『みんなのお寺』 ブッダによる幸せの種がまかれた園

宗派を超え、国境を超え、時を超えて、仏教・ブッダの教えの真理に触れる事の出来る幸せの精舎を目指す『お寺』です

『漢字』は楽しい

2010年01月14日 | 仏教的ものごとの見方・とらえ方
漢字を観察すると実に面白いです

毎日そんなに深く考えることなく何気なく使っている漢字

しかし漢字の一つ一つ、更に漢字を構成する一つ一つのパーツをじっくり眺めてみると

漢字をつくった人たちの、その時代の、智慧や心がうかがわれます


人間は心を伝える伝達手段として

『言葉』を創り、それを開発していった

そしてその言葉を、場所や時代を隔てても正確に多くの人々に伝えれるように

文字を創りました

その文字を、さらに視覚的に分かりやすく開発されたのが『漢字』


このような先人たちの智慧や苦労を思うにつけ

『漢字』は実に意味深く…楽しいです


仏教用語で使う数々の漢字の中で『正念』という漢字があります

『正念』は八正道の中にも出てきますがそれは仏教用語の中でもとても重要で

それを表すためのお経があるほどです

その『正念』の中の『念』を分解してみると

『念』
 ↓
『今』+『心』
   ↓
『今の心』

『今の心』とは今の瞬間に心の中でおもっている『こと』です


そんなわけで『正念』の意味は

『今の瞬間の心の中にあることを正確かつ冷静に、気づく』

といった解釈ができるのです


『今の瞬間の心の中にあることを正確かつ冷静に、気づく』ことができているならば苦しいことがとても少なくなり毎日が楽しいものとなるとブッダはおっしゃっておられます


「先生がたくさん宿題だして嫌だなぁ」

「なんで私ばっかり家事育児しなければいけないの!」

「いつもこき使ってばかりで嫌な上司だ!」

「雪搔き大変だから雪降らないでほしい」

等々多くの不満が生活の中にありますが

あるがままをありのままに観察・把握しし、今の瞬間の行い・動きに気づいていれば小さな子どものように毎日を新鮮に感じて楽しく生きていくことができるとブッダは私に教えてくれましたし、その通りでした




このように仏教用語を一つ一つ、じっくりと観察し興味を持って触れるならば

必ず仏さまの有り難い恩恵を授かり、楽しく生かされることができると思います


合掌


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