宇宙兄弟 #06 「頭にまつわるエトセトラ」

日本や隣近所だけでなくNASAの中でもヒビトの人気を知るムッタ。
悔しさを滲ませる彼の下に一本の電話があり…。

仲間や見学人？から声援を受けるヒビトの人気を目の当たりにしたけど、出る言葉はムッタが呆れと羨望を含めて零した「どれだけ人気者なんだよ…」よりも「でしょうね！」だった。
ムッタの目を通さずテレビ出演しているわけでもないヒビトを見るのは2度目だというのに、ヒビトの株が天井知らずなんですけど!!
なんというか彼は人気者で何でもサラッとそつ無くこなしそうな雰囲気を持っているんだよね。

ヒビトのNASAでの訓練の様子をNASA職員ジェニファーと一緒に見て回るムッタ。
トラックを走るヒビトのタイムをストップウオッチを見ずに体感で計ったムッタに気付いたジェニファー。
彼女は今後ムッタの才能に運良く(ムッタが最初に会う職員だからね)いち早く気付いた第一人者になるのか、ムッタに助言や後押しをしてくれるような人となるのか、時間計測が正確なだけなら他にもいると特に気にしないのか、流石ヒビトの兄で終わるのか…。

二次選考最後の合格者を決める段階で落選に選ばれかけているムッタ。
上司に頭突きをして退職したことを調べられていたのでした。
これってNASA職員はそこまで調べるのかな？人間関係は大事だってことで。
前回の次回予告の感じでは頭突きされた上司がわざわざJAXAに知らせてきたみたいに言われてたけど、星加さんはムッタを応援するが故に以前の会社に電話掛けたり、後輩達に接触して話を聞いたりしてるし…。
どうなんだろ？
小学生の頃に熱心にJAXAに遊びに来ていたムッタとヒビトのことを覚えていた星加さんは感慨深いなぁとムッタを応援してるけど、他の受験者、特にムッタとどっちを落選にするか迷われてる人の方も応援してあげて欲しいと思ったり。
もしかしてそっちはそっちで調べてるのかもしれないけどね。
後輩に慕われているのは分かっただろうし、頭突きも身内の悪口を言われたからと擁護してるみたいだけど…本当にそれで良いのだろうか？
宇宙飛行士に選ばれるような人でまさかいないとは思うけど、もし人格攻撃をしたり、人種差別的発言をするような人がいてムッタが暴力に及ばないと断言出来るだろうか？
もう一人に惜しい欠点があってムッタが選ばれるんじゃなくて、頭突きをも補うような利点があって選ばれることを望みたい。

上司との一件をJAXAに知られたと後輩から教えてもらったムッタは落選した…と思い込んで落ち込むが、テレビの中のヒビトはムッタが飛行士になることを疑っていない。
ごめんな…と謝るムッタはどこまでもお兄ちゃんだなと思う。
落選に落ち込むんじゃなくてヒビトが信じているような人間じゃない、そんな人間になれなくて、期待に応えられなくて、恥をかかせてごめんと謝ってるんだよね。
ヒビトは落選したらしたで来年頑張れば良いって言いそうだけど。


次回「拝啓日々人」