「 ナチョ・リブレ 覆面の神様 」
梶原一騎原作のアニメ「 タイガーマスク 」の原案とも言われるメキシコの伝説的レスラー、フライ・トルメンタ(スペイン語で暴風神父)、本名セルヒオ・グラディエス・ベニトスの実話を元に作られた映画です。
ちなみに、あまり知られていないジャン・レノ主演作品「 グラン・マスクの男(1991) 」も覆面レスラー、フライ・トルメンタのエピソードを元に作られていますが、あまりぱっとしなかったようですね。 そして、メキシコプロレスをルチャリブレ、そのレスラーをルチャドールと言のだそうです。
監督は、 全米で40億円以上を稼ぐ大ヒットしがらも、邦題で苦戦?(笑)して公開されなかった「 バス男 /NAPOLEON DYNAMITE (原題) 」と言うインディーズ作品がデビュー作となるジャレッド・ヘス 。 「 バス男 」は、MTVムービーアワードでは「 スパイダーマン2 」や「 キル・ビル Vol.2 」を退けて見事作品賞を受賞したという、アメリカ人好みな脱力系ムービー。制作費が400万円と言うことですから元を取るどころの話じゃないですよね(笑)驚きです。 主演は、「 愛しのローズマリー(2001) 」、「 スクール・オブ・ロック(2003) 」のジャック・ブラック。「 キング・コング 」でも独特の役を好演していましたが、相変わらず濃ゆいキャラです。「アイスエイジ(2002)ジークの声」、「シャーク・テイル(2004)レニーの声」で声優も努めていますね。
ジャレッド・ヘス 監督作品は残念ながらどれも未見です。彼の生み出した作品は、ある意味天性のユニークなコメディセンスによる脱力系ムービーという感じですね。 実在の神父をモデルに作られたこの映画ですが、プロレスで稼いだファイトマネーで孤児の子供達の為に作ろうとした施設も無事完成したそうです。ジャック・ブラックの濃いキャラでテンポ良く笑わせてもらって楽しかったですが、良いお話なのに笑って終わっちゃってちょっともったいない感じもなきにしもあらずですね。 ナチョが料理番を務める修道院にシスターとしてやって来たシスター・エンンカルナシオン役のアナ・デ・ラ・レゲラは、ペネロペ・クルス激似。
「コンスタンティン(2005)」のルシファー、「記憶の棘(2004)」ではクリフォードを演じたピーター・ストーメア(写真右)がちょこっと出演しています。気が付きましたか?
楽しい映画は好きなので、まずまず満足という感じでした・・。
映画『ナチョ・リブレ 覆面の神様』の応援ソング、カリートの“Go! Go! カリート” ~おしまい~
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~おしまい~
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お互いを愛しみ合い、お互いの為に流す涙は沖縄の透き通った海より美しい
監督は、「 いま、会いにゆきます(2004) 」の土井裕泰。 主演は、現在の映画界を支える若手俳優、「 春の雪 (2005) 」の妻夫木聡(洋太郎)。わたしの大好きなドラマ「 オレンジ デイズ(2004/04/11~2004/06/20) 」でも土井裕泰 監督演出で主演しています。 同じく現在の若手女優の人気NO.1と言って良い、「 ラフ ROUGH (2006) 」の長澤まさみ。「 世界の中心で、愛をさけぶ (2004) 」で 日本アカデミー賞 助演女優賞 を受賞して以来再び土屋監督作品主演となります。
ストーリーはいたってシンプルです。途中途中で次はこうなりそう~~っと思えるそのままなストーリー展開でした。 沖縄の人情そのままに、演じる主演二人がさわやかなせいか、どろどろとした人間模様が描かれないせいか、切なくて哀しい物語なのだけれど、そのシンプルさ故に、なお素直に共感でき、涙が止めどもなく流れます。 「涙(なだ)そうそう」とは、沖縄の方言で、哀しくて止めどもなく涙がぼろぼろと流れるという意味だそうです。
幼くしてふたり取り残された兄妹故に、、その絆は太くて深い・・・・ その題名通り、わたくし・・・涙そうそう状態でした・・・・・・ 号泣と言うのとは違うのですが、その優しさに、兄妹愛の深さに、哀しさに・・・
某ポータルサイトの投稿されていた評価がのきなみ☆1ッコとかひどいものだったので、期待していなかったのですが・・・ やっぱり!!何でも自分で確かめないといけませんね! これは凄く良い映画でしたよ☆ 帰りの電車の中では夏川リミさんの「 涙そうそう 」がずっとリピートしていました。 それにしてもひどい雨だった・・・・のに、試写会場は補助イスまで登場するほどの盛況ぶりでした。
最後まで帰らないですね!エンドクレジットの後には、長澤まさみちゃんの美しいお姿が・・・・
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小松左京の傑作SF小説「 日本沈没」が、33年ぶりにリメイクされスクリーンに戻ってきた。 エドガー・ケーシーEdgar Cayce(1877~1945)「1998年日本沈没」 の予言が元になって書かれた小説だそうです。 監督は、「 ローレライ 」の樋口真嗣。 主演は、ご存じSMAPの草薙君(潜水艇わだつみ6500パイロットの小野寺俊夫)。ヒロインには、邦画のヒット作には欠かせない若手女優でありながら、作詞や歌手としてもマルチな才能を持つ柴咲コウ(ハイパーレスキュー隊員の阿部玲子)。
日本映画も特撮の進化がめざましいですね。もの凄い迫力映像でした。 お城や今の若者の服飾文化のの象徴とも言える渋谷のマルキュウが崩れ去っていく様子を見せつけられて、ぐわ~~っと圧倒されるのですが、それが全編を通じて使われるわけではなく、時折どこかに旅行に行ったときに見かけた地震博物館で見たことあるぞ?みたいな地震が起きた後の日本列島の模型っぽい画像にぱっと切り替わってしまって、おろっ?・・みたいな落差があって、技術は負けていないのに、日本の低予算がハリウッドのVFXのように前編を通じて使う事ができないために、そういう使い方をしなければいけないのね?なんって余分な事まで心配しちゃう感じですね。 今回のリメイクでは、沈没の恐怖をただ単に描くのではなく、潜水艇わだつみ6500パイロットの小野寺とハイパーレスキュー隊員の玲子が出会いそれぞれに生き方に影響しあい、愛し合い、守るべきものの為にやるべき事を全うしようとした生き方も描かれていて涙を誘いました。 いつもは、有能だけど変人的な弁護士等の役が定着しつつあった、ミッチーこと及川光博の人間味ある演技も新鮮で良かったなぁ~ 実際のところ、日本人1億2千万人が難民と化したら、どこが受け入れてくれるのだろうか・・・。 それこそ、アメリカの「デイ・アフター・トゥモロー」のように氷河に被われて南アメリカに難民として受け入れてもらうために、債権の返済を放棄したりしても全員は受け入れられないんだろうなぁ~劇中でも、いくらお隣でも北に逃げ込んだら即不法侵入で銃撃にあう事になるから逃げないでください・・・なんっていうシーンもあって、今の社会情勢に照らし合わせてもなんかリアルでした(笑)だけど、例え許されても北に逃げるのは絶対いやだな~~(笑) いろいろの最近の映画とかを観ていても、今日本はアメリカとは近い関係にあるけれども、絶対いざとなったら見捨てられるのでしょうね(笑) 前作の「日本列島」を観て比べてからこの書こうと思っていたのですが、ちょっとここ数日体調を崩していて、映画を観る気になれないのに、テレビでも「ミッション・インポッシブル」とかやってたりとかして、ついつい観ていたりすると、結局いつまで経っても見比べられないので(笑) とりあえず下記に情報のみ書いておいて、またいつか観賞後にまた改めて比べてみようかっと思っています。
◆ 1973年の小松左京の大ベストセラーの映画のリメイク。
◆1974/10/06~1975/03/30 TVシリーズとしても製作されています。
◆「 日本以外全部沈没 」という映画が晩夏に公開予定だそうです。これをパロディ映画とバカにするなかれ! 小松の許可を得た筒井康隆が1973年に発表した立派な原作。 監督は『いかレスラー』の河崎実田だそうです。
この映画は19日水曜日に、長かった海外生活からやっと帰国した大学時代の友人が「映画でも一緒にみない?」っと言うので、観に行ったのですが、考えてみれば、帰国して早々「日本沈没」じゃ気の毒でしたね(笑)そして、その後ブロガー試写があって、夜は「ユナイテッド93」を観にいきました。前日は、近い知り合いのまさかのカミングアウトによって飲まずにはいられない状況で、ほんとはビール一杯で帰るつもりが・・大ジョッキと酎ハイ3杯も飲んじゃって、当日ははひどい二日酔いでした・・・ 沈むは!、落ちるは!でおまけにひどい二日酔いで・・・めくるめく一日でした・・・・ヽ(´-`)ノ この記事を書くのも、まだ体調が悪くて(笑)・・・そういうわけでかなりおそくなっちゃいました・・・が、2作品ともなかなか良い作品でしたよ。
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「 夢が叶う場所 ネバーランド 」を可能にするのです。
「 信じればいつでも行けるんだ 」
いつまでも子供の心とイマジネーションを持ち続けた、ジョニー・ディップが演じるデューク・オブ・ヨーク劇場の劇作家のジェームズ・バリ。
フレディ・ハイモアが演じる、父親を突然失って心が傷つき、大人の言葉を信じる事を怖がるピーター・L・デイヴィス。
この二人の出会いが「 ピーター・パン 」を産みだして行きます。
シチュエーション的には夢を夫と共有できない現実主義の妻の不倫と夫を病気で失った未亡人とその子供達との友情の壁を超えた社会的に言えば不倫ともとられがちな不思議な関係の中で夫婦の離婚というものを背景に持ちながら、肉体の関係なしに芽生えたお互いを必要とするという形の未亡人シルヴィアとの愛とその3男ピーター少年との友情の物語といえるでしょうか。
しかし、その映像のファンタスティックなまでの美しさがそんな物語の背景をロマンティックにオブラートをかけながら魅せてくれていました。
傷ついたピーター少年の心を理解出来るのは、その母シルヴィアとジェームズ・バリ以外にはいなかったのです。
ジョニー・デップのバリ役もそれになりきっていてすばらしいものがありましたが、ケイト・ウィンスレットの社交界の交流や家事に追われることなしに子供のためだけに毎日を費やし子供の心を大切に生きている、やつれた母役の好演が光っていました。しかし、なんと言っても、ピーターを演じていたフレディがほんとにすばらしかったです。
フレディは、もうこれ以上傷つきたくないと心をかたくなに閉ざして、本来持っている自分の豊かな産み出す想像力から目をそらそうとする少年が次第にバリによって心を開いていくその課程を見事に表現していました。
それはバリと同じく彼の才能を見抜いていた母シルヴィアの愛の力でもあったと思います。
ほんとに観て良かったと思わせてくれたすばらしい作品でした♪
劇場の大画面スクリーンの美しい映像で観たのも良かったですが、ひとめを気にせず思いっきり感動の涙を流しながらもう一度観たいと思いました。
「 観た直後に、もう一度観たいと思わせてくれるそんな映画です♪ 」
昨年 12月1日に発表されたナショナル・ボード・オブ・レビューで『ネバーランド』が最優秀作品賞を受賞しました。
アカデミー賞でもジョニー・ディップが主演男優賞にノミネートされていますね~
「Ray / レイ 」のジェイミー・フォックスもすばらしいのでほんとにどちらとも言い難いのですが、是非ネバーランドでジョニー・デップにもオスカーを取ってもらいたいです。
無冠の帝王であるジョニー・デップは自ら、「タイタニック」「インタビュー・ウイズ・ヴァンパイア」「スピード」などの大作を断って、あまりメジャーになりそうもない作品をわざわざ選んで出演するといった変わり者?(笑)ではありますが、やっと彼らしさでメイキングされた映画によって、かなり賞獲得に有力なのではないかとこの作品を見て思いました。
ジョニー・デップって、ハリウッドでは、「 ジョニー・デップと婚約しなかった女優は、クラクションを鳴らせ! 」
っとウィットに富んだジョークを飛ばされるほど数々のハリウッド女優と浮き名を流し「 婚約魔 」と言うことで有名だそうですが(笑)、とっても子煩悩だという話しも聞いています。それだけにこのバリ役はほんっとにはまり役なのではないでしょうか
ジョニー・デップ自信もほんとにこんな人なのではないかと思わせてくれるほどこの役になりきっていました~
公式HP : http://www.neverland-movie.jp/
~おしまい
