不思議な札幌

札幌で見た不思議なものやきれいなものを書いていきます!

ヒグマに出会ったら

2019-07-02 21:57:07 | 日記





ヒグマに出会ったらどうするか。北海道人たちはみな知っていると思う。ヒグマのニュースがあると、ヒグマ対策が解説されるからです。

昔は死んだ真似をしろと教えられていたそうですが、それは昔の話。「そんなことをしたらかじられる」と現代人たちは思う。

うつ伏せになって、首をかじられないように両手を首の後ろで組み、リュックを背負って背中を守り…と最近のNHKニュースでやっていた。そんな格好でヒグマにもてあそばれるのも恐ろしい。

まずはそんな状態にならないようにと、北海道では教えられます。
ヒグマに出会ったら慌てず、じっとヒグマを見る。ヒグマは元来臆病だからすぐに襲ってこない。こちらが敵意がないことを知れば襲わない。私たちはそれで少しずつ後退していく…。これが道産子(どさんこ、北海道人たちは自分たちのことをそう呼ぶ)の一般常識です。

石を投げたり逃げたりしてはならない。追いかけてくる。

木に登ってもだめだ。熊も木に登る。木登りは得意だ。全力で走ってもダメだ。熊は時速50キロで走る。マラソンしてもダメだ。熊の持久力はすごい。1時間でも走る。細い木に登れば重たい熊は登れない、というのも甘い。熊は体重をかけてその木を倒すらしい。

刺激しないことが一番。こちらがいることを知らせるために熊鈴を鳴らす。北海道ではホームセンターやコンビニで売っています。あるいはホイッスル、あるいはラジオ、あるいは複数でお話しながら、と言われる。そうすれば気づいた熊のほうから去っていく。