goo blog サービス終了のお知らせ 

エソラな毎日

大好きなミスチルの曲からとりました。絵空事でもいいじゃない!
希望をもってカラフルな毎日にしていこうと願望を込めました

読書日記 原田マハさん

2020年03月02日 | 本にまつわる(この本・プラタナス読書会)

2020年3月2日
読書日記

原田マハさん
美術の目と ことばの目を開かせてくれました。
美術館に行きたくなるよ
「たゆたえども沈まず」
「美しき愚かものたちのタブロー」

スピーチの技法に騙されてはいけないけれど、心からのことば というのは、きっと心が震えて感じで教えてくれる。
「本日は、お日柄もよく」

毎日、コロナ関連の煽るような報道、加熱する消費活動…。やたらに中止したり休むのが良いとは思えないけどな。経済が止まってしまう弊害どうするのだろう。

悔しいから中止になってしまったイベントの時間で、積読本でも読もう。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

読書日記 上橋菜穂子さん

2020年01月16日 | 本にまつわる(この本・プラタナス読書会)

2020年1月16日

やっぱり好きだな。
上橋菜穂子さん
いつのまにか守り人シリーズの外伝が出てた!バルサ、かっこよくて泣けます。
「風と行く者」2018年11月

そして 本屋大賞にもなった鹿の王の続編
「鹿の王 水底の橋」2019年3月
少し先のホッサルとミラノの物語

知らない間に大作の物語を紡いでくれてありがとうございます。
どちらもよかった。上橋ワールドにどっぷり浸った幸せの時間でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ちっちゃい こえ」に耳をすます」 アーサー・ビナードさん講演会レポート

2019年08月03日 | 本にまつわる(この本・プラタナス読書会)

2019年8月3日
第37回 子どもの本と文化の夏の集い
お待ちかね、講演会のレポートです。

講演会 「ちっちゃい こえ」に耳をすます」
講師 アーサー・ビナードさん

夏の集いの最後を飾ったのは、アーサー ビナードさん!
日本人以上に日本を愛する詩人とご紹介して間違いないでしょう。
そのお話しは、ユーモアを交え、時に鋭く斬りながら、永田町からの妨害電波もなんのその、私たちに多くの気付きをくださいました。

「紙芝居のはじまり、はじまり〜」と、アーサーさん自身による「ちっちゃいこえ」の実演から始まりました。
たちまち引き込まれ、恐れ、怒り、悲しみ、希望とたくさんの感情が湧き、すっかりその世界へ入り込みました。
それもそのはず、紙芝居には人を巻込む力があるからなのです。
日本人が忘れかけていた「紙芝居」、実は非常に優れたメディアであり、日本の誇るべき文化に値することを、アメリカ人のアーサーさんがその歴史、経緯を交え丁寧に教えてくださいました。
「日本人の私たち、もっとしっかりせーよ!」ですね、そんなことは一言もおっしゃらないどころか、ひたむきに日本の平和、未来のために誠実な思いを注いでくださるのです。

「ちっちゃいこえ」は、丸木俊さん、位里さんが描き上げた壮大な15部の連作「原爆の図」から絵を選択、切り取り構成した紙芝居です。
完成させる過程で、多くの壁に当たる度「原爆の図」と向き合い、悩み探し、知恵と工夫で乗り越えました。
そのために要した7年を、日本のサクラダファミリアにならなくてよかったと笑い飛ばす裏には、計り知れない苦労がおありだったことでしょう。心から称賛と感謝を申し上げます。

完成した紙芝居は、アーサーさんの手から離れ歩きだしました。
さぁ、ここからは、この紙芝居を手渡してもらった私たちの出番です。
家族に、知人に、子ども達に読んでいきましょう。私たちが実演していくことで広げていきましょう。
演じて巻き込んで、聞き手を傍観者から当事者へ、当事者となればしめたもの、共に考えていきましょうよ。

そして、丸木美術館へ「原爆の図」に会いに、体験しに足を運びませんか。ここにも紙芝居と同様、巻込む力があるそうですから。巻き込まれ、感じて知って次の一歩を踏み出したい、そんな勇気をもらった講演会でした。

参加できなかった皆様も、まずはアーサーさんの作品の扉を開けてみてください。
優しく語りかけ、こころ動く作品ばかりです。
講演で紹介された作品は、以下です。
「ちゅちゃいこえ」
「ドームがたり」
「さがしています」

【番外編】もっとアーサーさんをしりたい方へ
◇アーサさんのお人柄
・講演会終了後、休憩を挟んでからサイン会ですとの説明に、アーサーさんは、「僕は休憩いらないよ、すぐサイン会できるよ」と、また、会場の片づけまで、「僕も一緒にやる」とおっしゃっいました。お疲れでしょうに、アーサーさんのお人柄がわかります。

・サイン会は、お一人お一人、丁寧に対応され、しっかり目をみてお話しされます。質問にも誠心誠意お答えしようとするその姿勢、惚れてしまいます!

・懇親会では、原子力のことを熱く語ってくださいました。過去の驚くべき真実!情報操作に騙されてはならないことを痛感しました。もっと知りたくなりました。

◇紙芝居
優れた点のおさらいです。
電気不要、即起動、ソフト(紙媒体)変更なしにつき、昔のものも即再生可能!
抜く効果の重要性も忘れてはなりません。
さあ、皆さん、舞台を揃えて、Let's 紙芝居!

知ってると役立つ「ちっちゃいこえ」クイズ
①細胞の場面のもととなる絵は、なーんだ
②ピカ爆発のもととなる絵は、なーんだ
丸木美術館に探しにい行きたくなります。答え①梅の花 ②着物の柄

◇「ドームがたり」
この作品も、読みがたってくださいました。
動けない主人公の原爆ドーム、どうすれば作品になるか?
そうだ!動く画家に頼めばきっとできる!その確信のもと、スズキコージさんに依頼したそうです。素晴らしく適任です。
ドームの最後の一言「ぼくは、生き物がそばにいるとうれしい。」が平和への祈りに感じました。
あとがきは必見です。アーサーさんの想いを感じてください。

戦争、原爆、政治等のお話しは、重くタブーと扱われることがあります。私たちの国のことなのに…。
アーサーさんは、理不尽に立ち向かい、未来をしっかり見つめていらっしゃる。
世間の情報に惑わされず、自分の頭で考え動いていけばきっと道は開けるというメッセージを受け取ったように思いました。

最後に私だけに留めておくのはもったいない回答を皆さんに共有して終わります。

サイン会で私の番の時に尋ねました。
「なぜ、日本のことをここまで思ってくださるのですか?」

そのお答えは少し考えてサラリと。
「平成2年から日本に暮らしてね、たくさんの返せないほどの恩を受けてきたから、こんなの当たり前だよ。それにね、大勢の大切な人がいるから」

長文にて失礼しました。アーサーさんの魅力を少しでもお伝えできたのなら幸いです。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

年の暮れ集会報告その5(お終い)

2016年12月28日 | 本にまつわる(この本・プラタナス読書会)

2016年12月27日(火)

今年の年の暮れ集会でも、いろんな方との出会いやたくさんの思いをいただきました。
また、毎年、顔をあわせるだけだった方に一歩踏み込んで悩んでいることをお話ししたら、心にぐっとくるようなアドバイスをもらったり、本のサインを待つ間に、並んでいる方とたわいない話しで笑ったり、人と人との距離を近くに感じるのは、年の暮れだからでしょうか。お酒の力もかなりありますが…。
本を通じて、子どもの心とことばを育みたいという同じ思いをもっている仲間が集い、豊かな思いやことばを浴びて、新しい年を迎えるられることに感謝し事務局の皆様に心より御礼申し上げます。...
 

来年も子どもたちに ことばをたくさんかけ、お話しを届けて心動かして参りましょう。
そして小松崎先生が健康で、また年の暮れに杯を重ねられますようにと祈りをこめてお終いにします。
ありがとうございました。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2016年 年の暮れ集会報告その4 童心社編集長 大熊悟さんの講演

2016年12月27日 | 本にまつわる(この本・プラタナス読書会)

2016年12月27日(火)
集会の2日目は、童心社編集長 大熊悟さんの講演でした。
 「ずっと子どもと もっと子どもと~児童図書と紙芝居について~」

 
童心社の始まりは紙芝居を世に出すためというくらいですから紙芝居を中心にお話しが始まりました。
 大熊さんは、まだ童心社に移ってから日が浅く、紙芝居は現在も勉強中ですと謙虚に話されていましたが、2作演じて下さった紙芝居は、とても楽しく引き込まれました。
おすすめ紙芝居のリストをいただいたので、画像で紹介しておきます。
 紙芝居の特徴は、絵本以上に集団で楽しむもの。演じ手と観客が紙芝居を通して一体感を感じ、心のつながりが生まれるのが醍醐味。
 国策により軍国紙芝居に使われたかなしい時代もありましたが、過去のこと。
 童心社は、平和のため、子どものし幸せと日本の豊かな文化として普及に努めているということです。
また、これからの子どもの本については、絵本を読んでもらう楽しさから自分で読む楽しさへ導いていくことも大切だとおっしゃっていました。出版業界では児童書の幼年童話は危機的な状況にあり、活字離れに拍車がかかっているのが現状です。
 売れている児童書は、一時的にウケるもの、軽いものなどに人気が集まり、ストーリー性のある長編は敬遠される傾向。これを少しでも食い止めるため、地道に良書を出版していく活動を続けていきますとしめくくられました。

おまけ
 お話しにあった本の中で気になったものを紹介します。
 「ばあばは、だいじょうぶ」作:楠章子 絵:いしいつとむ(認知症になったおばあちゃんのお話し)
 「きつねみちは、天のみち」作:あまんきみこ 絵:松成真理子(しっかりとしたストーリー生のあるお話し)
 

演じてくださった紙芝居
 「やつばけずきん」脚本:津田真一 絵:武田美穂
 「おうさまさぶちゃん」馬場のぼる
 

おすすめ紙芝居リスト

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする