『みんなのお寺』 ブッダによる幸せの種がまかれた園

宗派を超え、国境を超え、時を超えて、仏教・ブッダの教えの真理に触れる事の出来る幸せの精舎を目指す『お寺』です

“正しい宗教”“正しい宗派”とは?

2007年11月09日 | 悩み事・質問


“正しい宗教”って・・何なのでしょうか?

日本には、いくつもの宗派がありますが、
どれが正しくて、どれが正しくない…
なんて?あるのでしょうか。




以下はあくまで私の考えなので参考までにして頂けたらと思います

宗教とは人生において宗(むね)・基本とする教えであると思っています

人間は大概、苦しい時に宗教に頼るわけですが、苦しみも人によって様々です

苦しみを解決したい時には藁にもすがりたくなるのが人間なので、解決する方法を説く宗教なら何でもよくなる場合が多い

だから結果的に大金を巻き上げたり、殺人までするような誤った宗教を信じてしまう人も出てくる

幸せを求めて逆に不幸になってしまう、これは誰の目から見ても正しくない宗教です

幸せを説いて聞いた人が幸せになる事が出来る、これが正しい宗教だと思います

しかしそれだけでは説明不足です

それは幸せの質です

人間の本能的な欲望から来た『幸せ』の目指す所は、無病で長生き、痛い思いをせずに自分の思いに叶った楽しみを味わうといった所ではないでしょうか

現代はまだまだ科学が人間の欲望に追いついていないから、自分たちの力でどうしようもない所は、祈願されたお守りに頼ったり、祈祷、おはらい、占いなど、神様や霊能者などについつい頼ってしまいます

これは苦しみから逃げているだけで、私にとっては正しくない幸せの質です

私が正しいと思うブッダから教えてもらった『幸せ』の質は、

苦しみを知り

苦しみを受け入れ

そして苦しみを乗り越える

その方法・ことわり(真理)を学び、その道を歩む事でもあります

その延長線上に、全ての生きとし生けるものの幸せを心の底から願う事が出来る、最高に幸せな境地も付いてくるのだと思います

そのような崇高な教えが広まれば、多くの人々が自分の外界に思いやりを持つことができる

みんながたがいに思いやり、真の幸せに近づいてゆけると思っています

これを人生の宗・基本とすることで平和に近づくように感じます

これが私が考える『正しい宗教』といった所でしょうか


また宗派についてですが、率直に申し上げますと、私が深く学んだのは一つの宗派だけなので、これが正しくてこれが正しくないとは言い切れません

しかしブッダが生きていた時に説いた教え(約2500年前)は間違いなく正しいと私は思っています

だから私は一番古いお経を中心にブログを書いています

時間と空間を経て、その時代に合わせて仏教は変容してきました

私の見解で、この教えは正しいとか正しくないと感じる事はありますが

仏教が言う所の真理が正確に説かれていれば、まあ、間違ってはいないかなぁと思っています


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