2014年3月12日(水)朝読み@4年3組 T原先生
shinpeiのクラス、3組としては、最後の朝読みです。
実は、1月31日のはずだったのですが、インフルエンザで学級閉鎖に
なってしまい、中止になってしまいました。
ずーっとよんできたクラスだったので、先生とお会いしたときお願いして
この日、朝読みをやれることになりました。
私が入ると、一番前の列にさーっと悪がき男子が陣取ります。
おいおい、近すぎるって。
そこにshinpeiが後からノコノコ入り込んで、なんだよー、後からずるいぞと、
みんなにブーイング。
すごい食いつきようの男子は、かわいくもさえあります。
しかも、どの子も、やんちゃな男の子達ばかりなのが笑える。
そういえば、今年の6年生達だって、4年生までは、すごい食いつき方だったんだよな、と
なつかしく思い出しました。
さて、この子たちは、高学年になったら、どんな風にかわっていくんでしょう。
いつまでもこんな風に、くいついてほしいなーと思うのですが。
えかきうたは、ふなっしー!
正面バージョンと横バージョン。
今日もなかなか上手にかけたもんね。とえばっていると、
チーバくん、描いて!とリクエスト。
おへー!!またもやチーバ君か。
即興チーバ君で大爆笑。
お散歩、お散歩、ランランランではじまるチーバ君。
ヘロヘロです。
よし、今年はオリジナルチーバ君えかきうたを開発するぞ!と誓うのでした。
さてお話しは、shinpeiのリクエストで、
「おもち一つでだんまりくらべ」
作:大川 悦生 絵:二俣 英五郎
ひまわりさんで先日読みました。
みんなでおもちを数えるところは、勝手に子どもたちが英語で
数えたりして。お主ら、なかなかやるな。
だんまりくらべで、最後のおいしいおもちを争うおじいさんと、おばあさん。
どろぼうがきても、しゃべれない。
さて、勝負の行方は?
なかなかシニカルな結末ですが、みんなで楽しく読みました。
2年間、ありがとう。また5年生であえるのを楽しみにしてるよー。と
挨拶をしたところで、やんちゃ男子、黒板に集まり、思い思いにえかきうた。
根強いのは、まるまるちゃんのぶた。
かくかくちゃんのブタというのもあり、みんな四角なの。
これまた楽しい!
いたずら大好き男子たち。それを冷ややかにながめる女子たち。
2年間で10回、足を運ばせてもらい、とっても楽しかったな。
今度は5年生として会えるのを楽しみに!
またね。
【おまけ】
いつもいたずらばかりするS太くん。この日の厚着にはびっくり。
マフラーにジャンパー2枚にシャツ。
この星柄ジャンパーは、お気に入りなんだそうで、こだわりのファッションなんだって。
いつも一番前できいててくれて、ありがとう。
廊下で6年1組の女子二人にあいました。
いつもニコニコあいさつしてくれて、えかきうたを楽しみに
まっててくれたHさん、ありがとうね。
しっかりもののU田さんと、二人でにっこり!
卒業は、やっぱりさびしいな。
卒業式、楽しみでもあり、さびしくもあり。
2014年1月25日(土)
まいあさんがニューヨークへ引っ越してから8ヶ月。
なんとかI支部、みなさんのご協力で、月1回の例会も開けて、
コマ先生も足を運んでくださっています。
小さい課題はありますが、月1回、絵本やこどもの本を囲んで
楽しい時間をすごせることは、幸せなことだと感じております。
1月中旬、まいあさんから一時帰国のお話しをきき、
わぁー!!!
ぜひ例会にとお誘いし、せっかくなので新年会も開きましょう!
地元の居酒屋で、14人も参加してくれました。
途中、nonママもnonちゃん連れて顔を出してくれるし
tsujiさんも最後に参加してくれたし 延べ16人。
うれしいなぁ。
コマ先生も、終始笑顔。日本酒好きのマコTと酒談義
(翌日、マコTは、飲みすぎ?飲まされすぎ?で大二日酔いだったそうですが)
また、I支部で絵本を作ろうと、作:コマ先生、絵:tsujiさん。
夢は広がります。
今年も1年、子どもたちへたくさんのお話しを届けようとなりました。
もちろんこの酒だいすきの会もまたやりましょうね。
まいあさんからもたくさん元気をもらいました。
留守の間、またがんばります!
今度お会いできるのは、夏かな。
厳寒のニューヨーク、くれぐれもお気をつけてお過ごしください。
また!
2014年1月
久しぶりに読みごたえがあり、しばらく余韻の残る本を読みました。
もっと早く読んでおけばよかった。
「モモ」作:ミヒャエル・エンデ 訳:大島 かおり
時間どろぼうと、ぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子モモのふしぎな物語。
人間本来の生き方を忘れてしまっている現代の人々に〈時間〉の真の意味を問う、エンデの名作。
時間どろぼうに時間を奪われた人々は、常に何かに追い立てられ、せかせかと働きます。
もはや目標も忘れ、ただただ忙しがっています。
その姿、誰かに似ていませんか?
失っているものの価値に気づかせてくれる本。
たいせつなこと、生きること、真のよい暮らしってなんだろう?
子どもが一番モモを身近に感じるかもしれません。
児童書のカテゴリーですが、大人にも読んでいただきたい本。
いろいろ書きましたが、物語は、まったく難しくありません。
ハラハラドキドキ、ワクワクのファンタジーです。
おもしろいです! ぜひ読んでみてください。
【おまけ】
「人間はじぶんの時間をどうするかは、じぶんできめなくてはならないからだよ。
・・・・・時計というのはね、人間ひとりひとりの胸のなかにあるものを、
きわめて不完全ながらも まねてかたどったものなのだ。
・・・・人間には時間を感じとるために心というものがある。
そして、もしその心が時間を感じ取らないようなときには、その時間はないもおなじだ。」
まずい! 私、ないもおなじ時間を過ごしているぞ
2013年12月26日(土)
暮れの集会の一画で、江川多喜雄先生のコーナーが設けてありました。
江川多喜雄先生の突然の訃報をきいたのは、昨年の10月。
79才で逝かれました。
江川先生は、長年に渡り子どもたちの理科教育にご尽力されていました。
私が初めて江川さんの講演をきいたのは、2009年12月。
とても好奇心旺盛で、楽しい先生だなというのが印象。
それからも江川さんの講演は楽しみに、3回きかせていただきました。
その度に刺激を受けて、子どもたちとともに、料理をしたり、散歩でみつけた草花を観察したり
生活で理科を身近に感じるような題材をみつけたりしていました。
はじめて先生を囲んでのお酒の席の交流会にもお邪魔させていただいて、
質問にも丁寧に楽しく答えてくださりうれしかった記憶があります。
また食事も心をかけていらっしゃり、奥様への食事も野菜を中心に味噌汁には、
たっぷり野菜をいれてることや、生姜もたっぷり使うとよいこともお話しくださいました。
それ依頼、わがやの野菜室に生姜はいつもおいてあります。味噌汁にもいれます。
今度、江川先生と一緒に自然がいっぱいの河原へ子どもたちとフィールドワークに出掛けよう~
という素敵な企画が持ち上がったのを思い出します。実現せぬまま逝ってしまわれましたが
自然を愛し、科学を生活にとりいれる生活は、忘れずに心がけていきます。
江川先生、ありがとうございました。
江川先生の講演で、印象深かったことを記録します。
●「なぜ、どうして?」と問いかける心が大切
みつめるということは、楽しいんだよ。
よく知ること=みつけること
近づいてにおいをかいてみてほしい。
ふうせんかずらの種にはハート模様あがる。これはおへそ。
江川さんは、子どもたちに理科 や生活科の重要性を強くおっしゃっていました。
実験する、観察することが盛り込まれた教科です。
●観察は待つこと。虫時間、生き物時間にあわせましょう。
素通りせず、とまってまってみてください。
苺の種、トンボの産卵(なわばり争い、雄はまつ。)
道草も大事、子どもは道草が大好きです。
●価値が見える褒め方が必要。
子どもは、褒めればよいというものではない。
先生が選んで学級新聞に載せる。
載った子は、選ばれたことで喜ぶ。
●子どもが自分で生活できるように育てよう
家庭では、子どもに居場所をつくること。
時間に追われ、スケジュールに縛られていたら、ストレスがたまるでしょう。
家は羽目をはずすところでありような、ほっとする場所にしましょう。
同時に、家族の一員として「あなたがいるから助かっている」と感じさせてあげましょう。
家の仕事をひとつもたせること。
「子どもが将来一人でいきていけること」
子どもを下宿人にしてはいけません。
台所でしっかりおしえよう
「台所は実験室」いろんなことが学べる。
煮物はできたらすぐ食べない。生物の細胞のしくみ
●工作でいろんな工夫を
紙ひこうき ひとつでたくさん遊べるよ!
●いじめは…
増えている大きな原因は、学校にクラスに自治がなくなってしまったこと
先生のいうように動くしかない。
遊ぶことが集団をつくっていた。
塾だお稽古だと遊ぶ時間が少なくなった。
先生は、魅力ある授業を。理科は、具体的でわかりやすい。
江川さんが崩壊したクラスの先生にアドバイスしたこと
クラスに班長をつくる。班長会議で学級をよくすることを提案していく
外で遊ぶ子を作ろう。
●「子どもたちは失業している」 そうですね。こどものしごとは「遊ぶこと」
自分の小学校時代を振り返ると、走りまわって遊んでばかりいたなぁ、と。
自然の中で遊んで、見て、触れて、聴いて、幼少期にこの経験をすることで、感性が育っていきます。
子どもは本来自然が大好きなのです。
しかし、自然を壊していったのは、大人。公園も大人のための公園が多くなってきました。
群れになって遊べない子どもたちが増えてきました。
●虫や花、採集することは大事。
とってきたら飼う。死ぬまで飼う。こういう経験から、生き物を大事にする心、やさしい心が育つのです。
●そして、自然がたくさんある場所に連れて行って、直にふれさせてあげましょう。
「自然をてづかみにしろ!」ですね。
冒険するようになりますよ。
●自分で考える子供を育てましょうと。
自分の思いを語れる子供に!
観察して、自分で気に入ったものを描けばよい。人に伝わるようにを意識して描くことが大切。
1~2年生に比べ3年生になると継続観察ができるようになります(組立てや比較、論理性は弱い)。
さらに4年生になると、論理性がついてきます。
そのくらいになると、大人に対し生意気な口をきいてきます。反抗期だといやがらず、
論理性がついてきた成長期(自己主張期)なのです。
かしこくなったと思ったらよいです。
自然が子どもたちへたくさんの恵みをもたらせてくれることをいつも話されていました。
さて現実は?
現在の子どもたちの遊ぶ環境や遊ぶ時間をみまわしてみると、なんと窮屈なものでしょうね。
親が意識して場を与えることが必要だと思うのです。
江川先生、天国でもたくさん観察してらっしゃるでしょう。
【おまけ】
江川さんのことを書いた過去のブログ
2009年12月の記事
http://blog.goo.ne.jp/rin-rin-1018/e/007c775efad69e53917ff721e00b7c60
2011年2月
http://blog.goo.ne.jp/rin-rin-1018/e/6d4c20a48b90fe8726e214da133cd7da
http://blog.goo.ne.jp/rin-rin-1018/e/c7689a1b6eed127235234f7656b1d826
2012年11月
http://blog.goo.ne.jp/rin-rin-1018/e/67fe0e373802376dfb52327160e76d9d
http://blog.goo.ne.jp/rin-rin-1018/e/d717f9047907ba823ab3271783c47b08
ba-baさんもまとめてくださってます
http://blog.goo.ne.jp/karenryu/e/921aac9ed550cb571d344156e9db4e77
毎年、植物のカレンダーは楽しみでした。
それも今年で最後です。
2013年12月26日(木)年の暮れ集会@IGホテル
毎年恒例、この本だいすきの会 年の暮れ集会に参加してきました。
I支部からは、そめゆみさん、A村さん、D前さん、S藤さんとご一緒しました。
S藤さんは、この日、入会してくださってI支部のメンバーになりました。
うれしいことです!
オープニングを飾ってくださったのは、学童部会のみなさんの軍手人形。
たくさんの動物と、黒井健さんにちなんで、キツネがたくさんでてきましたよ。
会場のみなさんとわらべうたのジャンケンゲームで盛り上がりました。
委員長のHさんからは、ごんぎつねが教科書にのったのは、昭和55年から
全ての小学校でのせたという驚くべきお話しを伺いました。
M山さんの朗読は、「はなみずきのみち」作:淺沼 ミキ子 絵:黒井健
ぼくの育った美しい海の町。でもその海にぼくは命を奪われた。
お母さん、もう泣かないで、みんなの命を守る道に
ハナミズキを植えて…。
男性の朗読、とてもよかったです。
コマ先生からは、全国90支部あること。
なるべく近隣の例会にはこれからも足を運んでいきたいということ。
また、最近の通信で投稿されたふたつの記事とまいあさんのニューヨークからの
近況報告(長い長い手紙とおっしゃていました)とからめてお話しくださいました。
通信11月号から、電車の中で、ぐずった赤ちゃんにスマホを与えて、
あやしていた若い夫婦のことから、人が笑顔で話しかけることで赤ちゃんは微笑み
返すこと お記事と、まいあさんからの報告、ニューヨークのお母さん達の子育ての様子
からめてご意見されました。
ニューヨークのお母さんたちは、電車がバスで子どもを遊ばせるのが上手です。
日本のママ達にみせてあげたい。
簡単なことばあそび、てぶくろひとつで、ずーっと楽しく静かにあそびます。
ぐずりそうならじーっとみつめて話す。
スマホに子守をさせる母は、一人しかみませんでした。みたのは残念なことに
日本人でした。
コマ先生は、日本だけなんでしょうか、赤ちゃんにスマホで子守りさせるのは。
と憂いていました。
子どものことばを育てる、ことばが心を育てる。
この本だいすきの会は、ことばを育てる、心を育てるためにある会です。
これからもこの活動に励んでいきましょうとおっしゃっていました。
また通信12月号から
最近の子ども達を外でみかけなくなったこと、塾や習い事、テレビ、ゲームで
集団遊びをしなくなった子どもたち、また笑わなくなった赤ちゃんのこと
子どもたちを囲む環境の変化、このままでよいのか心配だとのことを投稿した
記事も読んでくださいました。
いろいろ考えることが多い内容でした。
黒井さんのこと
2001年に新潟の集会に参加されたこと、
「ごんぎつね」「てぶくろをかいに」「はなみずきのみち」など
大人が感動する絵
「すみれちゃんシリーズ」のようにかわいいのもありますね。
と紹介してくださり、いよいよ黒井さんの登場です。
黒井健さん、この講演で初めてお会いしました。
ダンディーで、声も低音で素敵な方でした。
~絵本の挿絵について~
と題して、今までの作品についての思いを語ってくださいました。
二作描いたものの作風の違いについてでは、絵本作家になった当初は
絵本とは、明るくてかわいいものと思って描いていた作風と今の比較。
別の方の作品かと思うほど、違っていました。
「ごんぎつね」について
描いても描いても世にでない、自分は向いていないと思い始めたときに
であった作品「ごんぎつね」。作品を読み込んで読み込んで、自分の
感じたことを感じたように描いた作品。表紙は、最後に描いた。
この表紙で最後に納得できた作品。これがダメならもういいやと描き終え
長いカヌーの旅に出た。帰ってきたら売れていたのだそうです。
カラフルでも、明るくもない絵本、でも読んでよく読んでいくと
こうなったのです。
未だに最後に描いた表紙の絵を超えられるものがでません。
黒井さんの、作品をとことんまで理解しようとする真摯な姿勢に感動。
ひとつひとつにエピソードや思い入れがあって、読んでみたくなりました。
講演が終わり、サインをもらう長い列ができました。
最後の方でしたが、しっかりサインいただきました。
サインをいただいたのは、「赤いポストとはいしゃさん」
朝読みで何度も読ませていただいた本です。
わー、ポスト君!
ありがとうございました。
その後は、S藤さんと交流会に参加。
S藤さん、本日入会してくださって、交流会にまで
ご一緒できたのは、とってもうれしかったです。
黒井さんのサイン会でちょっと出遅れてしまい席は端でしたが
来賓の先生のすぐ隣りで、どなたがいらっしゃるかS藤さんとドキドキ待ちました。
いらっしゃったのは、今関 信子さん。児童文学・ノンフィクション作家
幼稚園教諭を経て、作家になられたそうです。
恥ずかしながら私はあまり知りませんでした。
でも、とっても気さくな方で、関西弁で作品のこと、子育てしながらの作品作りなど
とても楽しい時間を過ごしました。
そして、S藤さんと1冊ずつ、紹介いただいた本をいただいてしまい恐縮。
「永遠に捨てない服が着たい」今関信子
「弥生人の心にタッチ!」今関信子
早速、「永遠に捨てない服が着たい」を読んでみました。
地球環境のことを、カメラマンの岡野さんと子どもたちで調べ考えていきます。
そして子どもたちの身近な体操服で関わる活動へとつながっていくのです。
地球の未来は、私達大人と子ども達にかかっているのだと、なにかしなくちゃと考える本でした。
未来の地球を、子どもたちの未来を真剣に考えている大人がいることを教えてくれます。
このことが子どもたちの励みになり、繋がり広がっていったらよいなと思いました。
昨年の夏休みの推薦図書にもなった作品です。
テーブルで今関先生とたくさんおしゃべりして、舞台でも事務局のみなさんが
「日本全国酒飲み音頭」の替え歌で盛り上がりました。
酒が→本が
飲めるぞ→読めるぞ
に替えて、月ごとにちなんだ本を紹介しながら歌っていくのがとても楽しかった!
コマ先生も日本酒の一升瓶をもって、テーブルを練り歩いていました。
いつまでも元気でいてください。先生!
最後は恒例の「ふるさと」を全員で円になって手をつないで歌いました。
納戸歌ってもいいです。
会がお開きになって、黒井さんが近くにのこっていらしたので
これはチャンスと、一緒に写真をとらせていただきました!
ラッキー!朝読みで「あかいポストとはいしゃさん」をたくさん読ませて
いただいていること、子どもたちの反応をお話ししたら、ありがとうございますと
笑顔でこたえてくださいました。
作家の先生方の本に対する思い、子どもたちに対する思いを身近にして
とても刺激をうけた会でした。
事務局のみなさま、作家の方々、心より御礼申し上げます。
【おまけ】
会が終わってからも、先生方のサイン会は続きました。
一色悦子先生の「さよならのかわりにきみに書く物語」―田中正造の谷中村と耕太の双葉 を
購入したのでサインをいただきに。
福島第一原子力発電所の爆発事故により、双葉町に住んでいた中学生の耕太は、茨城県
古河市の祖父の家にひとりで避難した。そこで耕太は渡良瀬遊水地が足尾銅山鉱毒事件で
重大な役割を果たしたことを知った。
耕太は田中正造と谷中村民の闘いを調べるために、渡良瀬川最上流の足尾銅山跡へと向かった。
東電福島第一原発事故と足尾銅山鉱毒事件に迫る耕太の物語。
「真の文明は山を荒らさず、川を荒らさず、村を破らず、人を殺さざるべし」のことばを
どう引き継いでいけばいいのだろうか。
非常に考えさせられる本でした。中学生くらいから理解できるのではと思います。
和歌山静子先生には、「ぼくのはなし」で子どもたちに性教育をした話しを
お話しすると、とても熱く子ども達への思いを語ってくださいました。
自分のお子さんの体験をざっくばらんにお話ししてくださるのです。
王様シリーズのアニメ化がきまり、ますますのご活躍を期待しております。
【記録】
例によってぐちゃぐちゃなノートから思い出す限り書きだしたもの。
通信2013/11から
混んだ電車の中、若い夫婦が赤ちゃんを連れていました。
赤ちゃんはママに抱っこされていましたが、途中グズグズと小さな声をあげました。
ママが急いでバックの中から出してきたのは、スマホ。
赤ちゃんの前にかざすと赤ちゃんはぐずぐずするのをやめ、画面に見入っていました。
何が映し出されているのかわかりませんが、驚いてしまいました。
それを見ていた私の目と赤ちゃんの目が合いました。こちらをよーくみているので
思わず微笑んで見つめ返します。
スマホの画面を見なくなった赤ちゃんにパパが気づき、視線の先に入りこんだら、
赤ちゃんの表情が和らいだようでした。スマホの画面よりパパの微笑みですよね。
私の立っている前の席が空いたので、赤ちゃんを抱いたママに声をかけ、
席を勧めました。隣に座った赤ちゃんにお年寄りが微笑みました。
反対側に座っていたおじさんが笑顔を向けました。
赤ちゃんを真ん中に、温かい空気が流れたように感じました。
若いパパとママは、周りにとても気を使っているのが分かりました。
赤ちゃんが一声あげるとあわてて「スイマセン、スイマセン」と
謝っていましたが、なんだか痛々しいようでそこまで謝らなくても良いのでは
ないかと思いました。
私が「かわいいですね」と声をかけたら「ありがとうございます」と返して
くださったパパでした。
電車の中などで、子どもが騒ぐのは迷惑だと思いますが、
一声ふた声子どもが泣いても温かく見守る社会でありたいと思いました。
通信2013/12から
数年前から気づいたことは、子どもたちが遊んでいる姿が
なくなってしまったことです。
野外でみる限り、ハメルンの町のように、笛吹きが子どもたちを
何処かへ連れて行ってしまったようです。
テレビを見ているのでしょうか?テレビゲーム、塾や習い事で
忙しいのでしょうか?
先日、あるお母さんが、「あそびが好きな子は、いじめられやすい」
とおっしゃっていたので理由をきいたら「あそびたくてもあそべない子が
増えてきているからではないでしょうか」ということでした。
もう一人のお母さんの話しでは、「笑わない赤ちゃんがいて、
お母さんも無表情です」ということです。
また絵を描かない子供も増えています。楽しい経験をしていないのでは
ないかと思っています。描くことがないのです。
先日、赤ちゃんから小学1年生までの子ども十数名を山里に連れて行ったら
子どもたちは一日中遊んでいました。時間と場所があれば、子どもたちは
あそびます。
ただ、遊びそのものが大切だと考えているご両親が少ないかも知れません。
サッカーやバレーのように形がある方が安心のようです。
今、小学中高学年の子どもたちが、どこで何をして、何に感動して
どのようなことで悩んでいるのかわかりません。
子どもの姿が見えないでいます。
昭和の時代から考えると、子どもを取り囲む環境は様変わりして
きています。昭和時代にも様々な偏見がありいやな思い出もありましたが
このままでいいのかなと心配です。
【黒井さん講演会の記録】
同じ作品でも時を経て2作かいたものがあり、その比較
「かさじぞう」1995年と2005年
2005年に描いたときに、六地蔵の意味がわかった。
一体一体かなえてくれる効能が違う。
きちっと物をみていかないと不完全なものができあがることがわかった。
「手ぶくろを買いに」
これも二作あり、以前のものは、とてもかわいく明るいものでした。
南吉20才のときの作品
「おててがちんちんする」の絵、昔の絵は、ピンクに描いていた。
新しいほうは、絵であえてピンクにしない。
帽子屋さんのシーンは、アメリカの古いぼうしやさんの写真をイメージして描いた。
2年間、編集の仕事を経て、会社を辞めてフリーに。
辞めた会社からきた依頼はなんでもやった。
ワークブック、カルタ、しかけ絵本。
明るくてかわいい が絵本だと考えていたころ。
かわいさってなんだろう。かわいく描くことにつかれてしまった。
かわいいってなんだ?
1年に14冊描いても書店い並ばない。
絵本作家にには向いていないを思い始めた時期に「ごんぎつね」の依頼があった。
作品を読んだが、いったいこの作家はなにを思ったのか。
南吉を調べた。彼の故郷を訪ねた。
川を見たとき、ジーンときた。不思議な言葉にできない感覚。
文章を読んで読んで、考え描いていく。
1枚描いては迷い、煮まい描いては立ち止まり、
読んでいくほどに絵が変わっていく。何度も読むことです。
そうして最後に表紙を描きあげたときに、納得しうれしかった。
出来上がった絵本は、今まで描いたことのない作品となった。
1986年、できあがった作品をだして、アメリカへカヌーの長い旅にでた。
これがダメならもういいやという思い。
英語を習っていた友人に誘われ、(トムソーヤをやりたかった)、ミシシッピー川への
カヌーの旅へ。歩くようなゆっくりした旅。
その友人とは、長い旅の後、別れたっきりです。離婚のような感覚でしょうか。
この旅が私のその後の絵を変えた。
日本に帰ると、再版が決まるほどゴンは売れていた。
自分が感じたことを感じたように作った作品だっただけにうれしかった。
宮沢賢治の作品
銀河鉄道の夜
わからない涙
宮沢賢治を調べる。この人はなにを考えていたのだろう。
詩を読んだ。彼は理想を描いていて農民を救いたかったのでは。
「雲の信号」
賢治をしりたくて、東北を旅したとき描き始めた。
賢治が目指したのはこの豊かな東北の地ではないだろうか。
その絵に賢治の詩を付けた。
「猫の事務所」宮沢賢治
いじめの物語。
絵本的でない設定。場面展開が少ない。
擬猫化。
構図、アングルで工夫。
見取り図→全体→カメラワーク→トリミング
物語を絵にすることは怖いこと。
一人の絵描きが決めてしまう。
風景画が多いのは、限定しないためでもあります。
兵十の表情は、ぼやかしている。
印象に残る作品
「リリアン 」作:山田 太一 絵:黒井 健
一緒に仕事をしたかった方。
パーティであって、名刺を渡して頼んだ。
山田さんは浅草ロックの大衆食堂で育った方。
3年後に原稿がきて、3年4か月後に描きあげた。
「12の贈り物」
アメリカで自主出版
「雲へ」 黒井 健
「あのねサンタの国ではね」作:嘉納 純子, 松本 智年、一色 恭子 絵: 黒井 健
もともとは安田生命のカレンダー。リクエストが多く、絵本に。毎年増刷。
アジアでも翻訳されている。アメリカでは、サンタはひとりだからダメ。
「おかあさんの目」作:あまんきみこ 絵:黒井健
大好きなあまんさんの作品。
あまんさんの真珠のような記憶。
同じデザインで「天の町やなぎ通り」
「だれかが ぼくを ころさないで」 作:内田 麟太郎 絵:黒井 健
共感するところを探すのに時間がかかった。
つきすすむか、やめるかは紙一重。
「うまれてきてくれてありがとう 」作:にしもとよう 絵:黒井 健
描けないことを格闘することで楽しくなった絵本
「バスがくるまで」
「こぐまのくまちゃん」
かわいくかきたくないといいながら、もういいやかわいいでーす。
「おつきさんのぼうし」 文:高木 さんご 絵:黒井 健
物語を根底から高木さんと一緒に作りなおした作品
「ハナミズキのみち」
311以来、なにかできることは?と考え続けた。
募金も絵を贈ることもなにかした気にはならないざわめきがあった。
この本を依頼されたが、被災者との溝は。。。
私が絵をつけるときれいなものが出来上がる。きれいなものでよいのか。
だから黒井さんに頼んだのです。他にだれがいますか。
想い出のシーンは描ける。
震災のシーンは描いていいのか。
怖くかかないとウソになる。怖く描くと傷つく人がいるのでは。
作者にあった。被災地を案内してくれた。
作者もずっといけなかった海。
自分がこの活動をやっていることで救われたことをきく。
つなみのシーン、コワくなくスケールが出せるか。
瓦礫、下には人の遺体がある。赤をいれたが、上に筆を重ねた。
ハナミズキは、一人の命でも救える街作りをしてほしいという願いについての
始まりの絵本。未来の絵本。
海は美しい、自然を大切にすることは人を大切にするということ。
画法について
コンピューター、色鉛筆(各社、各種のもの)
オイルパステル
鉛筆スケッチ、マスキングフィルム
イラストボード、色鉛筆、オイル塗り付け(油絵具を洗うもの)
ベラロール、かみパレット、
大滝秀治さんのごんぎつね朗読
素晴らしい方だった。
台本がボロボロになるまで読み込み、説明を求められた。60回はよんでらっしゃった。
絵本ハウス
2003年、清里に大好きな建築家のデザインで作った。
原画をみれます。
作家のひとこと
岡崎先生:チェルノブイリのこと 100%異常児。歴史の教訓、浅田次郎のこと
山口節子先生:オレオレ詐欺にかかりそうになった
和歌山静子先生:王様シリーズアニメ化
岩崎京子先生:93才
小泉先生:後藤竜二からの手紙
木村裕一先生:65才、まだまだ若い。嵐の夜に 20周年、スペシャル4冊
今関信子先生:「つなみをこえたひまわりさん」
浜田桂子先生:12/6国会へ秘密保護法の抗議へ。若い人が自分の意志で参加していることに勇気づけられた。