死にが出ないせいなのか、あまり大きなニュースにはなっていない様子です。
バブルの後、デフレの影響だったのか、ローコスト製品のオンパレードとなったワケですが、コストダウンの影響か、基本的な設計に欠陥があると考えられる事故が多すぎます。
コストダウンも結構ですが、やり方というものがあるワケで、行き過ぎたコストダウンが事故につながっているのではないかと推測されます。
設計に携わる者の一人として、気を付けなきゃならないな・・と思いますが、現在日本の各メーカーは人件費削減という名目で、開発人員の削減、団塊の世代を中心とした経験豊富な人間の退職が続いており、世界一と称された緻密な設計が神話と化しつつあるわけです。
最近は安ければ何でも良いって傾向があって、前述の記事のような韓国製や中国製の製品を多く見かけるようになりましたが、それにつれてトラブルの話しも多く聞くようになりました。
韓国製や中国製の製品が問題という事では無いのでしょうが、こういうモノの多くは、メーカーの経験不足によるところが多いのだろうと推測されます。
「安物買いの銭失い」なんて言葉がありますが、安全を考慮すれば、あまりに安すぎる製品というのは避けておいた方が無難と言う事なんじゃないでしょうか。
企業経営者は、目先の利益ばかり追い求めがちですが、企業の基本は人であるという事実をもう一度考え直す時期が来ている事を再認識しないと、自分達の足下すら危うくなる事を意識すべきと思います。