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エソラな毎日

大好きなミスチルの曲からとりました。絵空事でもいいじゃない!
希望をもってカラフルな毎日にしていこうと願望を込めました

読んでやってほしい絵本・物語/読んでほしい物語(斎藤敦夫さんおすすめ)

2013年02月17日 | 本にまつわる(この本・プラタナス読書会)


2013年2月15日(金)ナルニア国へよってみると、
斎藤惇夫さんの挿絵原画展開催中でした。ラッキー!
斎藤惇夫さんといえば
「冒険者たち」「ガンバとカワウソの冒険」「哲夫の春休み」が私は大好き。
大人の方にもおすすめ。機会があればぜひよんでみてください。
子どもなら高学年むきかな。

原画展の中で、斎藤さんがおすすめしている絵本と童話がパネル展示してありました。
子どもたちにどんな本をすすめたらよいか、どんな本を読んあげたらよいか
迷っている方、どうぞ参考にしてください。
子どもが直接読む本、読んであげて欲しい本と区分けてありました。

親として読むべきライン、私はきわどいところ。
なかなかきびしいラインではありますが、まずは楽しむことかなと思います。
今日からでも、寒い夜にお子さんと肩を並べてあるいは、ひざに抱いて、
あるいは食卓での会話で 一緒にお話しの世界にひたってみてください。

(パネルから転記)
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私の愛する絵本と童話

下のコピーは、私の愛する絵本と童話のリストです。
「卒業証書」は、小学校で子どもたちに話したあとに、
「この15冊を読んでいないものは小学校卒業生とは認めないぞ」
と言って渡しています。(全部よんだという子どもたちには、
ちゃんと卒業証書を送っています)
「子どもたちにぜひ読んでやってほしい絵本」
「子どもたちにぜひ読んでやってほしい物語」
は講演会に来て下さった方々に
「この中の、7割以上を卒園前に我が子に読んでやったお母さんお父さんは、
親と呼びますが、5割は単なるおとな、3割以下は幼児虐待」
と言ってお渡ししています。

「親と保育者と教師にぜひ読んでいただきたい物語」20冊は、
特に教師とボランティアに、「7割以上に感動できなかったら、教師も
ボランティアもやめてください。精神がひどく疲れていらっしゃいるから」
と冗談ではなく、本気でお伝えしています。
齋藤惇夫

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卒業証書
〇〇殿
あなたは下に記した物語を読了したので、ここに心豊かな美しい人として
小学校を卒業することを認めます。

(1)「グリム童話集 1,2,3」訳:相良守峯 絵:茂田井武(岩波少年文庫)

(2)「イギリスとアイルランドの昔話」(福音館文庫)
(3)「ロシアの昔話」(福音館文庫)
(4)「日本の昔話(全五巻)」(福音館書店)
(5)「注文の多い料理店」(岩波少年文庫)
(6)(岩波少年文庫)

  「エミールと探偵たち」
  「ふたりのロッテ」
  「点子ちゃんとアントン」
(7)「長くつしたのピッピ」(岩波少年文庫)
  「わたしたちの島で」(岩波書店)

  「ニルスのふしぎな旅」(福音館書店)
(8)「大きな森の小さな家」(福音館文庫)
(9)ドリトル先生アフリカゆき」(岩波少年文庫)
(10)「ライオンと魔女」(岩波少年文庫)
(11)(福音館文庫)
   「宝島」

   「トム・ソーヤの冒険」
   「海底二万海里」
(12)(福音館文庫)
   「ハイジ」上・下
   「若草物語」
   「秘密の花園」
(13)「トムは真夜中の庭で」(岩波少年文庫)
(14)「ホビットの冒険」(岩波少年文庫)
(15)「西遊記上下中下(福音館文庫)


2013「年2月3日 齋藤惇夫 
  
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子どもたちにぜひ読んでやってほしい絵本―物語絵本を中心に―

◆詩の絵本
もこもこもこ(文研出版)
のはらうた(童話屋)

(福音館)
がちゃがちゃどんどん
めのまどあけろ
おやすみなさいのほん
かばくん
なぞなぞえほん
ことばあそびうた
かぞえうたのほん
木いちごつみ
よあけ
みみをすます
もけらもけら
おーいぽぽんた 
『にほんのわらべうた』(全四巻←これは親と先生向き)

◆昔話の絵本
白雪ひめと七にんのこびと(評論社)

(岩波書店)
かにむかし
王さまと九にんのきょうだい

じごくのそうべい(童心社)

(福音館)
おおきなかぶ
てぶくろ
三びきのやぎのがらがらどん
おおかみと七ひきのこやぎ(絵:ホフマン)
ねむりひめ(絵:ホフマン)
金のがちょうのほん
おだんごぱん
ももたろう
三びきのくま
うさぎのみみはなぜながい
マーシャとくま
ブルーメンのおんがくたい(絵:フィッシャー) 
いっすんぼうし
ふるやのもり
かさじぞう 
さんまいのおふだ
ねずみじょうど 
つるにょうぼう
かちかちやま

◆空想物語の絵本
(岩波書店)
おかあさんだいすき
くんちゃんのだいりょこう
こねこのピッチ
ひとまねござる
グレイ・ラビットのおはなし

かいじゅうたちのいるところ(富山房)
わたしのワンピース(こぐま社)
ぞうのババール(評論社)

(福音館)
しんせつなともだち
ぐりとぐら
もりのなか
あおい目のねこ
ぐるんぱのようちえん
アンディとらいおん
だるまちゃんとてんぐちゃん
おしゃべりなたまごやき
あくたれラルフ
おふろだいすき
もぐらとずぼん
100まんびきのねこ
おやすみなさいフランシス
こすずめのぼうけん
しろいうさぎとくろいうさぎ
たんじょうび
きつねのホィティ
おさるとぼうしうり
ピーターラビットのおはなし(全24冊)

◆現実的な絵本
(岩波書店)
きかんしゃやえもん
ちいさいおうち
海のおばけオーリー
まりーちゃんとひつじ
海べのあさ
はなのすきなうし

(偕成社)
すてきな三人ぐみ
ゆきのひ

(福音館)
せきたんやのくまさん
アンガスとあひる
きつねとねずみ
どろんこハリー
ちいさなねこ
しょうぼうじどうしゃじぷた
はたらきののじょせつしゃケイティー
ペレのあたらしいふく
げんきなマドレーヌ
ごきげんならいおん
かもさんおとおり
ラチとらいおん
りんごのき
いたずらきかんしゃちゅうちゅう
わたしとあそんで
チムとゆうかんなせんちょうさん
こぐまのくまくん
はじめてのおつかい
ティッチ 
あまがさ

◆知識の本
せいめいのれきし(岩波書店)

(福音館)
いちご
おにぎり
くだもの
やさい
まめ
ずかん・じどうしゃ
どうぶつのおやこ
はなをくんくん
はるにれ
赤ちゃんのはなし
たんぽぽ
わたし
しっぽのはたらき
じめんのうえとじめんのした
かわ
ほね
はははのはなし
てとゆび *
みんなうんち
はなのあなのはなし
おなら
ちのはなし   
-------------------------------
子どもたちにぜひ読んでやってほしい物語
<昔話集>
(岩波おはなしの本)
かぎのない箱 *
りこうなおきさき
ポルコさまちえばなし
白いりゅう黒いりゅう
まほうの馬
ものいうなべ

グリム童話集1,2,3(訳:相良守峯 絵:茂日井武 岩波書店)
おはなしのろうそく1-28(東京こども図書館)
中国のむかし話(偕成社) *
世界むかし話し-北欧(ホルプ出版) *

(福音館)
イギリスとアイルランドの昔話
ロシアの昔話
ノルウェーの昔話
日本の昔話(全五巻)

<創作の物語>
◆翻訳の物語
グレイ・ラビットのおはなし(岩波少年文庫)

(福音館)
エルマーのぼうけん
番ねずみのヤカちゃん
ミリー・モリー・マンデーのおはなし
あたまをつかった小さなおばあさん
こぐまのくまくん(全五冊)
きつねものがたり

◆日本の物語
(ポプラ社)
くまの子ウーフ
車のいろはそらのいろ

ちびっこカムのぼうけん(理論社)

(福音館)
ももいろのきりん
いやいやえん
かえるのエルタ
おおきなおおきなおいも
くいしんぼうのはなこさん
はじめンプてのキャンプ
くしゃみくしゃみ天のめぐみ
もりのへなそうる

こぎつねコンとこだぬきポン(童心社)


-------------------------
親と保育者と教師にぜひ読んでいただきたい物語

<リアリズム>
(岩波ケストナー全集)
ふたりのロッテ
点子ちゃんとアントン
エミールと探偵たち

(サトクリフ 岩波書店)
ともしびをかかげて
太陽の戦士

(リンドグレーン 岩波書店)
わたしたちの島で
やかまし村の子どもたち

(福音館)
ハイジ
秘密の花園
若草物語
トム・ソーヤの冒険
宝島
海底二万海里
大きな森の小さな家(インガルス一家の物語)

<ファンタジー>
(岩波書店)
くまのプーさん(ミルン)
ドリトル先生アフリカ行き(ロフティング)
たのしい川べ(グレアム)
ライオンと魔女(ルイス)
ホビットの冒険(トールキン)
トムは真夜中の庭絵(ピアス)
影との戦い(ル・グウィン)

ムーミン谷の冬(講談社)
西遊記 上下(福音館)
宮澤賢治の物語(岩波少年文庫、古今社、新潮社、ちくま文庫など)

*は品切れ

参考URL リスト ←作表されていて見やすいです。
こちらも

コメント (2)
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この本だいすきの会I支部例会2013年1月 かがくいひろしさんの本

2013年02月01日 | 本にまつわる(この本・プラタナス読書会)

1月19日(土)この本だいすきの会I支部例会9名(子ども3名)
小松崎先生は明日の房総鴨川セミナーのためお休み

むーちゃん、今日もきてくれました。

事務連絡
・暮れの集会のに出た方から感想
 アーサービナードさんが「100万回生きたネコ」の英訳をするそうです
・「手から手へ」支部から募金しませんか http://www.zrukydoruky.sk/ja/o-vystave.html
・長谷川義史さんの絵本ライブのご案内(パパも一緒に!)
・来月は2月16日(土)1:30からです。

本日は、かがくいひろしさんの作品研究 (司会D前さん、記録 ドッグブリーダーさん)
かがくいさんの作品、思いなどをまとめたものをD前さんがコピーして配布してくださいました。
こうう資料があると、とても入りやすかったです。ありがとうございました。
かがくいひろしさんの作品については、コチラ
「だるまさんが」「だるまさんと」「だるまさんの」をみんなで読み語り

きかないよーっといっていた子ども達もいつのまにかよってきてきいているんです。
なぜ子ども達にこんなに受けるんでしょう。
リズム、動き、表情がすごくよいのです。自然に体がゆれてきちゃう。


「おもちのきもち」

お正月におすすめ
おもちが動きだし、形をかえていくのが楽しい!
さいごのオチもまたすごい!

「なつのおとずれ」をD前さんがよんでくれました。

題名とはそぐわない大胆に楽しい。動きがあってよい!


「まくらのせんにん、さんぽみちの巻」

僭越ながらあっきー読みました。

下読みなしに読んでしまいましたが、子ども達もよってきてくれてしっかりきいてくれましたよ。

どれも笑顔と一緒によむことができる本です。
「こどもたちが笑顔になれるような絵本を作りたい」というかがくいさんの思い
届いてますよ。安心してね!天国の子ども達に笑顔を届けてください。
(かがくいさんは、2009年9月にすい臓がんで54才の若さで亡くなりました。)

お話し会の中では、何冊かのうちの間にいれるのにむいている楽しい絵
本ですねと話しました。
その他のかがくいさんの作品、どれも楽しくて笑顔になれる本です。
「もくもくやかん」「みみかきめいじん」「まくらのせんにんそこのあなたの巻」「はっきよい畑場所」
「がまんのケーキ」「おむすびさんちのたうえのひ」「おふとんかけたら」「おしくらまんyじゅう」



読んで笑ってほっとして、子どもたちとよい時間をもてそうなお話し。
これからも読んでいきたいと思いました。

さて残った時間で年間計画のことについて話しあいました。
以下は、案としてでたものを記録。
来月の例会でまた時間をとりましょう。アイデアを持ち寄りましょう!
・作品を研究していく
・実践報告をもう少し深める。→担当者を2~3名決め発表
 その残りを作品研究
・いろんな本にであいたい
 冒険物、探検物、おばけもの
 外国の作品の良訳された本
 佐野洋子さんの童話 短くよめるお話し
・例会での時間配分
 年間テーマ、単発テーマ
 読みがたり担当の復活
・詩を読む
・悩み、苦労していることへのアドバイス
・高学年向き、低学年向き…
・語り、民話 きれいな日本語
・名作 今の子たちはしっているか。マッチ売りの少女をしらなかった6年生
・読み方、届け方を勉強したい
 まず自分が好きであること。これが基本
 人が読んでいるのをきくこと
・講演会をまた開催しますか。子どもと一緒にきけるようなものもいい。

来月までに考えておきましょう!
【おまけ】
ryuくんの落書き。ホワイトボードいっぱいに、ワンピース!うまい!

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イベント2つご紹介

2013年01月29日 | 本にまつわる(この本・プラタナス読書会)

寒い日が続きます。
keitaのクラスは学級閉鎖になっちゃいました。
どうぞみなさん、お体ご自愛くださいね。
さて、ご興味のある方へ2つイベントがありますのでご案内します。

1.絵本のちから パパも楽しむ絵本フォーラム
 長谷川義史さん絵本ライブ、パパ向け絵本フォーラム、
 工作や絵本のワークショップ
日時:2月2日(土)13:00~16:30
場所:市川市勤労福祉センター
参加費:大人1500円、子ども無料
詳細:http://kodomobst.sakura.ne.jp/index.php?QBlog-20130202-1
お申込は、メール(i_chuou@icnet.ne.jp)かFAX047-332-3024



2.よみっこ運動記念講演会「理科読と宇宙」
川口淳一郎さん「はやぶさ」開発責任者基調講演
NPOガリレオ工房による理科読実験
トークセッション
日時:2月9日(土)13:30~16:00
場所:市川文化会館
参加費:無料
詳細:http://katsuji.yomiuri.co.jp/event/
締め切りは過ぎていますが、まだ受け付けているそうです。
お申込は、FAX(03-3217-4309)・メール(katsuji@yomiuri.com)で。

私はどちらも家族で参加予定です。
2は、子どもにはちょっと難しい部分もあるようですが、とりあえずいってみまーす。
よかったら申し込んでみてください。

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暮れの集会2012年 交流会と昔がたり、わらべ唄

2013年01月22日 | 本にまつわる(この本・プラタナス読書会)

2012年12月26日(水)年の暮れ集会の交流会
アーサービナードさんの講演会の後は、お楽しみの交流会です。
昨年はマコTとそめゆみさんと3人で参加しましたが、今年はA村さんとご一緒できました。
去年の様子はこちらhttp://blog.goo.ne.jp/rin-rin-1018/e/99a06aea19b0a25b5c34f6280899c6b3

席はちょっと出遅れて、ステージに背をむける席だったけど、真ん中の真ん前です!
いろんな支部の方ともテーブルをご一緒できるので、それも楽しみのひとつです。
隣は久喜支部のA井さん。はじめましてで、お話もはずみました。
ふと隣のA村さんをみると、こちらもはじめましての横浜支部の方と楽しそうにお話ししていました。


さて、最大のドキドキは、同じテーブルにどんな作家さんがいらっしゃるかということです。
私たちのテーブルには、岡崎ひでたかさんと とよだかずひこさんでした。
2人なんてラッキー!
岡崎さんは、歴史物、神話物を主に書いていらっしゃる作家さんです。
 
「木をうえるスサノオ」「ふじつるのまもり水のタケル」


小松崎先生が日本酒一升瓶をかかえて、つぎにきてくださいました。
岡崎さんは日本酒が大好きだそうです。

とよたかずひこさんは、「ももんちゃんシリーズ」、「でんしゃでいこう」 などおなじみの作家さんです。
 
席が近かったので岡崎さんとは、神話の神様のお話しを伺えました。今、大作の歴史小説を執筆中で
春には出版されるでしょうとおっしゃっていました。出たら読んでみよう。

とよたさんは、他のテーブルの方々からも人気で、お席はいつもにぎわっていました。
そんな中で、A村さんたら、いつのまにやら、とよた先生のすぐ横にぴったりくっついて
お話ししてる!!初めての参加なのに、さすが!


私も少し混ぜてもらいました。とやたさんは気さくでとてもフレンドリーな方でした。
ももんちゃんの絵本、もってくればよかったなぁ。

事務局のみなさんの歌や、出版社の方々の紹介、たきびの歌など盛り沢山。


 

作家さんたちのステージでの発表も楽しかったです。


アーサービナードさんは、ここでも目一杯お話してくださり、また笑いの渦が。


地方にいったとき、すごい看板をみつけたそうです。
「原子力電器�」です。どんな会社だと地元の方にきいてみたところ
はらこ すすむ でんき と読んで 地元の電器屋さんだったそうです。


岩崎京子さん、とよたかずひこさん
 

浜田桂子さん、田島征三さん
 

皆さん、それぞれ思いがあって本を書かれていることがよくわかります。
こんなにたくさんの作家さんと一緒の時間をすごせるなんて、本当にすごいことだなぁと思います。
この町に住んでてよかったな。
テーブルがご一緒だったいろんな方ともお話しできて、充実した交流会でした。
これでよい年を迎えられそうです!

最後に、「ふるさと」を会場いっぱいに輪になって手をつないで歌いましたよ。
とよださんと手をつないじゃったもんね!
  

最後の抽選でいただいたのは、事務局員であり、保育園の先生をしながら
絵本をかいているいちかわさんの絵本でした。
帰りにサインをいただき、また感激です!
「ねぇだっこ」いちかわけいこ

やさしくてほんわかするお話しです。

そしてそして最後、帰るときに、エレベーター前で
帰路につくアーサービナードさんを発見!
一緒に写真とってっくださいとお願いしたら、笑顔で答えてくださいました。

えへへ!自分で携帯カメラをむけてパチリ。ちょっと黄色くなっちゃったけどよい記念になりました。

もちろんA村さんもね。


この後は、エレベーターで木村裕一さんとご一緒しました!(「あらしのよるに」もってますもってます!)
ダンディーでかっこいい先生でした。

さっちゃん、子ども達をみてくれてありがとう。
あわてて作ったシチューだけど、おいしく食べてくれたかしら。

そして翌日2012年12月27日(木)
暮れの集会2日目は、支部活動報会と昔がたり 読みがたり わらべ唄で楽しみましょうです。
会社は、午前半して参加しました。

支部発表は、江東支部と成田支部
江東支部
メンバーが前に出て対談形式ですすめていったのが印象的でした。
とても活発な活動で、すごいなぁという感想。
みなさん勉強家でいらっしゃいます。
活動も多岐にわたっていました。以下はメモ。
・田島征三さんと作品を作る
 大地の芸術祭
・岩崎京子さんの文庫を訪ねる
・軽井沢絵本美術館をたずねる マザーグース
・作品研究
(後藤竜二、神沢利子、古田足日、宮川ひろ、丘修三、三輪裕子、まどみちお
 岡田淳、梅田俊作、富安陽子、宮沢賢治、新美南吉、石井桃子・・・)
・15分を使ってテーマを決め、テーマにあった本の紹介。
 (谷川俊太郎 詩の絵本など)
・YA(ヤングアダルト)の会発足 別に活動
「本泥棒」「ライ麦畑でつかまえて」「銀のさじ」
「わらび」「ごをうつおんな」高校生の娘に手渡せる

他おすすめ本
「ねずみのよめいり」「時の旅人」「ビートのスケートレース」
「あるげつようびのあさ」

とても真面目な支部だなと思いましたが、最後に例会の後のランチで
仲間とおしゃべりするのが、なにより楽しいということをきいて
笑いがこぼれました。

成田支部
自分達が楽しむことがモットー
無理をしない、一品もちこんで、みんなでお昼を食べるのが楽しい。
生活を見直し、ほっとする時間。
「かちかちやま」をみなさんでよんでくださいました。
毎回例会の感想を当番に送り、まとめる。
本は、例会の宿題のために読んでいくようなこともありますが、
無理なく楽しくいきたい。

成田支部の発表もわが支部に似ているかもと、親近感をもちました。
子育て中のママさんが多い支部では、ほっとするために通ってらっしゃる方も
多いですもんね。

小松崎先生の昔がたり
霞ヶ浦の東に住んでいました。7人兄弟。
おもしろい母でね、たくさんお話し語ってくれました。
西側にあった柿木、縁側、雨戸。
進、きいつけろ、一つ目小僧がペローペローとなめるぞ。
「かあちゃん こなかったぞ」「じゃ明日だな」

「すずめとつばめ」仲良し姉妹だったが、母の死に目におしゃれをしてでかけた
ツバメはあえなかった。すずめは親孝行だから米くっていいぞ。
ツバメ、親不孝者、虫を食え。
つばめ、すずめに「米食っていいな。おらなんか泥食って口しぶいピー」
「とりのみじい」あやちゅーちゅーこやちゅーちゅーにしきさらさら
ごようのさかずきもってまえればちんぱらぴーん」

「あたりまえかぞえうた」
ひとつとせ ひとのさかだち いつみても あたまが下で足が上
ふたつとせ ふたつのつぼみをさかせたら 花がふたつ さいたきり
みっつとせ 3つのみかんを ひとつずつ 3どたべたらなくなった
よっつとや よなかの3じに空見たら どこにもおひさま でてなかった
いつつとや いぬがにしむきゃ 尾は東 人が北むきゃ 背は南
むっつとせ むこうとこちらで むきあって 互いに歩いたらぶつかった
ななつとせ なしとりんごをくらべたら りんごとなしはちがってた
やっつとや やけたひばちを つかんだら どうしたことやら やけどした
ここのつとや ことしもきょねんも同じこと やっぱり兄さん年が上
とおとや とけいをとめてもときがたつ 毎日たべても腹がすく

あなたとよべば~。歌うの禁止人なったので、さかさから歌った。
先生、まぁいいか。

はげのうた
ひとつふたつはよいけれど
3つ三日月ハゲがある
4つよこちょにハゲがある
5ついっぱいハゲがある
6つむこうにハゲがある
7つななめにはげがある
8つやっぱりハゲがある
9つここにもはげがある
10 とおとおちゃりっぱげ

ぴしゃぴしゃ小僧
雨がふると出る。ハダシで着物のスソを長くした男の子がやってくる
エーんえーんと泣いている。
たけさん村のお祭りで酔っての帰り道、はのじの坂であった。
すそをあげてやろうとした。お尻がピカピカ光ってた。
いっかんじで雨宿り、大男「どうしたんでうか?」とたずねられ
「こんなんですかい?」ピカピカ
そとばが立っていた。今日の日付でとなりのおばあちゃんがなくなっていた。

馬好きの新宿みっつあんの話し。S12念戦争はじまり自殺した。

じゃんけん ひとかけふたかけ・・・・
一掛け 二掛けで 三掛けて
四掛けて 五掛けて 橋を架け
橋の欄干 手を腰に
はるか彼方を 眺むれば
十七八の 姉さんが
花と線香を 手に持って
もしもし姉さん どこ行くの
私は九州 鹿児島の
西郷隆盛 娘です
明治十年の 戦役に
切腹なさった 父上の
お墓詣りに 参ります
お墓の前で 手を合わせ
南無阿弥陀仏と 拝みます
お墓の前には 魂が
ふうわりふわりと ジャンケンポン

最後に実行委員長M山さんから終わりのあいさつ
アーサーさんの詩集「ゴミの日」とエッセイ「空からきた魚」の紹介
読んでみようと思い購入しました!
 
夏の集会は8月2~4日 今年は京都です。ぜひおでかけください。という案内とともに
2日間の暮れの集会は幕を閉じました。
よーし、また来年もたくさんお話しを子どもたちに届けるぞーと、元気をもらった集会でした。
もちろん、私自身もたくさん本を読もーっと!

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暮れの集会2012年 アーサー ビナードさん

2013年01月21日 | 本にまつわる(この本・プラタナス読書会)

2012年12月26日(水)@この本だいすきの会 暮れの集会
「古くならないニュース」~言葉の力はどこから わいてくるか?
 物語の現実と、どうつながるのか?~


会社を半休しておでかけした暮れの集会。
これにでると、この1年も終わりだなって思うほど私にはお馴染みの会です。
今年はアーサービナードさん!!作品をいくつか読んで心待ちにしていました!

日本人以上に日本語に長けていて、ユーモアも最高。
なにより日本を愛していることが伝わってきました。

講演の半分以上が反原発の熱いメッセージでしたが、私がそこから感じ取ったことは、
「本質を見抜くレンズをもつ」ということでしょうか。
先人達の残してくれたレンズを使ってみることで新しい発見、物事の本質を
掴むこともできる。というメッセージ。
言葉は、大事なことを伝える手段であるけれど、同時に危険もはらんでいるから気をつけて。
本質を見抜けないと、ペテンにかかり巻き込まれ、気付いた時には危険な状態に
追いこまれているのです。
先人達ののこしてくれたレンズとは、たとえばカチカチ山のレンズであったり
蛍の光♪のレンズ(原発がなかったころの自然エネルギーのレンズ)であったり、
ヒロシマのピカドンということばで感じたヒロシマの視線であったりしました。
過去からの声をきいて、見抜くレンズ、決心する土台、PRと本質のギャップに気付くこと(巻き込まれちゃだめ!)
そして自分達の出発点をみつけ、生活の方向をさだめてくださいとしめくくりました。
横道にそれながら、その横道がとっても楽しいエピソードだったりして、
息もつけない講演でした。私は少しも聞き逃すまいとノートを必死にとりましたが
かえってグシャグシャとなりよくわからなくなりました…。
いつものことながら、あぁ。要約筆記でも学ぼうか…。

日本国民がだまされているのは、原発問題だと訴えていました。
日本の政治は、「原子炉」という名前をカクレミノにして、その実はたくさんの危険と
秘密を隠し持って、さも未来のエネルギーであるような錯覚を植えつけてきた。
("炉"とつけると戦後の復興のための鉄鋼の溶鉱炉のイメージをうまく使った。)
原子力研究の歴史は、大量虐殺のための兵器開発の歴史なんです。
この大きなペテンにだまされてはいけないというメッセージは、いろんな例をだし説明をきいて
よくわかりました。
だまされちゃいけないことは、よくわかった。これからは自分の目でみて調べて
本質を選んでいこうと思いました。

でも、なぜ言葉を巧みに使ってだます人がいるの?
なぜ殺しあう武器を作りたがるのか、こんな非常識なアホなことを
なぜ私たちは繰り返さなければいけないのでしょうね
知恵をそんなことに使わない立派な大人を育てていくのが大事。しかも全世界的に。
なんて夢みたいなことを私はぼーっと考えていました。
「教育」なんでしょう。大事ことは。すぐに結果はでないけれど。

I支部からはマコT、ドッグブリーダーさん、そめゆみさん、A村さん、まいあさんと
ご一緒しました。
事務局のまいあさん、お疲れ様でした。
A村さんは、交流会まで一緒に参加できてとてもうれしかったです。
そして何よりこの本だいすきの会の事務局のみなさま、ご尽力に感謝いたします。
交流会、翌日の報告会のことは、また別でご紹介します。

以下は、私の記録です。
グチャグチャなメモで自分でもなんのことかわからない箇所もたくさん。
もう十分という方はここで終わりにしてください。

開会の挨拶は、実行委員長のM山さんから。
ドラエモンは、原子力でとんでいてお腹には原子炉があります。
ちゃんとそのことも記載されていました。と衝撃的なお話しではじまりました。
原発問題が大きく取り上げられるようになって、ドラエモンの原子炉記載も
なくなってしまったそうです。
また、大阪にある人権博物館への補助を、子どもに夢を与えないという理由で、
大阪府が補助を打ち切ったそうです。
子どもに見せないこと、隠すことが最良でしょうか?
事実や背景をありのままにみせる、その上で選択していくことが重要ではないでしょうか。
と問いかける内容でした。

小松崎先生からは右翼化していく情勢の中、子ども達に本当の生き方を教えていくためにも
たくさんの本を読んであげましょう。
読むことの意味は3つ。
・感情(きれいだ、いやだ)「感性的人間認識」を育てるため。
・人間の生き方を教えるため。「社会的人間認識」
・しぜんの厳しさ、美しさを教えるため「自然的人間認識」
子ども達にたくさんのお話しを届けましょう!

アーサー ビナードさんメモ(ぐちゃぐちゃメモのまま記載)
小松崎先生から年の暮れ集会の封書とハガキをいただいた。
ハガキには、先に送った封書の宛名にビナート様と濁点を忘れて
しまったことを詫びる内容でしたが、この世に濁点を忘れる人が
自分以外にもいたことにうれしくなった。
濁点違いでは、毛のないハゲと毛でできたハケ。(笑)

歌と絵本をつなげて考える
「itsy bitsy spider」(ちいさいくも)アメリカの手遊びうた
メロディーは、「静かな湖畔」で。
The itsy bitsy spider
Crawled up the water spout.
Down came the rain
And washed the spider out.
Out came the sun
And dried up all the rain.
And the itsy bitsy spider
Crawled up the spout again.

ある日、小さなクモが散歩で人の家があるところにやってきて、
高い屋根の樋をつたって上へ上へのぼっていった。
ところが一転、にわかにザーッとものすごい雨。
激流にのまれ地面にたたきつけられました。
お日様出てきて乾いたら、また雨樋をのぼっていった。
(ところが一転、にわかにから繰り返される。)

子どもは「もう一回!」装置ですから、このくり返しがたまらない。
ぼくの出発点の歌です。リズム、音、体験とスパイダーがつながって
メロディーが8本足となり、流れてくるんです。
「静かな湖畔」のカッコーをきいた時は、パクリ、冒涜と思ったけれど
歌っているうちに好きになった。輪唱で広がりがでた。
アメリカに帰ったとき「itsy bitsy spider」で輪唱実験をしたが、とても
きけるものではなかった。クモが昇ってるとき雨がザーッとふってきちゃったり…。
韻をふんだり、「again」で繰り返したり狙ってる歌。だから子どもが大好きNO1。

ことばの手口は楽しむ時だけではなく、だます時にも使われる。
「ことば」には両方の面がある。

「蛍の光」の曲はアメリカやイギリスでは、大晦日に歌う歌。
「Auld Long Syne」スコットランド民謡(Old Long Since 古きよき昔)
(過ぎてしまった昔のことを洗いざらい忘れてしまってよいか、いやそれはないよ。
昔を思い出して酒を酌み交わそうよ。
昔のことを思い出しながら今の絆を感じて楽しく飲もうというような内容)

日本では、スーパーの閉店時になぜ流れるのか疑問だった。
友人から日本では「蛍の光」という歌なんだときいた。
僕の大好きな昆虫「蛍」がでてくる歌だとしって、調べてみたらひどい歌詞だった。
なんで雪と蛍が?
勉強しなさいという勉学推奨と植民地主義の歌じゃないか。
中国の故事「蛍雪」のパクリだよ。
調べて嫌いになったが、ある時、女性が歌っているのをきいたら、とてもあたたかい歌
だった。蛍の光の本質がわかった。
エネルギーの正しい使い方を歌っている。
雪の照返しや、蛍の光をつかった自然エネルギーをかしこく使うこれからの歌。
原発ができる以前のレンズで見つめなおす必要がある。
今、エネルギーを無駄に使うことは、子ども達の未来を食いつぶしていること。
脱放射能には徹底した節電。地熱、風、ソーラーなど新しいエネルギー開発。
賞味期限の切れた原発とは、さよならしましょう。
日本には、先人の知恵がたくさんある。よい作品、歌から見抜くレンズを磨いてください。
ことばをのっとられた状態だとレンズも機能しないから注意して。

「第五福竜丸事件」ベン シャーンがたくさんの絵を残していた。
「ここが家だ」作:アーサー・ビナード 絵:ベン・シャーン
僕が1才のときなくなったが画集でみていた。
日本にきてガイドブックにラッキードラゴンミュージアム(第五福竜丸展示館)が
あると知り、夢の島を訪ねた。
集英社をたずね、ベンシャンの画集を使って本を作ることをもちかけた。

「ここが家だ ベンシャーンの第五福竜丸」作:アーサー・ビナード 絵:ベン・シャーン

書くには僕が乗組員として体験しなければならない。
原爆の千倍の水爆。ビキニ環礁をぶっとばした水爆。西の空から太陽があがったと思うほど。
第5福竜丸のいた100Km離れた場所に8分後に爆音が轟いた。
久保山愛吉さんは、全てを悟り逃げることを即決。
見つかったら即撃沈される。一切の無線も絶ち海域を出て2週間後、23人の乗組員は焼津に逃げ帰った。
自分は、珊瑚と核放射性物質のふぶきにあい、内部被爆を受けた乗組員達の体験を語らなければならない。
アーサーさんの出身地ミシガンの五大湖には、原子力施設がたくさんあり、僕はガンの宝くじを
ひいていることは間違いない。内部被爆というのは、実感のわかないもので、
感じた時にはもう遅いというのが特徴。
久保山さんの話し、周りの人たちの話し、船にのって座って体験したが、まだ自分に落ちてきていない。

ある日、古今亭 志ん生の「猫の皿」の落語をきいた。
刀工村正の刀は、切れろ切れろという思いで作った刀。
その刀をもつと、人を切りたくなる妖刀。
物凄く斬れるため、それで斬られても、まったく気付かず鼻唄を歌いながら三丁も歩いたあと
絶命するという。ワンピースのブルックの技にもなってます。
このことを「鼻唄三丁矢筈斬り」といい、アーサーさんはこれをきいて内部被爆のことだ!と
悟ったそうです。斬られながらわからないまま死がいつくるともわからない状態です。
生き物は被爆をさけるべきです。ましてや子どもはさけなければなりません。
子どもたちは何百里、何千里という道のりが残っているはずなのに、ここで斬られると
その影響が出る確率が高くなるのです。

「未来へのパスポート」という1997年に東京電力が子ども達にむけて作った原子力について
わかりやすく書かれた冊子には、原子力はエネルギーのエースであることや、すばらしい未来を
もたらすものであることが書かれてあります。
「地震なんてへっちゃら!」なんて表現も…。
「1895年レントゲンが放射線の一種であるX線を発見。翌年キュリー夫人はその放射線が、
原子の中から飛び出してくるということを見つけ、1905年、アインシュタインは原子が
核分裂する時にエネルギーが出るという重要な予言をした。後にこの予言が正しいことが
証明されると、1942年にエンリコ・フェルミが世界初の原子炉を作って、ウラン原子を
核分裂させることに成功。こうした成果をもとに研究が進められた結果、今では世界31カ国で
原子力による電気が作られているよ。」
一切、核開発・原爆に触れずに、原子力の歴史を語っているのです。
この本を読んだ子どもたちが書いてあることを素直に理解したら、
『フェルミが1942年にアメリカ国民の生活のために電力を供給しようとして、世界初の
原子炉を作ったのだろう』と誤解するだろう。

原子力の歴史は、発電エネルギーのためではなく、武器のため、核兵器作りです。
エネルギーは「広告」。
1942年にフェルミがシカゴ市民が知らない秘密の施設で、
世界初の原子炉を作って「シカゴパイル」と名付けた「プルトニウム作り機」を
大量虐殺!大量虐殺!という思いでつくったものです。
これがアメリカが国民に内緒で進めた「マンハッタン計画」です。
爆発抜き(ピカドンに対してジリジリと表現していました)の核分裂の連鎖反応を起こして原子炉で作ったのは、
プルトニウム作り(プルトニウム239)だった。
断じて電気を作るためではないのです。
アメリカは、国民に内緒で行うことは憲法違反なので、税金の無駄遣いといわれないために
日本に原爆を投下して終戦にすれば、内緒で作った原爆製造を正当化できる。
原爆のおかげで兵士が助かって、「生活を守るため」という言葉にダマされてしまったのです。
 
「未来へのパスポート」の内容は、子ども達にペテンを教えている、詐欺です。
卵の説明をするのに、にわとりなしで、人間の体を説明するのに、心臓・すい臓などの臓器なしで
語るようなものです。
こんな文章、コピーライターでしか書けない。詩人の僕には絶対書けない。

広島:ウラン235爆弾
長崎:プルトニウム239爆弾 
このふたつの爆弾は意味が違う。殺戮は長崎のほうが大。
核開発の歴史の中では長崎の爆弾は1945/4/16ニューメキシコ州の実験とセットで意味がある。
見抜かなくては殺される。

「ことばめがね」作:アーサー・ビナード 絵:古川 タク

自分の体験をもとに作った絵本。メガネを変えると当たり前と思っていたことも
違うように見えるということを書いた絵本。
喫茶店でモーニングを頼もうとメニューをみた。
サニーサイドアップが日本では「目玉焼き」と知って仰天。
えー、目玉を焼いちゃった?!しばらく食べられなかった。言語のメガネです。

Nucler Reactor 「核分裂反応装置」を「原子炉」と名づけて売り込んだ。
atomic bombを原子爆弾、Nuclear Weponを核兵器と直訳しているのに、
Nucler Reactorは、炉をつけることで鉄鋼の溶鉱炉で発展した日本国民を欺いた。
「炉」がついていれば勝てるという戦略。ペテンレベルより悪質。

ヒロシマで「ピカドン」という言葉を教わって、ヒロシマの人たちのレンズ得て
ヒロシマの視線で上空をみた。
それから3年間かんづめでこの写真絵本を書いたのです。
これから大きな変化をおこさなければならない。核開発は、やめなければいけません。
かの国の核開発と日本の原発とは、違わない。同じ。活断層のことをやってる場合じゃない。
原発そのものが危険。
「さがしています」作:アーサー・ビナード  写真:岡倉 禎志


「ダンデライオン」を読んでいただけるはずが、時間オーバーだったので、
本当にかいつまんで説明してくださいました。
「ダンデライオン」作:ドン フリーマン 訳:アーサービナード

ドンフリーマンの最高傑作だと思う。
ダンデライオンは、おしゃれしようと思ったわけじゃない。
PRに負け流れに飲まれた。巻き込まれちゃまずいよ。自分の自然体でいこう。
「ほんとうのサーカス」作:ミッシャ・ダムヤン 絵:ギアン・カスティ
訳:アーサー・ビナード

組み合わせてよむとよいです。

PRと本質のギャップを見抜いて、自分達の生活を作ること。
出発点をみつけること。
イヤなものはイヤという。いらないものは捨てること、拒否すること。
見抜くレンズ持つこと、決心する土台を身につけること。
生活の方向を決めること。

PRの心理にひっかからないでね、「みないでください、あけないでください」と
いわれるとあけたくなるんですけれど。

私のノートはここで終っています。
ほんとにぐちゃぐちゃで、当日参加された方で、補足してくれる方がいたら
どうかお願いします。

アーサーさん、しゃべりだしたらとまらない。
時間をオーバーして、ぎりぎりまでお話しをしてくださいました。
とても濃い講演会でした。
日本を愛し、日本人以上に日本語がすばらしく、ユーモアのセンスも最高でした!
私も自分のレンズ、磨かなくちゃ。

アーサーさんのお話しは、You Tubeでたくさんアップされていますから、興味のある方は
きいてみてください。

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