LOVE モータサイクル 団塊世代のバイクライフ

02年式の古いロードキングで、ツーリングやキャンプを楽しんでいます。

長崎ハーレーフェスティバル

2009-11-07 20:00:10 | ディツーリング

10月31日、今年の長崎ハーレーフェスティバルへの参加は、とても残念な結果に終わった。 
噴煙をあげる桜島を背にして38台で長崎に向かったのだが、北熊本SAを過ぎ菊水ICまで2kmというあたりで、最後尾の1台が転倒事故を起こしてしまったのだ。

私たちは先頭を走っていたので事故には気づかなかったのだが、後から3台目のバイクの緊急無線連絡で事故を知った本隊は安全な場所にバイクを停めて、事故現場に向かった。 

現場は工事箇所の4kmほど手前(菊水ICまで2km地点)で、路側にカラーコーンを並べて2車線から1車線区間になっていく所だった為に、私たち全員が安全にバイクを止めることができたのは幸いだった。

現場での救命措置、救急や警察への連絡、事故車の撤去と引取依頼、ツーリング本隊の安全確保、家族への連絡諸々については、ツーリング参加者で手分けして、迅速に処理することができた。

一緒に走っていたメンバーの中に、総合病院の院長がいて、また、すぐ後ろを走っていたドライバーも福岡県のドクターで、すぐに救急救命措置をとってくれた。

ヘルメットを脱がせ、頭部から肩、胸、腹と触診をし、脈をとり、声をかけて意識レベルをチェックするドクター。
救急隊員が差し出す点滴用注射針、受け取るドクター、手首近くに点滴用のラインを確保して針を刺すドクター。 私たちは、息を詰めて見守るばかりです。Photo_2   

「今のところ命には別状は無いだろう」との事だったのだが、ただショック症状が現れて、脈が微弱になってきているとのことで、救急隊員が電話で搬送先の病院の手配をしていたが、「日赤病院に運びましょう。救命ヘリを要請します。」と言って、すぐに救命ヘリでの搬送を決めてくれた。

救急隊員から、「救急車に同乗して、病院に付き添う人がいますか?」と言われたが、現場にバイクを置いていくわけにもいかない。
「そのまま行って下さい。私たちはバイクで直接病院に向かいますので、けが人をよろしくお願いします。」とお願いして、救急車を送り出した。
その時に、サイレンが鳴っていたかどうかも、覚えていないんですね。

けが人を日赤熊本病院に救命ヘリで搬送したあと、後処理のためにわれわれ3名を残して本隊は長崎に向かったのだった。

高速道路上での転倒事故だったが、打撲と鎖骨・肋骨・頬骨・肩胛骨の骨折など重傷ではあるが、命に別状が無かったのは不幸中の幸いであったし、安全にバイクを楽しむと言う事についていろいろと考えさせられる事故だった。

今は、本人のけがの回復が早いことを祈るばかりです。