強いきずなによって結ばれた二人が
どうして結婚すると離婚してしまうのでしょうか
子どもがいなければ、離婚するのは自由だと私は思いますが
もしも子どもがいた場合、離婚によって子どもは多大なる被害をこうむることが少なくありません
人によっては今の離婚率の高さを皮肉って
離婚した人を
「犬猫といっしょやね」
といった風にやじを飛ばします
そんな昨今で在りますが
離婚の原因は単純です
『煩悩』という強い欲望による愛情によって結婚してしまったという事でしょう
今のシャバでは『愛』を美しいものととらえがちです
しかしどうでしょう
『仏教』からすれば
『愛』という単語はあまりにも抽象的すぎるのです
具体的にいえば『愛』にはいろいろな種類があります
『慈しみ』は相手の幸せを願う清らかな愛です
『悲れみ』は相手の苦しみを取り除いてあげたいという美しい愛です
かたや相手の容姿・美貌に心が引かれるのはただの『むさぼり』の愛
性欲目当てで優しくれている『むさぼり』の愛情もあります
結婚すれば惚れたはれたと言ってる場合じゃない生活のための面倒な仕事がたくさんあります
日常生活に追われ面倒なことがたくさん増えれば『欲望の愛』はすぐに冷めてしまうでしょう
自分の『欲望』を満たしてくれる『愛』を求めた結果の結婚は
メラミン濃度が基準値を超えたプールに飛び込んだも同然です
失敗する結婚なのです
『仏教』的な視点で見れば成功させるのはそれほど難しいことではありません
結婚するお互いに美しい『慈しみ』や『悲れみ』があった場合に成功していく確率が非常に高くなるのです
『離婚』の原因をしっかり分かっていれば
『結婚』を成功させることが出来るのです
これはブッダが教えてくれた確実に幸せになるための智慧です