別冊 どうも |^・ω・)/

今関心ある事を、まぁなんとなく、適当に。

安土城へGO! その2

2012-07-06 08:27:27 | お城・史跡

↑信長の館 500円∑( ̄[] ̄;))(駐車場無料)
空模様があやしいので、サクッと観て、とっとと城跡へ行きたい。

館内入ると、真っ先に目に入る食品サンプル。
家康おもてなし御膳の再現とのこと。

安土に招待された家康の接待役を仰せつかった、光秀プロデュースの接待御膳ですね。
この献立が豪華すぎるとか、刺身が腐ってたとかなんだとかと信長から叱責され、接待役を中途解任させられたとか、領地をとりあげられたとか。
それが元で光秀が謀反を犯したと囁かれている、例のいわくつき御膳っす(ノ゜ο゜)ノ オオオオォォォォォォ-
←パンフより(クリックすると大きくなります)

館内撮影可(フラッシュ不可)なので、是非写真撮りたかったんですが、ショーケースが照明に反射して上手く撮れませんでした。残念

品目もさることながら、一回の食事でのお膳の数が半端ないっすね。
七膳出すなら、もう一膳増やして「末広がり」もありだな( ̄m ̄〃)
このボリューム見ちゃうと、「家康、接待太り?」と思う事必至。

サンプルにはなってませんが、3日分の献立全メニューも紹介されてます。
「魚介ばっかで、野菜が少ない」
「金掛かってるのは解るけど、変わり映えしない献立で目が飽きる」
「きっと味も見た目通りなんだろうなぁ・・・」
と、今どきのグルメ大国日本人は、つい思ってしまったり。
ずいぶん贅沢になってしまったものだ、と、反省してみたり。

ウナギのぶつ切りと、スズメ(?)の丸焼きは、なかなか グロい ワイルドな形相です。
魚のすり身のつくね風の奴は、ちょっと食ってみたいです。

お土産用に、おもてなし御膳の食玩とか作ればいいのに。
ぜったい全御膳コンプリートに走るよ。

さて、天主5階↓
←朱と金の間(もちろん、立ち入り禁止)

←パンフ説明図(クリックで大きくなります)

・・・派手っ・・・Σ( ̄Д ̄;)
まぶしいくらい、金色です。
間近でみると、目にも心にも優しくないです。
それでもって、漆塗りの朱色の柱が、チープな庶民にはプラスチックにしか見えないー・・・(´Д`|||)

見た目より、狭いです。
4畳半ない位?ってくらい狭いうえ、上下左右の金色の圧迫感が半端なくて息苦しい。
さらに赤と金のけばけばしい色味で、情緒不安定になっていくような、なんとも言えない不快感が・・・。
一人じゃ精神不安定になるし、二人いたら息苦しいしで、正直、1分とこの部屋にいる気にならんです。

ドラマ(信長king of Zipangu)では「極楽浄土のようじゃ」と讃えられていましたが、現物を見て、極楽の地獄度がアップした。


さらに、外階段で6階へ↓
←最上階、黒と金の間

←パンフより(クリックで大きくなります)

さらに狭いです。
が、6階は四方が窓なので、開ければ意外と解放感はあるのかも。
色調もシックなので、5階の朱金よりは落ち着きます。
ほの暗いと、なかなか幻想的でもあります。


5階も6階も、金がかかってるってのは重々承知出来ましたが、常用で使っていたとは思えないお部屋。
これを作った意図と目的と趣味がわからん。
常人には長居するに耐えられん空間。
接待には向いてないし、密談するにも、独り本読むにも、思索に耽るのにも適しているとは思えない。

そう、そうなんだ。
なんかそういう、頭使う様なことするのが「バカバカしくなる」ような、非生産的な部屋。
そういう意味でなら、心理学的、哲学的意味のある空間とも言える。

あ、そっかー、
極楽浄土は、1分とその場に留まる気にならない程居心地が悪く、何も考える必要もなければ、何かを生み出す必要もない、進歩もなければ退行もしない停滞ゾーン、ということかー( ̄-  ̄ )フーン
やるじゃん、信長。

大凡「覇王」だの「魔王」だののイメージとは符合しない、壮大感も威厳も感じないケバケバしさに、ダンナは「理解不可能」と一蹴してました。
実際こんな部屋で暮らす現代人いたら、「趣味悪っ」でうっちゃるところですな。
まぁ、どう感じるかは見た人の自由ということで。
この部屋を自慢げに見せつけられた家臣や諸大名たちは、一体何を思いながら褒めそやしていたんでしょうかね。

「すっげぇなぁ」と感嘆しながら「よくやるよ」と呆れ付き放したくなるこの天主上階部と、私が信長に対して抱いているイメージが見事に合致したのが素晴らしいと思いました。
どういう感想を抱こうが、一度は観れてよかったです。

(追記)
5階の極楽浄土の上階に、中国古典の識者偉人がいるってのも妙なバランス。
といって、信長が、孔子や太公望を尊敬や敬愛している風でもないし。
一体なにをしたかったのか、ほんと謎。


さて、この信長の館のほかに、県立の考古博物館(400円)も別棟であります。
こちらは縄文だか弥生だかの古墳発掘調査系の展示がメイン。
もちろん安土城・信長関連のブースもあるんですが、別段これといったものは・・・。

安土には、「城郭資料館」「信長の館」「考古博物館」と3か所に安土城関連の建物あるんですけど、わざわざ三か所に分散展示するほどの内容ではないと思われます。
箱物事業を回収する行政手段ですか?
ここまで3時間、1000円以上を消費したわけですが、見てきた物がその金額と時間に見合っているかというと・・・。
不必要に移動時間と体力と金を消費しちゃった感が強いなぁ・・・。
失礼m(__)m


さて、本日のメインイベント、安土城址へやっと移動しまっす∠( ̄◇ ̄)

   つづく