さんぜ通信

合掌の郷・倫勝寺のブログです。行事の案内やお寺の折々の風光をつづっていきます。 

20240621 總持寺つれづれ

2024-06-21 13:40:17 | 合掌の郷・写真部

曹洞宗の鶴見のご本山、總持寺。
石原裕次郎さんやアントニオ猪木さんのお墓があることでも知られています。
以前にもお話したように今年は御開山、瑩山禅師様の700回大遠忌の年。
かようなことで、全国から沢山のご寺院様や檀信徒の方がお参りにきていらっしゃいます。
せっかくご本山に来たんだから、ということでご本山の精進料理膳を召し上がられる団体の方も多くおられます。
で住職のようなポンコツにも、台所のお手伝いをするようにと、また緊急招集がかかりました。

少子化の影響で雲水さんが激減しているご本山では、典座寮(お台所)も人手が足りません。
私たちお手伝いは、もっぱら材料の切込みやお膳の盛り付け、お掃除などをしています。
煮物やお浸しなどの味付けは、すべて雲水さんが行っています。
毎日200人分以上の数を作っていますから、人がいないことも相まってかなり大変です・・
特に盛り付けがね・・・

さすがにお膳の食器洗いはパートさんにお願いしているので助かりますが、
本山の朝は早いし、台所では一日中お膳に追いまくられてお日様の光を浴びることも無いのでみんな色白になります。
結構、屋内体育会系なのです。
とはいえ、典座寮では和気あいあい、お手伝いも雲水さんもみんなで楽しく台所で修行をしているのでありますけどね。

こんなことで、4月、5月の大法要に続いて、今月もちょこちょことご本山にお手伝いに行っております。
倫勝寺、昌龍寺の檀信徒の皆様にはあてにならない住職と思われているかもしれません・ ・・
この秋くらいまではお手伝いに出かけることがありますので、ご容赦ください。

さて、朝食(お寺では小食・しょうじき・といいます)や昼食(お寺では中食・ちゅうじき・といいます)の
お膳の準備がおわって食事をとった後は、さすがに休憩時間があります。
で、いつもふらふらと總持寺の境内を散歩しております。

きょうはその本山逍遥の最中に撮った写真をすこしだけ。

總持寺やそれぞれの建物の詳しい説明はこちらからどうぞ

大祖堂前の一対の大灯篭は、年月を経て風格のある良い姿になっています。

長いこと改修工事が行われていた仏殿は、重厚感のある立派な建物です。

美しいですね、ほれぼれします。

扉の金具ひとつひとつにも歴史が感じられます。

紫雲台は、禅師様がお客様方とお会いになる表座敷。

そしてご本山の顔である山門。

今回は山門向かって左の山の上にある三宝殿、大梵鐘にも足を運んできました。

  

早朝、平成救世観音さまの目線で山門や三松閣を眺めてみました。
落ち着いたいい雰囲気です。
階段のところに人影があります。これで山門がいかに大きいかがわかると思います。

平成救世観音様の周囲にはいろんなアジサイがたくさん咲いていました。
株分けしてアジサイを増やしているようです。

お手伝いに来たときは、休憩時間にのんびり總持寺散歩をさせていただいていますが、
いつ来ても目新しいものばかりで、地元にいながら不勉強極まりないなあ、と恥じ入るばかり。
總持寺史も何冊か読んでお勉強したのですが、ポンコツ頭ではすぐ忘れるし・・

ま、忘れてばかりいるからこそ、毎回なにがしかに感動していられるのだ、と無理やり納得してポンコツを肯定する住職であります。

今度行ったときは、總持寺のどこを見学してこようかと今から楽しみにしている住職であります。

・・・・・・・・・・

園内のアジサイもいよいよ終盤に差し掛かってきました。

今日はここまで。



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