昨年6月10日にこの世を去った“盲目のソウルの神様”レイ・チャールズの人生を描いた作品です。
第62回ゴールデングローブ賞では「Ray/レイ」のジェイミー・フォックスが主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞しました。
レイは、グラミー賞を12回も受賞し、映画 「ブルース・ブラザース」 に出演したり、サザンオールスターズの 「いとしのエリー」 をカバーしたことで、ファンはもとより、ソウルをあまり知らない日本人の中でも親しまれていますが、彼の孤独と苦悩の人生についてはあまり知られていないようです。
7歳の時に視力を失い、弟ジョージの死というトラウマを心に抱えながら波乱に満ちた人生の中で、その孤独と苦悩を克服し差別と戦い成功するヒューマン・ドキュメンタリードラマです。
彼は長い間ヘロインによって盲目であるがゆえの孤独感と死んでいく弟の目の前でなにもできなかった自分の罪の意識を背負って生きてきましたが、そんな彼を救ったのは、薬物ではなく 彼の自立のためにあえて自分で生きていく力を養ってくれた母の愛とずっと彼を支え続けて来た妻のビーの愛に他ならなかったのです。
作品の中では40タイトルもの曲が使われ、それを聞くだけでもレイの盲目であるがゆえのとぎすまされた天性の感性と音感によって生み出して行った音楽のすばらしさが伝ってきますが、ハックフォード監督はこれらの曲を使ってストーリーを語るという的確にして巧妙な手法をとっています。ジェイミー・フォックッスは3歳の頃から習っていた得意なピアノでまるでレイが乗り移っているかのように演じて魅せていました。
私は、この映画を観るまでは、あまり彼の音楽について詳しくなかったのですが、そんな私でもすばらしい音楽に酔わされ、2時間半という時間をまるで感じさせないテンポのよさで感動させられました。
公式 HP http://www.ray-movie.jp/index.php
~おしまい~
第62回ゴールデングローブ賞では「Ray/レイ」のジェイミー・フォックスが主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞しました。
レイは、グラミー賞を12回も受賞し、映画 「ブルース・ブラザース」 に出演したり、サザンオールスターズの 「いとしのエリー」 をカバーしたことで、ファンはもとより、ソウルをあまり知らない日本人の中でも親しまれていますが、彼の孤独と苦悩の人生についてはあまり知られていないようです。
7歳の時に視力を失い、弟ジョージの死というトラウマを心に抱えながら波乱に満ちた人生の中で、その孤独と苦悩を克服し差別と戦い成功するヒューマン・ドキュメンタリードラマです。
彼は長い間ヘロインによって盲目であるがゆえの孤独感と死んでいく弟の目の前でなにもできなかった自分の罪の意識を背負って生きてきましたが、そんな彼を救ったのは、薬物ではなく 彼の自立のためにあえて自分で生きていく力を養ってくれた母の愛とずっと彼を支え続けて来た妻のビーの愛に他ならなかったのです。
作品の中では40タイトルもの曲が使われ、それを聞くだけでもレイの盲目であるがゆえのとぎすまされた天性の感性と音感によって生み出して行った音楽のすばらしさが伝ってきますが、ハックフォード監督はこれらの曲を使ってストーリーを語るという的確にして巧妙な手法をとっています。ジェイミー・フォックッスは3歳の頃から習っていた得意なピアノでまるでレイが乗り移っているかのように演じて魅せていました。
私は、この映画を観るまでは、あまり彼の音楽について詳しくなかったのですが、そんな私でもすばらしい音楽に酔わされ、2時間半という時間をまるで感じさせないテンポのよさで感動させられました。
公式 HP http://www.ray-movie.jp/index.php
~おしまい~