「B・C・S」 日記

No.「105」

G休2「積丹岳遭難事故」

2009-02-02 | たいした事
スノボ男性、下山できず 積丹岳
 31日午後3時40分ごろ、後志管内積丹町の積丹岳(1、255メートル)に入山した札幌市豊平区、会社員(38)が下山途中に行方不明になった、と同行した仲間から余市署に通報があった。道警がヘリコプターで捜索したが発見できず、1日早朝から捜索を再開する。

 同町役場などによると、要救(会社員)は31日朝、仲間の男性2人と同町婦美の登山口を出発。午後1時半ごろ山頂に着きスノーボードで下山を始めたが、スキーで降りた仲間とはぐれた。現場付近は吹雪模様で視界が悪かったという。要救とは無線で連絡がとれており、8~9合目間で簡易テントでビバークしているとみられる。

1日の捜索で道警機動隊員5人は、同日正午、山頂付近(稜線)に要救が倒れているのを発見。隊員が要救を抱きかかえて移動したが、足元の雪(せっぴ)が崩れ、隊員3人とともに約2百メートル滑落した。

 滑落後の同午後1時ごろ、隊員は要救をソリに収容。3人で約1時間かけ、40度の急斜面を50メートル引き上げた。

 その後、他の隊員と交代するため、一時、ソリを樹木にくくりつけた際、樹木が折れ、要救がソリに乗った状態で滑落して行方不明となった。このため、隊員は1日夕に捜索を一時、中断した。

 滑落については当初、要救が雪に穴を掘ってビバークしており、そこからの救助作業中に発生したとみられていたが、道警の隊員への聞き取りで、2度の滑落など詳細な状況が判明した。

 道警は2日午前7時から捜索を再開し、道警ヘリが約40分後に要救を発見し、札幌市内の病院に搬送したが、要救の死亡が確認された。また、要救は1日の救助作業中に2度滑落していたことも分かった。機動隊員が急斜面を滑落した要救を、救助用ソリに乗せて引き上げていた際、ソリを固定した直径5cmの樹木が重みで折れてソリが滑り落ちたという。

 道警によると、2日の朝の捜索で要救は標高千メートルの南側斜面で、ソリに乗った状態で見つかった。

PS・・・2次災害が起きてしまったこの事故、当時「気温約-20℃」「風速20~30m」「視界5~6m」体感温度は-40℃を超えているだろう、隊員5人は手足に凍傷を負っているが命に別条は無いとの事。

要求が命を落とした、起因は沢山あるだろう・・・誰を攻めてもいけない・・・

一つ言える事は、冬山には「楽しさ」と隣り合わせに「死」が常にある、と言う事を忘れてはいけない事だ。

第一に、冬山の天候は常に変わりやすい、スキーやボードで山を登り、新雪を滑り降りるのは最高に楽しい。しかし天候を見て、荒れている、荒れてきそう・・・
冬山に、強行・根性・気合などは通用しない、
引き返すのも一つの勇気だ。

今回の要救は、自衛処置で簡易的なビバークで1夜を過ごしたが・・・・・
一人でもこのような事故が起きないよう、冬山の怖さ、知識を解ってもらいたい。

けして冬山に快楽だけを求めて軽易な考えで、入ってはいけないのだ。

冬山に入るに当たって、少数より、大人数。「ビーコン」「ゾンデ棒」「スノーショベル」「カロリーの高い行動食・非常食」「防寒衣類」「携帯電話」「地図」「コンパス」「GPS」・・・・・まだまだあるけど、最低限これは持って行ってもらいたい。

亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします

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2 コメント

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Unknown (283)
2009-02-04 22:36:51
びっくりするような内容ですが、あり得ない話では無いのですよね。
先日降った雨は、1月の冬山をガチガチに固めていました。
普通ではない状況、いろいろな可能性がある事を忘れずに気を付けたいと思います。
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283さん (hata)
2009-02-05 19:51:15
雨が降るなんて、完全に異常気象ですよね~
雨や日照り続きで雪面が解けて→冷え込み→次ぎにドカ雪が降った場合は、傾斜30度~40度の斜面は、表層雪崩の危険性があるので気を付けて下さいね~

俺もモービル欲し~いっす~
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