おでかけのーと

城跡めぐり、ガーデニング、編物。

十輪寺(兵庫・高砂市)

2022-10-15 | 高砂城

★十輪寺 MAP
この地の偉人たちのお墓がある。


梶原氏
 

三浦氏
 

田中布舟
1734年(享保19)に材木町で酒造業を営む家に生まれた俳人・田中布舟は、小林一茶と友達で曽根天満宮で句を詠み、家に泊まらせたとか。
 

美濃部達吉
1873年(明治6)、漢方医の次男にうまれた。
法学者・憲法学者・政治家・東京帝国大学名誉教授。
1912年(大正1)、憲法講話で「天皇は国家の機関であって主権をもつものではない」と天皇機関説を発表。
大正デモクラシーの代表的理論家として民主主義的な日本の発展に寄与した。
1935年(昭和10)、天皇機関説を排除することで政治的主導権を握ろうとした軍部&右翼に攻撃される。

工楽さんちの近くに生家跡、高砂市民コーナーに美濃部親子文庫があった。
 


天竺徳衛門(兵庫・高砂市)

2022-10-14 | 高砂城

天竺徳衛門は、1626年(寛永3)と1630年(寛永7)にタイへ渡り、航海で見聞きしたことを「天竺物語」「天竺渡海物語」に書きベストセラーになったらしい。


★生誕地(船頭町自治会館) MAP
 

★善立寺
お墓がある。
 


近代建築(兵庫・高砂市)

2021-11-30 | 高砂城

★三菱製紙魚町倶楽部 MAP
明治37年、神戸製紙所高砂工場内に、アメリカ人技師長M.J.シェイの居住施設として建設された。


★高砂銀行本店(高砂商工会議所会館)
昭和7年の建築。
 

★高砂消防分署旧庁舎
昭和10年に高砂消防会館&南本町巡査派出所として建てられた。
日曜だけ2Fの展示室を拝見できるよう。


★出汐館
鐘淵紡績高砂工場の迎賓館施設として、昭和11年に建てられた。
現在はカネカ社員の福利厚生施設。


★高砂通運旧本店
1938年(昭和13)、2代目・中須半介社長が当時流行してた建築様式を参考に、高砂駅前に建築。
2Fは歴史資料館。
銀座商店街には、ミニ四駆コース完備の田中屋模型店もある。
 

★梅ヶ枝湯
昭和18開業の銭湯で、現在も薪を使ってお湯を沸かしてるらしい。
裏に回ると、古い木造建築に増改築が繰り返された跡が見れる。
建物側面と煙突に煉瓦が使われた、珍しい混構造。
  

☆旧朝日町浄水場配水塔(P高砂文化会館)
1923年(大正12)、高砂は海岸に近いため井戸水の質が悪く、三菱製紙と高砂町が共同で浄水場を建設。
翌年から配水された。
初期の鉄骨造配水塔。
円筒形水槽を支える6本の鉄脚は、八幡製鉄所(新日本製鉄)で製造された鋼材を、川崎造船所(川崎重工)が加工組立したもの。

浄水場跡地に文化会館が建ってる。


花井家住宅(兵庫・高砂市)

2021-11-29 | 高砂城



★稲荷橋 MAP
一国一城令で高砂城が廃城になり、いらなくなった防御用部分の堀が埋められた。
向こうの道路まで堀川で、高瀬船が行き交えた。


★花井家住宅
江戸時代から肥料問屋を営む。
埋められた堀川の上に、1869年(明治2)に蔵が建てられ、明治後期に主屋が建築された。
 
ボランティアのおじさんが案内してくれた。
 
テレビ取材で金庫を開けたけど、何も入ってなかったらしい。
 
奥の和室。
    
12.12に高砂来て民家まつりがある。
懐かしのレコードを聴きながらお茶できるみたい。
 
五右衛門風呂。

通り土間を抜けるとすぐ蔵。
おうちに300冊くらいキネマ旬報があったらしい。
  

★大崎家住宅
1868年(明治1)、大崎卯平が材木問屋を始める。
明治38年頃に建てられた主屋は、阿波から来る藍玉商人の宿として使用された。
戦時中は土間に防空壕が掘られてたらしい。

相生の松を下から見上げたような無限に連続する松枝の文様に、尉と姥の持つ熊手と竹箒が幸運の象徴として重ね染めされてる、高砂染め。
姫路藩が徳川幕府に献上する特別な染物として、高値で取引された。


高砂船運(兵庫・高砂市)

2021-11-28 | 高砂城

1605年(慶長10)、池田輝政が高砂神社を移転して高砂城を築き。
加古川の流れをつけかえて掘割をつくり、城下町を建設し、加古川舟運と瀬戸内廻船の積替え港として整備した。

★高砂樋門 MAP
加古川は高低差が少なく普段は穏やかだけど、上流で大雨が降ると氾濫してた。
1918年(大正7)~1933年(昭和8)にかけて改修工事を行い、堀川の上端に樋門を設けた。
   
観光MAPには載ってないけど、ポケモンGOのポケストップになってる。

★津留穀留御番所
伏見から移築した百閒蔵に、加古川を下ってきた年貢米が集められてた。
姫路藩だけでなく、他藩や旗本のものも預かってたらしい。
   

★南堀川
明治中頃まで賑わった。
 
道路ができた分短くなってるけど、工楽松右衛門邸前まであったみたい。
  

★三連蔵
堀川周辺に多くの荷揚げ倉庫が建ち並び、舟がぎっしりとつながれた川向こうに本瓦葺き屋根の蔵が延々と続いてた。


★川口番所
舟の積み荷と乗船者を改めてた。
鉄砲や大砲が常備され、御船蔵も設けられてた。


★国鉄高砂駅
1913年(大正2)、加古川船運からの転換目的で、加古川町駅~高砂口駅を走る播州鉄道が開通。
1914年(大正3)、三菱製紙や鐘淵紡績の貨物&旅客輸送のために延伸開通。