2013年6月9日(日)@ちひろ美術館
この日、思い立って「ちひろ美術館」へいってきました。
shinpeiとさっちゃんは、朝から地引網、keitaはお友達と遊びにいってしまった
午後にぽっかり空いた時間によし行くぞー!と。
『手から手へ展
絵本作家から子どもたちへ 3.11後のメッセージ』
期間:2013年5月22日(水)~8月4日(日)
http://www.chihiro.jp/tokyo/museum/schedule/2013/0218_1633.html
ちひろ美術館にいくのは、10年以上ぶり。
どの駅で降りるんだっけ?から。
ちなみに西武新宿線の「上井草」下車です。
これまた久しぶりに西武新宿線にのりました。
結婚する前は、この沿線の「中井」という小さな駅に住んでいたので、
黄色い電車がとてもなつかしい。
商店街や畑を通り抜け7~8分歩いたでしょうか。
住宅街の中、素敵な一角にありました。
ちょうどこの日、ててん茶話会なるものが開催されていて
絵本カフェで以下の方々がいらしていました。
希望した方とおしゃべりができるんだそうです。
アンヴィル奈宝子、おくはらゆめ、早川純子、広松由希子、
ふしはらのじこ、降矢奈々、降矢洋子
降矢さんとお話ししたかったなぁ。
ちょっと躊躇しちゃって、ひとりだとだめね。
絵本作家から子どもたちへ3.11後のメッセージ の展示会場
たくさんの作家さんたちの作品からメッセージが伝わってきました。
7カ国110名の絵本作家たちが、
未来を生きる子どもたちへの想いを込めて描いた作品です。
主催した降矢さんのメッセージが心に響きます。
「いまこのとき、私たちアーチストができることのひとつ。
私たちの発するメッセージがみなさんのこころに届き、
それらが人々の手から手へと伝わっていくことを願います。」
降矢奈々
お時間のある方は、ぜひおでかけください。
私も子どもたち連れてもう一度いってみよう。
最後に読んだ木崎涼さんとアーサー・ビナードさんの詩がいつまでも
心に残りました。
メモをしてきたのでご紹介。
どこへ
木崎涼 & アーサー・ビナード
「どこへ?どこへ
行くの? セシウムさん」
「ちょっとそこまで
風下の森のほうへ」
「なにしに行くの?
友だちが待ってるの?」
「いいや、これから
新しい友だちさがし」
「どうやって友だち
みつけるの?」
「木の実にくっついて
それを食べた小鳥と
仲よくなろうかな」
「小鳥と友だちになったら
どうするの?」
「そうだな 小鳥の
心臓にもぐりこむかも」
「そんなことして 小鳥は痛くない?」
「だいじょうぶ だいじょうぶ
わけのわからないうちに
死んじゃうから」
「友だちの小鳥が死んだら
どうするの?」
「こんどは 雨と遊んで
川に入っちゃおうかな
川で魚と友だちになれるしね」
「魚と友だちになったら?」
「そうだな、筋肉にもぐって
じーっっとしていようかな」
「魚は それで苦しまない?」
「そんな心配いらないよ
いつの間にか死んじゃうんだ」
「魚が死んだら どうするの?」
「川をくだって 海にでようかな」
「海にでたら どうするつもり」
「こんどは アサリと仲よくなるよ」
「アサリと友だちになったら?」
「漁師がどっさりアサリをとるだろ?
そうしたら 街のお店に いっしょに並ぶ」
「それから?それからどこへ行くの?」
「こんどはね
きみの家をめざすよ
朝のごはんのみそ汁の中で
ぬくぬくと待ってみようかな」
「みそ汁に入ってどうするの?」
「そんなこと決まってる!
きみと友だちになるんだ」
【おまけ】この本だいすきの会暮れの集会でアーサービナードさんが講演しました。興味があれば以下に記録があります。こちら