ももんがの戯れ言

自分では普通のつもりのオッサンが感じた事をボチボチ書いていきます。

[読売斜説]

2006年06月30日 20時41分39秒 | 新聞ネタ[政治]
 ここ数日、税収に関する読売新聞の社説を読んでへそ曲がりの私が感じた事を少し・・・。

YOMIURI ONLINE 6月29日付・読売社説(1)から
<引用開始>
 [消費税]「ドイツの3%引き上げに学べ」

 ドイツにできることが、なぜ日本にできないのか。サッカーW杯予選リーグ突破ではない。消費税率引き上げのことだ。
 ドイツの連邦議会が先々週、日本の消費税に当たる付加価値税の標準税率を、16%から19%に引き上げる法案を可決した。
 生活必需品の食料品、水道水、新聞・書籍などに適用している軽減税率は7%に据え置いた。実施は来年1月だ。
 旧西独時代からの通算で、ドイツは付加価値税率を6回引き上げた。そのすべてが1%刻みで、3%の大幅引き上げは今回が初めてとなる。
 増収額は約245億ユーロ(3・6兆円)で、国内総生産(GDP)の約1・1%に当たる。日本に置き換えれば6兆円弱の負担増が、2月の法案提出からわずか5か月の国会審議で実現するわけだ。
 日本では、消費税率引き上げの必要性が語られながら、具体化への足取りは鈍い。政府・与党は、「歳出・歳入一体改革」でも踏み込んだ税制改革案の提示を見送った。財政に対する責任感でドイツとの落差を感じざるを得ない。
 昨年9月のドイツ総選挙では、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が付加価値税率の引き上げ、社会民主党(SPD)が所得税の最高税率の引き上げを、それぞれ公約に掲げた。
 しかし、ともに過半数を獲得できず、2か月に及ぶ政権協議のすえ、メルケルCDU党首を首相とする大連立政権が発足した。この協議で、両党は付加価値税と所得税の増税を、同時に実施することで合意した。その時点で増税は事実上決まったとも言える。
 付加価値税増税の増収分は、約3分の2を財政再建に、残り3分の1を労使折半で負担している失業保険の保険料率引き下げに使う。
 ドイツの連邦と地方を合わせた財政赤字は、2002年以降連続して、対GDP比で3%を超えている。欧州連合(EU)のリーダーとして、この比率を通貨ユーロへの参加条件である「3%以下」に早く引き下げる必要があった。
 増税に対し、ドイツ内外から「今年は1・8%の経済成長率が来年は1・2%に下がる」などとの批判も出ている。だが、シュタインブリュック財務相は「他に選択肢はない」と押し切った。
 05年の日本の財政赤字は、対GDP比で5・6%とドイツの3・6%を大きく上回る。先進国最悪の財政赤字に直面しながら、政府・与党の危機感の欠如はどうしたことだろう。社会保障を維持し、財政赤字を減らすには、日本も消費税率引き上げ以外の「選択肢」はない。
<引用終了>

YOMIURI ONLINE 6月30日付・読売社説(2)から
<引用開始>
 [たばこ値上げ]「日本の価格はまだ安すぎる」

 日本のたばこはまだ安い。さらに大きく、値段を上げてもいいのではないか。
 7月から、たばこの価格が値上げされる。今年度の税制改正で、たばこ税が1本当たり約1円、引き上げられたためだ。
 20本入りなら増税の影響は20円だが、マイルドセブンなど人気銘柄は1箱30円の値上げが認可された。差額は、未成年者がたばこを自動販売機で買えないように改良する費用などに充てられる。
 日本たばこ産業の製品は、多くが1箱300円になる。しかし、それでも欧米に比べると格段に安い。
 各国の代表的な銘柄1箱の小売価格は、今年1月現在、イギリスが1045円、米国(ニューヨーク市)が774円、フランスが630円、ドイツは506円となっている。
 欧米が高いのは、各国とも、たばこに超高率の税を課しているからだ。
 イギリスは、価格のうち797円が税金だ。比較的安いドイツも税が390円を占める。これに対して日本は、増税後でも、300円の銘柄でたばこ税と消費税の合計が189円にしかならない。
 増税をこれで終わらせず、ドイツ並みの1箱500円を目指してはどうか。
 仮に、たばこの消費量が現状のままなら、国と地方を合わせて年間2兆円以上もの増収となる。
 一方で、禁煙運動団体のアンケートに喫煙者のほぼ半数が「1箱500円まで上がれば禁煙する」と答えている。そうなった場合、税収は増えないものの、たばこが原因の肺気腫(きしゅ)や心筋梗塞(こうそく)などが減り、医療費の節減につながる。いずれにせよ悪くない話だ。
 たばこ増税は、この10年間で3回目だが、いずれも1本1円程度の小幅な引き上げにとどまってきた。この間、税収はほぼ横ばいで推移し、たばこ消費量もさほど減ってはいない。
 大幅な値上げは、未成年者の喫煙防止にもつながる。
 たばこ業界は、未成年者が買えない自販機システムの開発に約800億円を投じる、という。成人には識別カードを発行し、全国の自販機を2008年までにカードが無いと動かないものにする。さらに1箱500円なら、未成年者は今より手を出しにくくなるだろう。
 歳出・歳入一体改革では、医療など社会保障費をどう抑制するか、それでも伸びる分の財源をどう確保するか、という点が難問として横たわっている。
 たばこ税の大胆な引き上げは、医療費抑制の面からも、財源確保の面からも、得るものが大きい。
<引用終了>

 消費税率論議は、いつになっても尽きる事はなさそうだが、ドイツとの比較を税収入に対する消費税率という形でのみ論じ、さらに、食料品等の特別税率に言及していながら、その導入に関しては触れていない。
 確かに机上の計算では、読売社説の仰せの通りなのだろうが、こと税金という話になれば、徴収される一般国民の感情的観点は別だろうと思う。
 特に、購入を避ける事が出来ない食料品等の税率が、ドイツでは低く抑えてある点は重要なはずなのに、この点の論説を避けるという態度は、論理展開として卑怯なのではないか?

 消費者物価や一般人の平均収入に対する税率という観点から、税金の総収入額を算出し、各国の比較を行うならまだ話は分かるが、単純に消費税率だけに着目して高いの低いのと言ったところで、私のような貧乏なひねくれ者の反感を買うだけである。
 この社説を書いた担当者の年収がいくらなのかは知らないが、それがもし、300万程度であったら、消費税を上げろなどと平気で書けたのだろうか?

 全国民の2割を超える高齢者の平均的な年金収入が、いくらなのか知っていて書いているのだとしたら、この担当者の金銭感覚を疑ってしまうし、今年から高齢者を対象とした特別減税や住民税の減税が段階的に廃止される事を考え合わせたら、「貧乏人は逝ってヨシ」と言っているようなものではないのか?
 自民党のオッサン達も、そういう点は敏感なので、あえて10%だの20%だのと明確な数字を出す事を避けていやがるんだし・・・。w

 たばこ税に関しては、私はどうでもイイヤ(笑)という立場なのだが、こと、コレが酒税だとしたらどうなんだ?
 私は酒がどれだけ値上がりしようが、飲まないので全く気にならないが、世間一般ではたばこは悪で酒は是とする感覚があるようで、酒税UPとなると大騒ぎをする。
 私はどちらも嗜好品だし、体に害があるという点でも似たようなモノだと思うので、酒の種類に依らず一律100%とか200%の税額にしろとか書いてみたらどうかと思うのだ。(爆笑)
 さらに、未成年者の喫煙が減るとか・・・本気で書いているのだとすれば、馬鹿じゃないのかと思う。
 私に言わせりゃ、親にせがむ金の金額がUPするだけだし、悲しいかな・・下手すれば金欲しさのカツアゲとかが助長されるだけだと思うのだが・・・。

 社説というのは、現状とは逆説的な比較をもって、その是非を論じるのが定番であるとは言いながら、この内容は少し乱暴に過ぎるのではないかと強く思うのだ。

[学校で朝食]

2006年06月29日 22時02分15秒 | 新聞ネタ[社会]
 最近あちこちの学校で、子供に朝食を提供する動きが出てきた。
 その理由として一番多いのが、「両親が共働きで、朝食を作れないから」という事なのだそうだが、何処か違っちゃいませんか?という気がする。

 人それぞれ家庭の事情があるのだろうから、一概には言えないのだが、夫を亡くした母子家庭とかいうのならいざ知らず、子供にきちんと食事をさせるのは親として最低限の努めではないのか?
 その最低限の努めが果たせない事情があるとしても、そうした状態を作ってしまったのもまた、親の責任の範疇だと思うのだ。
 そこへ学校がノコノコしゃしゃり出て、私達が子供の食事を与えますなんて言うのは場当たり的対処に過ぎないのではないか?

 ご存知の通り、普通学校は地方自治体の管轄である事が多いが、中には学校で朝食を提供する費用が年間数千万円に達している自治体もあるとかで、負担としては結構大きな金額になっている。
 もちろん、このお金は自治体の税収で賄われているのだから、特定の子供達のために自治体の居住者が一律の負担を強いられている事になる。

 全国的に学校の給食費を払わない親が増えているらしいが、給食費を払わない親を調べてみると、金銭的余裕がなくて支払えないという家庭は非常に少なく、「トボケて払わないで済むならラッキー」という家庭が殆どなのだそうである。
 こういう家庭が、「学校で朝食を出すなら、さらにラッキー」などと考えたとしたら、トンデモない逆効果になる。
 お金の問題ばかりでなく、親が子供に朝食を食べさせない事を学校が推奨していると受け取られたら、むしろその方が問題だし、現実にそういう実績を積み上げている事こそが問題なのだ。
 そして、こういう環境で育った子供が将来親になった時、自分の子供にちゃんと朝食を与えられるのだろうか?

 政府も、「子供は国の宝」とか言うのであったら、学校が朝食を提供するというおかしな事態を放置せず、親が子供に朝食を与えられる余裕を生み出せるような、労働基準法の抜本的改善や、子育て支援対策を真剣に検討すべきではないのか・・・。

[視聴者は泥棒]

2006年06月28日 18時49分38秒 | Audio&Visual
 TVの地上波アナログ放送が2011年で終了し、地上波デジタル放送に全面移行する事はご存知の方が多いと思う。
 確かにデジタル方式に変更されれば、ゴーストやビートなどが発生せずに、より良い画質のTV受信が可能になるし、ハイビジョンがデフォルトになる事で、より高精細な映像が楽しめる事になる。

 ハイビジョンの録画メティアも、数年後の本格普及を目指して各社がしのぎを削っているが、東芝陣営のHD-DVDとソニー松下陣営のブルーレイディスク(BRD)が方式統一で合意に達せず、両方式のシェア争いが展開される事になった。
 個人的にはBRDに軍配が上がるのではないかと予測しているが、過去にβの画質に惚れて導入し、結果轟沈という経験から、BRDの導入には慎重にならざるを得ない。 そう言わしめるほど、両方式ともメディアと録画機がまだまだ高価なのである。

 ところで、「コピワン」という言葉をご存知だろうか? 映画スターウォーズの登場人物とは一切関係無く、「コピーワンス」の事を省略してこう呼ぶ。
 知らない方のために簡単に説明すると、コピーワンスとは、文字通り「1回だけコピー」という意味で、要するに映像や音などを1回のみ複写出来るという事である。
 1回コピー出来るのなら良いではないか。 一度番組全部を録画してからCM等をカットしてメディアに書き込めば良いんだから・・・と、普通の人なら考えるかも知れないが、「アンタは甘いっ!」。w それが可能な機種と不可能な機種があるので、注意が必要である。
 1回目のコピーとは放送波を録画機の内蔵ディスクに記録した時点で糸冬了という機種を買ってしまった方にはお悔やみ申し上げる以外にない。

 じゃあ、録画機内蔵ディスクの中身をメディアに書き込めないのか?というとそういう訳ではなく、内蔵ディスク => メディア間は「移動(ムーブ)」という扱いになり、実行すると移動元のデータは消えてしまうのである。
 つまりコピーワンスとは、同時に同じ番組の記録を1つ以上存在させない仕組みなのである。

 この利用者の便宜を全く無視したクソ仕様(コピワン)を誰が言い出したのかと言えば、放送番組の著作権者、つまるところ放送事業者で、権利者の保護100%、視聴者の便宜0%というのがコピワンの実体である。
 この対応を見る限り、放送事業者は、「視聴者は全員、我々の正当な利益を阻害する泥棒だ」と言っているのと同義なのである。
 そして、それを後押しするのが日本の各電気メーカーと、デジタル放送方式なのである。

 コピワンに対する対応を見る限り、今はコピーワンスだけに止まっているかも知れないが、次には期限付き再生許可とか、再生回数制限とか、終いには録画禁止とか、平気で言い出す恐れは充分あったが、電気メーカーからの要望もあってか、最近少し改善の兆しが見えたのは喜ぶべき事だ。
 http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0507/29/news075.html

 放送事業者の一部の人間には、「放送はリアルタイムで見るものです。」と言ってはばからない大馬鹿野郎が居るという事だが、その大馬鹿に問い質したいのは、「それならDVDとか出すのは何故?」という事である。

 デジタルの全放送が原則コピワンになった時に感じた根本的な疑問もある。
 私はアマチュア無線の免許を持っており、電波資源の公共性という意識は持っているつもりである。
 従来のアナログ放送時代には、コピーコントロールという概念が存在しなかったという前提があって、民放のような「一企業」に電波資源を独占させる不利益より、公共の利益の方が大きいという判断があったからこそ免許が与えられるのだと理解していた。
 もし、コピワンがこのまま進行すれば、100%送り出し側の都合だけで電波資源が利用可能となり、それはすなわち「電波資源の私物化」そのものであるため、電波法の精神に反する行為に当たらないのか?という事である。
 まあ最後の疑問は、コピワン嫌さにあがいた結果の妄想という面は多々あるのだが・・・w

[寝言]

2006年06月27日 23時48分46秒 | 自分の事あれこれ
 結婚して4年ほど経った頃のこと、TVの深夜番組を見終わったので布団に潜りに行った。

 当時3歳の子供を挟んで、妻と私の3人が「川の字」になっていたのだが、うとうとしかけた時、突然妻が大声で「○○!何やってるのっ! そっち行っちゃダメでしょっ!!」と叫んだのである。(○○は子供の名前)
 私は、子供が布団の中で食べ物でも吐いたのかと思って飛び起きたのだが、怒鳴った当人はおろか、子供もぐっすりとお休みの最中なのである。
 何が起きたのか全く理解できない私は、しばらく起きあがったまま妻と子供を見ていたのだが、お二人とも爆睡中である事は間違いない事実であるらしかった。w

 ぼ~っとした頭で出した結論は、「さきほどの怒鳴り声は寝言である」というものであったが、この結論を導き出した後、何だか無性に腹立たしくなった。
 妻は夜中に子供がぐずっているのに、私が目を覚まさないのを見ると上から踏んでやろうかと思うと時々言っていたが、ナルホド・・こういう気持ちになるのか・・・と、妙に納得したりもした。

 しかし、それにしてもあれだけハッキリと怒鳴ったのが、寝言とは恐れ入った。
 翌朝妻に、怒鳴り声(寝言)の事を話したが、当人は全く覚えがないと言う。(寝言なんだから、当たり前と言えばそうなのだが・・。)
 妻に言わせれば、私も時々寝言でモゴモゴと訳のワカラン単語をつぶやくそうだが、怒鳴るという事は今のところないそうである。w
 夢は現実世界を反映していると言われるが、どうやら夢の中でも妻の尻に敷かれっぱなしという状況であるらしい・・・。

[シンドラーのリスト]

2006年06月26日 17時43分38秒 | 新聞ネタ[社会]
 「シンドラーのリスト」と言ったって、映画や本の題名では無い。 スイスに本社を置くエレベータ事故で有名になった会社が国交省に提出した設置リストの事である。
 当初シンドラー社(以降「シ社」と記載)は、国交省の設置リスト提出要請に応じず、部屋に閉じこもってしまったり、記者会見を避けて通ったり・・・叱られた子供が逃げ回るが如き大馬鹿な態度を取り続けた。
 社長来日の際も、「何処か東アジアの小国が騒いでウザい・・」とでも言い出しそうな雰囲気がプンプンであった。

 やっと観念してリストを提出したものの、「詳細はナイショ」とか・・・。凸(ーーメ)
 http://www.yomiuri.co.jp/homeguide/news/20060609hg03.htm

 日本の会社じゃ考えられない対応だが、欧米人にとってアジアの小国が多少騒いだところで、野良犬が吠えた程度にしか感じてないんだろう。
 まあ、奴らの言う正義なんてのは、パレスチナ問題を見れば、どれだけいい加減なものか一目瞭然ではあるが・・・。w

 私は仕事でサーボモータなんぞに関わっているものだから、モータに関わる安全という話しになるとかなり気になるし、少しでも怪我人なぞ出ようものなら、全社を上げて大騒ぎで対策に奔走する。
 今回のシ社の報道を見る限り、この製品はどう見たって「欠陥商品」で「リコール対象」だと思う。
 世界的な企業だと言うのだから、ISO 9001程度は取得しているはずだが、だとしたら早急に改善対策を実施しないとイケナイはずだ。
 こと、対アジアという場合、シ社にはそういう常識は無いように見受けたが、そう感じたのは私だけなのだろうか?

 安いには理由がある・・・安かろう悪かろう・・・安物買いの銭失い・・なんて言葉が次々浮かんでくるが、公共施設の設備担当者は良い勉強になったんだろうな・・。

 事故や故障など、国産メーカにだって結構有るのだろうが、日本のマスコミは名指しで報道しようとはしない。
 当たり前だ・・そういう国産メーカは、各マスメディアにとって「大手顧客」である事が殆どだろうから・・。
 リストは出さないと言って駄々コネたシ社と、大手電機メーカにシッポ振る日本のマスコミがダブって見える私は、何かの眼病患者なんだろう・・きっと・・。

[GyaOへの投稿]

2006年06月25日 22時34分35秒 | いたずらゴコロ
 USENが運営しているGyaO(ギャオ)をご存知だろうか?
 先日、GyaOの番組に意見を投稿してみた。

 何となくGyaOの番組を視聴していたのだが、番組への意見投稿の説明に、「投稿された意見が掲載に適すると判断すれば掲載する」という意味の事が書かれていたため、適する適さないの判断ポイントがドコなのか知りたくなったのだ。w
 以下に掲載された投稿と、掲載されなかった投稿を紹介する。

<掲載された投稿>  作品名:ウィッチブレイド
 GONZOの作品はどれもクオリティが高く、弾丸の軌跡をカメラが追うようなアングルのカットが格好良くて新鮮だったが、本作品は他の多くの作品に埋もれた感じでやっと及第点といったところか・・・。
 主人公CVの能登麻美子さんのちょっと浮世離れした声がハマリ役というところで、平均点よりちょっと上という感じ。
 いずれにしろ、今後の展開に期待。 7月2日からのTV版12話一挙配信は楽しみではあります。(笑)


<掲載されなかった投稿> 作品名: ARIA The ANIMATION
 最近のアニメは、特殊能力者やどこも同じようなロボット系戦闘モノばかりが氾濫していて、少々食傷気味だったが、久しぶりにクオリティの高い作品に遭遇した感じ。
 全話を通して、多少説教臭いがなかなか良いシナリオだと思う。
 11話以降、各CVもやっとキャラが掴めて来た感じ・・。(笑)
 12話は、現在放送中の「セカンドシーズン」の7話を彷彿とさせるアリア社長の特殊能力?にまつわる話。不思議な時間の流れを堪能出来ます。
 それから、他の方も指摘されてますが、CMの前後で本編がブッツリ切れたり重複したりで、せっかくの作品が台無し。(怒)
 GyaOの担当者さん、あんたそれが仕事なんだから、あんまり手抜きの編集をしないで欲しいぞっ!!


 もうお解りの事と思うが、GyaOの担当者に文句をたれた部分がNGという事らしい。w
 GyaOの言い分は分かるような気がする・・・GyaOは広告収入で成り立っているのだから、配信番組本編が多少ブチ切れになろうが音が出なかろうが、番組の途中に入るCMさえ切れなければそれでOKなのだ。
 反対に、CMがきちんと再生されなかったら、彼らは総力をあげて改善に努めるのだろうが、残念ながらそういう事に今まで遭遇した経験が無いので確実な事は言えない。

 ひょっとしたら、GyaOは非常に大きな度量がある会社で、この程度の文句など意に介さないかも知れない・・と密かな期待はしたのだが、やはり普通の会社だったという事だ。
 いずれにしても、どこのサイトでも運営者に文句をたれる場合、もっとソフトな表現を使えという暗黙の教示らしい・・・。(爆笑)

[アメリカ産牛肉]

2006年06月24日 18時31分20秒 | 新聞ネタ[政治]
 先日、BSE(牛海綿状脳症)問題で輸入全面禁止になっていたアメリカ産牛肉の輸入再開が決定した。 小泉どんは、訪米一週間前にお土産を準備したつもりなのかも知れないが、巻き込まれる国民はたまったものではない。
 アメリカ側の言い分は、「危険が確認されていないのだから大丈夫だ」という事に尽きるが、「危険が確認されていない = 安全」という公式は成り立たない。
 年初に一時輸入が再開された時、危険部位の脊椎が取り除かれておらず、再度全面禁輸となった経緯はご存知と思うが、加工工場の従業員も検査官も、出荷条件を知らなかったというのだから呆れる。
 長期化する輸入禁止に業を煮やした一部の業者は、日本の輸入条件を尊守し、全頭検査も実施するための設備を自前で整えたが、アメリカ政府はこの業者が設備を稼働させる事を許さなかった。 他の業者が不利になるというのがその理由だが、連中の言う「自由競争」ってのは一体何なのだ? より良い製品を提供しようと努力する者を力で止める事が、国益を守る事にはならんと思うのだが・・・。

 「自分は買わないから平気だ。」なんぞと言ってる人は、食品業界の実体を知らなさ過ぎる事を反省した方が良い。 意外な所にアメリカ産牛肉は使われているし、名目上安全であって1円でも安いとなれば企業はすすんで使う。 利益を求めるのが企業なのだから当然の事なのだ。

 最初にアメリカ産牛肉が問題となった頃、知り合いの農水省職員が某チャットで「これから毎日深夜残業が続く・・。」とボヤいた。
 何で?と聞くと彼は、「国会の答弁書等は、殆ど自分達が書いているから。」と言うのである。 その時、ナルホド・・国会が荒れたり大臣が替わると役人が忙しくなるのは、こういう理屈だったのか・・と納得した。
 当時はその彼(農水職員)に、「アメリカの外圧に屈するな。日本の安全はあなた達に掛かってる。ガンバレ!応援してるぞっ!」と檄を飛ばし、彼も「うん!頑張るっ!」と応じてくれた。
 その事が関係したかどうかは分からないが、結果としてはご存知のようにアメリカ産牛肉の全面輸入禁止となった。 アメリカは猛反発したが、日本国にしては珍しく(笑)まっとうな対応だったと評価している。

[嫌韓?]

2006年06月23日 15時15分43秒 | 自分の事あれこれ
 私は、ハッキリ言って嫌韓であるが、嫌韓であるとともに、嫌米、嫌仏でもある。
 どんな人でもそうだと思うが、民族意識が剥き出しになる場面に遭遇すると、やはり同族を応援したくなるのが人情というものだ。 サッカーの応援なんて、まさにズバリな状況だと思う・・。w
 米国嫌いは湾岸戦争の勃発がキッカケで、9.11以降に「先制攻撃の権利」とか言い出したのが後押しになり、TVの討論番組でケント・ギルバート氏が戦争の件でヒステリックに米国擁護をわめき散らしたのを見たのがトドメになった。 仏国は、いつだったか、国外での核実験の話しがきっかけである。

 私は生まれも育ちも横浜で、親戚が山下公園の近くだった事もあって、ガキの頃には百円玉持って良く中華街に行った。
 40年近く前の中華街は、今からでは想像できないほどアヤシイ場所で、「カワイイ子が一人で歩いていると、拉致されて海外に売り飛ばされる」というのが冗談に聞こえない雰囲気があった。
 実際、道端に椅子を出して座っているヒゲ面の爺さんがタバコをふかしている姿なんて、怪しさ全開120%という様相だったし・・。w

 大学生の頃バイトしていた広東料理店は、料理人が大陸の人間で、ウェイター仲間にゃ在日コリアンが居たりで、比較的多国籍環境が当たり前だったためか、「何処の国の人間も同じ・・」っていう感覚は有るほうだと思う。
 だから最近、ネット上での嫌韓厨の書き込みを見ると、なんて実体験の乏しい連中なんだろうかと呆れかえる。
 プロパガンダ全開の韓国メディアを攻撃するならまだしも、出所も得体も知れないアヤシイ情報を元に、想像だけふくらませて非難を続ける嫌韓厨は、自分達が攻撃している韓国のメディアに一番似た存在だという事に気付かないのだろうか? だとしたら、なんともお粗末な構造の頭脳をお持ちだと言わざるを得ない。
 間違えないで頂きたいが、私はどちらかと言えば嫌韓であるし、行き過ぎた反日報道を続ける韓国メディアを擁護する気なんてさらさら無い。

 私が付き合ってきた数少ない韓国人と朝鮮人は、どちらも少々短気な傾向があって、あまり好きになれなかったという事なのだが、米国と仏国は人ではなく国家としての対応が嫌いなのである。
 米国は「武力を背景に常に喧嘩腰」だし、仏国は「自国民以外は人間と認知しない意識」がプンプン臭うと個人的に感じているのである。
 この米国・仏国嫌いも、実はこの国の人間と暫く付き合う機会があれば解消してしまうものと思うが、そういう意味では自分も「相手を知らずに嫌う」嫌韓厨と同じなのかも知れない。

[オカルト話]

2006年06月22日 16時03分30秒 | 技術屋の言い分

 昔から技術屋という連中は、曖昧(正体不明)なモノは使わないか、実体は不明でも利用技術が確立しているモノを選んで製品化してきた。
 逆に言えば、マスプロ品としてその物理現象に再現性・確実性(信頼性)を求めたものが、技術開発であり、製品開発の歴史そのものなのである。
 正体が分からず、利用方法も分からず、再現方法も不明というモノはオカルトや錬金術扱いされ、技術屋としては生理的に好まないが、そのオカルトの類が製品の中に紛れ込んでしまう場合がある。
 技術者なら一度か二度は経験した事があると思うが、「理由は分からないが、こうやるとうまく動く」という経験である。 年長のソフト技術者には、「おまじない」とか「コビト(小人)さん」という名称の方がしっくり来るか?
 今や時代の最先端たるソフト業界だからこそ存在する「オカルト」があるというのも、反面教師で面白い・・。w っって、笑っていられるのも、他人の仕事だからであって、これが自分のプロジェクトで起きるとなると話は違う。「何かに憑かれている」だとか、「お祓いしてもらおう」などと、しまいには冗談とも取れない発言まで飛び交う事態となる。(爆笑) これが技術的に先端であるほどオカルト現象を呼び込みやすい傾向にあるようだ。
 やはり、先端技術とオカルトは紙一重なのかも知れない。

[技術屋の常識]

2006年06月22日 16時01分14秒 | 技術屋の言い分

 私の職業は、俗に言うサラリーマンである。 職種は技術職で、現在は某社で産業用サーボモータの制御装置設計をやらかしているハードウェア屋である。 同業の方には「釈迦に説法」だが、モータの「速度・回転数」や「出力する力(トルク)」を制御するのが産業用サーボモータで、普通のモータと区別している。
 何でそんなものが必要なのかと言えば、例えば、ロボットの腕が思った位置にきちんと止まらなかったらどうか?と考えてみればお分かりだろう。
 ・・・と、ここまで読み進んで下さった方で、「モータ」という表現に違和感を覚えた方もいらっしゃるのではないかと思う。
 「モータ」じゃなくて「モーター」だろ! ホントに技術屋というのはまともに文字も書けないのか!困ったモンだ・・と言われる前に、技術屋からの言い訳も聞いて欲しい。 こういう文字表現は、技術屋が昔から意識してワザとやっている「常識」なのだ。 理由は、文字に記した場合、長音(ー)なのか、マイナス(-)なのか、ハイフン(-)なのか区別が付きにくいからである。
 同様に、技術屋は図面に記載する区別用アルファベットに、アイ(I)、オー(O)は出来る限り使わない。 理由はご推察の通り、いち(1),ゼロ(0)と混同しやすいからである。 もう少し徹底している人は、小文字のオー(o)、エル(l)も使わない。
 そうは言いながら多少の例外はあって、エラー(ERROR)は長音を付けて記載する。 ERRORという単語が一般的になった事と併せて、「エラ」と記載したのでは魚の話しか?とかえって誤解されてしまうからである。w
 とある技術がまだ一般的で無く、アカデミックな面を持っている間は、ここで書いたような「技術屋の常識」が適用されているが、一般化した途端にそうでは無くなってくる。(たまには普通人が技術屋側に寄ってくれる場合もあるが・・・)
 
 そういえばNTTの番号案内でも、「0」を「レイ」と読まずに「ゼロ」と読む人が居た。 電々公社だった時代には考えられない事だが、それだけ民間会社として認知されて来た事の現れかも知れない。w
 最近はPCの普及により、技術屋らしくないソフトウェア・エンジニアが台頭してきたせいか、こういった「常識」は形骸化の傾向にある。
 一つにはPCで仕様書を書くのが常識化し、誰が書いても曖昧に見える文字が減ったという事情も裏にはある。
 スピード時代であるのは分かるが、たまには時間をかけて手書きをやってみてはどうか? っていうか、手書きの時代じゃ考えられないような誤字、意味不明な漢字の羅列を時々見かけるのだが、自分の書いた文章をせめて一度ぐらいは読み返してみてはどうか?
 誤字程度ならカワイイもので、中にはカナを一文字ずつ漢字に置き換えた文章を平気で出してくる輩も居て、「お前は族かっ? 書き直し夜露死苦っ!」とツッコミを入れたくなる事もある。(何と読むのか・・・と頭の体操になって楽しいという一面はあるが・・・。)
 しまいには、「名前でもなけりゃ普通こんな難しい漢字は書かねェだろっ!」とか、「そりゃ、意味は同じだけど、普通使う漢字はコッチだろうが!」という事もあって、明らかに「PCに漢字を教えてもらったモード」全開のヤツも居る。w
 やはり人に読んでもらう文章は、普通に読める文字を使って欲しいモンである。