天気は晴から曇りといった予報だったのだけれど、ほとんど一日中良い天気です。
昨日などは、サッシの窓を揺らせて、突風が吹き抜けていくし、気温も17~18度と、3月頃の気温に戻っていて、部屋で本を読むくらいしかすることがなかった。
で、「死都日本」を読んでいました。
宮崎と鹿児島の県境にある霧島火山群が噴火というと、ちかごろやっと新燃岳の噴火爆発が治まったところですが。
これが、霧島山の爆発ではなくて、数十万年前に存在した加久藤カルデラの『じょうご型破局的噴火』が始まったという、突拍子もない長編小説です。
鹿児島県と宮崎県には、阿蘇のカルデラに匹敵する巨大カルデラが存在したと言うことを、たいていの鹿児島人なら知っていますね。
加久藤カルデラの南端にある霧島火山群や、姶良カルデラの南端には桜島があるんだし。
阿多カルデラ南端の開聞岳、そして巨大な海底火山の一部だけ海面に露出している鬼界カルデラの薩摩硫黄島があります。
まだまだ南に火山列島は続いていて、十島村(トカラ列島)の火山島の一つ、諏訪之瀬島は、今年の2月に大規模な爆発をしていますね。
開聞岳のような、静かな山の方が珍しいくらいなので、この小説を読んでいても、うそぉ[E:sign03]と言えないんです。[E:happy02]
火山学者の間でも、この描写は凄いと評判になったと言います。
鹿児島も宮崎も、噴火から一時間でポンペイの街のようになってしまうというのは嬉しくもないけれど、でも荒唐無稽と言うわけでもなく面白かった。
次に読んでいるのは、藤本ひとみ著 『幕末銃姫伝』。(ばくまつじゅうきでん)
そう、N○K大河の「新島八重」について書かれたもの。 その時の流れに流される性格なんです。[E:coldsweats01]