久し振りのちびと私達夫婦だけのお出かけは、ちびにとって三回目の映画でした。
どこにでも家族皆で出かけるちび家族ですが、映画だけはまだ弟には無理。
だから映画係はグランパ・グランマです。
出かける前日から、ポップコーンの種類に悩むちび。
当日お迎えに行くと、もう玄関でコートを着てニコニコ笑顔で待っていました。
今日は映画の後、家族の為のパンのお買い物も頼まれたそうで、小さな赤いバックの中には千円札の入ったお財布が。
気持ちはもうすっかりお金持ち。
留守番の家族に其々お土産も買うつもりで張り切っています。
手を繋いで歩きながらも、地下鉄の中でも興奮してお喋りが止まりません。
今回の映画館は前回まで行っていた所とは違って、ちょっとした異空間の雰囲気。
ロビーは暗くて、床がまるで夜に光る天の川のように、様々な色に点灯します。
びっくりしたちびの手がギュッと私の手を握ります。
でも、すぐに天の川で遊ぶちび。
こういう広い所で見ると、まだまだ小さいんだなぁ・・・と改めて。
塩味とキャラメル味の大きなポップコーンと特別にジンジャーエールを買って貰って入場。
「映画の前にトイレに行こうね」
いつもは渋々なのに、「はいっ」といい返事。
戻る途中、椅子の上に載せる子供用のクッションを取ると
「あのね、それ、なくても大丈夫だと思うの」
なにしろ千円札を持っているので、気分はもう大人。
「でも前にとっても大きな人が座ったら、見えなくなるかもよ」と説得。
私達のまん中に座って、
「二人とも、ポップコーン食べていいからね。 キャラメル味のあとに塩味食べるといいよ」と小さなお節介。
でも、映画が始まり、お話が進みにつれて、ポップコーンを食べるのもジンジャーエールを飲むのもすっかり忘れていたようです。
映画は「リトルプリンス 星の王子さまと私」
大体、「星の王子さま」自体が、ちょっと難しい話。
あの世界観に馴染めるかなぁ・・・と思っていたのですが、小さい子は頭ではなく感覚でスッと入っていくんですね。
大人にとっては比喩の登場人物も、子供は「こういうキャラクター」とあっさり納得。
ちっとも退屈する様子もなく、集中して観ていました。
それに、何と言っても主人公の女の子が賢くて元気で勇気があって気持ちいいんですよ。
ディズニーのアニメの登場人物は表情が豊かなので、心の機微がわかりやすいですしね。
ちびは勿論楽しんだようですが、私も充分に楽しめた映画でした。
映画の後は少し遅めのランチ。
この幸せそうな笑顔の隣には、それを見ている私達の幸せそうな笑顔があった筈。
「さぁ、お母さん達とちびと君にお土産だ~~」
と張り切るちびに、
「先ずはお母さんに頼まれたパンを買って、そこで其々の好きなパンを選んでお土産にしたら?」
と、現実的なアドバイスをするあーちゃん。
なにしろ千円も持っているので、ちびと君にはオモチャ、お母さん達には服を買ってあげたいような勢いなんですもの。
悩んで悩んで、それぞれのパンを選び、ドキドキしながら小さなお財布から千円札を出すちび。
「持ってあげるよ」と言うおーちゃんの申し出も、きっぱり「これは、の家のものだから」
見よ、この責任感溢れる背中を。
トップの写真は地下鉄からお家への帰り道、三人で見上げた空です。
夕暮れになる少し前の青い空・・・
何だか今見ると、ちょっと淋しく見えます。
後、どの位、ちびとの宝物のような時間を持てるかなぁ・・・と思っているからかな。
・・・だって、大きくなるのが早過ぎるんだもの。
そら豆には映画館は絶対無理なのでね。
暗かったり、大音響だったり、大人数は苦手なんです。
おちびちゃんの初映画は何歳でしたか?
参考にさせてね。
パスタを頬張る顔が本当に幸せそう
自分ちの物だからと自分で荷物を持つ後姿が健気で可愛い♪
え~~ん
なんだか数年後に淋しい思いをしている自分の心を思って泣けてきた~~
本当に大きくなるのが早すぎます
まあ、よく覚えているものですよ。
それからはお絵描きも、ロゴも、ごっこ遊びも全て「アナとエルサ」でした。
今度のお正月映画が、すーちゃんの映画デビューかな?
え~~ん
そうなのよ、自分達の子供達と同じく、叉あっさり飛び出ていくのよね、この孫達も。
そうじゃなければ困るんだけれど、淋しいよね~~
4歳2ヶ月。。。
すーちゃんが1月28日で4歳。
ということは。。。
え?
3月28日頃には映画デビュー?
む・無理かも。。。。
それと、子供を意識して創っている映画は、やはり子供のツボを知っている。
すーちゃん、楽しめると思うよ。