以前から走ってみたかった淡路縦断に行ってきた。
午前9時過ぎに慶野松原海水浴場駐車場をスタート。
天気が良くて暖かくて、ついでに風も弱くて走りやすかった。
松原からは県道31号で島の西側を北上。
久しぶりの西海岸を走った印象は、
「こんなにアップダウンが多かったかなぁ…」だった。
年齢と共に走力が低下しているから、
以前は感じなかったアップダウンが今では結構こたえる。
淡路の西海岸は漁港が点在し、冬場は海苔の養殖が盛ん。
そして、今はイカナゴ漁の時期でもある。
走っていたら、くぎ煮を作っている臭いが漂ってきた。
僕はこの臭いが嫌いで、
昔、垂水と須磨の間にある塩屋というところで海苔の仕事をしていた頃、
春になってイカナゴを炊く臭いが町中に充満すると、
早く沖に出たくて仕方がなかった。
慶野松原から明石大橋のたもとの道の駅までの約45kmに1時間半かかった。
道の駅で30分ほど休憩して再スタート。
近くのファミマへ補給に寄ると、下のような看板が…。
淡路は近年サイクリストが増えているようだけど、
トラブルも発生しているみたい。
それにしても、「建物に自転車を立てかけず、フェンスをご利用ください」
なんて初めて見た。
淡路の住民の間で「自転車乗りはマナーが悪い」
という意識が定着しつつあるような感じがした。
今日は平日だからあまり自転車を見かけなかったけど、
土日はどんな状況なんだろう?
とりあえず、徳島のコンビニにこんな看板が掛けられる日が来ないことを祈る。
道の駅からは高速と平行に少し県道31号を走り、
IC下で右折して県道157号へ入る。
そして、ここからはアップダウンの連続。
まずは花さじきへ。
到着してみると、黄色い菜の花畑が広がっていたけど、
以前はこの時期に植えられていたバンジーなどが全然なくて、
手前はなんだか殺風景な感じ。
ここの管理は県か市か知らないけど、維持管理費が減らされているのだろうか?
仁井の交差点からいったん県道71号で高速の下をくぐり、
パーマ屋の角から幅員の広い農道へ。
今回は走りやすさを優先してこの道を選んだ。
実際きれいでいい道だったけど、
アップダウンがあって、なかなかしんどかった。
久野々の集落を通過し、農道から県道462号へ。
桜並木は県道に合流する手前。
県道462号の原山から末切にかけては、
西に海を見下ろせる見晴らしのいい区間で、
ガードレールのない部分は特に貴重。
県道462号を走った後は生田畑から長澤を経て県道463号へトラバース。
このあたりは緩やかな斜面に棚田が広がる。
相変わらずアップダウンが多く、下ったらすぐに下った分登らされるけど、
景観はなかなかいい。
県道463号を山の奥へと走ると、徐々に幅員が狭くなってくる。
最後は離合不能な山道となり、わかりにくい分岐も2か所ほどある。
コース全体としては、他にも迷いやすい個所がいくつかあって、
今回は事前のコースチェックをマップだけでなく、
Googleマップのストリートビューを使って
走行シミュレーションをしておいた。
おかげで迷うことなくツーリングすることができた。
便利になったものだ。
途中、クルマと出会うことはなかったけど、
12月に新春サイクリングの試走でKZO氏が走ったときは、
4tくらいの産業車が走ってきたそうで、
険道ではあるが、使われている道とのこと。
山道の区間は路面が悪いけど、意外とアップダウンは少なかった。
そして、突然東側の海が視界に入ると下りに転じ、
間もなく県道66号に合流した。
今回は淡路縦断なので、津名から西淡まで県道66号を走り、
最後は県道125号を経てスタート地点へと戻ってきた。
途中緩やかなアップダウンが何か所かあり、
全体を通じてアップダウンの多いタフなコースだった。
走行距離は105kmだったけど、150km走ったくらいの消耗感だった。
徳島の自転車乗りから見ると、淡路は決して走りやすいところとは思えない。
島内の道は徳島県内の道路と比べて路肩部分が狭く、交通量も少なくはない。
最近では関西方面から多くのサイクリストが訪れるようになったみたいだけど、
自転車が多くなると、島内のドライバーにとっては
かなりうっとおしい存在になってしまうのではないかとも思う。
そういう懸念もあって、
最近は僕自身、外周部の道にはあまり興味を持てなくなってしまっていた。
今回は復路で海岸線を一切通らないコース設定とした。
全行程中のハイライトは岩屋から津名までの区間で、
好展望で途中には棚田などもあって、雰囲気のいい道だった。
また、交通量は非常に少なく、気兼ねせずに走ることができたのもよかった。
地形的にはアップダウンが多くなったけど、
その分トレーニング効果は十分だった。
たぶん、もっとゆっくり走ったとしても、そこそこ練習になるだろう。
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そろそろケイリンGPが気になりだす頃。
とりあえず今年の出走メンバーは以下のとおり。
北日本 新田-成田
関東 平原-長塚-後閑
中部 深谷-金子-浅井
近畿 村上
人気が集まるのは中部ラインに違いない。
今年の特別ケイリンでいちばん強かったのは深谷。
どんな展開になっても自分のレースにしていた。
それだけ深谷はレース運びが上手くなっている。
そして、金子の二回のG1優勝は紛れもなく深谷がもたらしたもの。
GPでも展開の中心は深谷だろう。
とはいえ、GPは特別中の特別。
果たして結果は競輪祭のようになるだろうか…?
まず、周回中の並びがどうなるか。
これによって、先導が外れてからの展開が変わってくる。
新田が先導に着けた場合。
先導 新田-成田 平原-長塚-後閑 深谷-金子-浅井 村上
あるいは
先導 新田-成田 深谷-金子-浅井 村上 平原-長塚-後閑
村上は昨年同様単騎としたが、まだコメントは出てないので決定ではない。
また、単騎を選択したとしても、北日本ラインの後ろに付けるかも知れない。
先導が外れて最初に動くのは新田か平原ではないだろうか。
中部ラインを沈めるためには、
深谷を最後まで出さない展開に持ち込まなければならないからだ。
この並びになった場合は、平原が新田の横に付けて、先行開始となるだろう。
その際、新田が突っ張って平原と主導権争いという展開があるだろうか。
ありそうな気もするけど、それをやったら中部の思うツボ。
深谷の捲くり頃で小倉の二の舞となる可能性が高い。
ここは新田がいったん下げ、ホームでは平原に先行させて、
バックストレートで深谷よりも先に平原を捲くる展開にするほうが得策だろう。
それでも、さらに深谷がその上を捲くっていきそうな気がするが…。
いずれにせよ本命は中部ラインで対抗が北日本ラインということになる。
関東ラインは平原が捨て身の先行で、ゴールを長塚に託すという展開しかない。
ここがいちばん劣勢と思われてるから、もし長塚が頭になれば配当は高いだろう。
ただし、買うにはかなり勇気がいる。
ということで買うとしたら、どうしても中部ラインがらみの車券になってしまう。
全体的に安いと思うけど、比較的高い配当を狙うなら、
金子-流し-深谷
小倉の高速バンクでは金子-深谷だったけど、
屋外となる立川、しかもGPとなると深谷がもう少し後退する可能性もある。
場合によっては着外となるかも知れない。
それなら、
金子-成田=長塚
金子-成田=新田
金子-長塚-後閑
3着に村上を入れてみるのも面白い。
また、捲くるタイミングによっては、逆に深谷が頭という場合もある。
違う並びとなった場合。例えば、
先導 平原-長塚-後閑 深谷-金子-浅井 村上 新田-成田
この場合は新田が先行か?
しかし深谷を相手に逃げ切りは難しいだろう。
深谷が先行しようとして新田と主導権争いという展開になれば、
関東ラインにもチャンスが巡ってくる。
本来、平原は先行よりも捲くりの方で成績が出ている選手。
平原の捲くりが届けばゴール前はかなり混沌としたものになりそうな気がする。
1・2・3着は各ラインからひとりずつなんてこともあるかも?
金子、成田、長塚のボックスという買い方も面白い。
このところ週末は鍛冶ヶ峰。
昨日&今日と走ってきた。
最初は訪れる人など滅多にないと思っていたけど、
意外と人気がある山みたいなので、
土曜日は午前中を避け、午後1時に家を出た。
登山口まではMTBでも15分ほど。
昔ここには、し尿処理場があった。
25年くらい前に移転し、現在では当時の建物は取り壊されて跡形もない。
しかし、そういう過去のせいか、辺りにはどことなくうら寂しい雰囲気が漂っている。
にも関わらず、登る人が多いのは、やはり手軽さからだろう。
昨日も登りの途中で下山中の歩行者とすれ違った。
いちばんきつい部分を押し終わり、最後のひと登りにかかったところだった。
「へぇ…、自転車で登ってこれるんやなぁ。」
「ここは乗れるけど、この下は無理です。」
そう言いながら、すれ違った。
土曜日は700mの表示を少し越えたところで足を着いた。
神社の境内でひと休みしてからシングルトラックに入るのだけど、
山頂まで登ってみることにした。
MTBを持っていくか置いていくか迷い、
どうせならMTBもと、崖のようなところを担いで登った。
山頂は展望台になっていて眺めのいいところだった。
しかし、遠くは白く霞んでいる。
中国からの黄砂?あるいは大気汚染?
春先は霞むことが多いけど、一日中屋外で自転車に乗った場合、
体への影響が心配。
山頂はなかなかの絶景
前方の尾根に沿ってSTが延びている。
山頂手前の急な箇所を上から見たところ。
シングルトラックの下りパートでは、
スイッチバック以外はほとんど乗っていけるようになった。
唯一、根っこが3本連続するところが下れない。
2本目の根っこまではどうってことないのだけど、
3本目から先がドロップオフになっていて、かなり勇気がいる。
たぶん、一回成功すれば次からどうってことないのだろうけど、
今はまだ突っ込んでいけない。
上から見た三本根
下から見た三本根
写真だと大したことないように見えるが…。
3本根の先を下り切り押し登りに差し掛かったところで、一人の歩行者と出合った。
「こんにちわ」と挨拶すると、話しかけてきた。
「よく、走りに来るんですか?」
「先々週初めて来て、先週も走って、今日で3回目です。」
「こんなところだと、ほとんど押していかないといけないのでは?」
「いえ、ここはほとんど乗れるんです。」
「マウンテンバイクのレースに出てるんですか?」
「若い頃はレースにも出たりしてましたけど、今は楽しみのためだけです。ここは、よく歩かれるんですか?」
「はい、この近くの石門公園というところで岩登りをすることもあります。仕事がアウトドア関係で、鷲敷でカヤックをやったりもしてます。T川といいます。家は〇〇地町です。」
「そうなんですか。僕もすぐ近所の△見町です。僕も学生の頃はファルトボートをやってたんですよ。今では全然使わなくなってしまいましたけど…。山の方も以前は夏になると信州に出掛けてました。こっちもしばらく行ってません。」
「ほな、アウトドアもするんですね。」
「まあ、以前はやってたんですけど、今はほぼ自転車だけです。」
アウトドア関係の仕事というのが気になったので、帰宅後ネットで調べてみたら、
アウトドアコーディネーターという仕事をされていることがわかった。
近所にもこんなことをしている人がいることに驚いた。
それにしても、こんな田舎で仕事が成り立つんだろうか?
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今日は午前中に家を出た。
先週みたいに、たくさん来ているかなと思ったら、駐車場にはクルマが2台だけ。
結局、誰にも会わなかったけど、
その代わり、ヒキガエルが道の真ん中に出てきていた。
昨日の春のような陽気に誘われて冬眠から目覚めたんだろう。
数日中に寒の戻りがあるみたいだけど、大丈夫かな?
今日は800mの表示のすぐ手前まで登れた。
一気には登れないので、
若干緩やかになるところ(といっても、激坂には違いないのだが)で、
なるべく負荷を抑えて、回復させながら登ることに努めた。
おそらくこれが、乗車距離を延ばすコツだろう。
しかし、それでも最後まで乗り切るのは不可能としか思えない。
シングルトラックでは、今日も3本根には突入できんかった。
ラインはほぼわかっているし、自転車のポテンシャルも十分なのだけど、
乗り手の思い切りがイマイチ足りない…。