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第44期棋聖戦 第一局井山棋聖制す

第44期棋聖戦第一局 黒:井山棋聖 白:河野九段
   291手完 黒5目半勝

9日から始まった対局の序盤は、河野九段が3隅を取って実利で先行。一方の井山棋聖は右辺の黒模様で対抗し、2日目に入り、白の薄みをうかがいながら徐々に追い上げる展開となった。難しい戦いが続いたが、河野九段が左上隅で放った白104からの仕掛けが、戦果を上げられず流れを失う結果に。これ以降、主導権を握った井山棋聖は、慎重に時間を使いながら押し切った。 (読売新聞より)

初戦、河野さんが取ればタイトル奪還の可能性が高いとの下馬評もありますが、7番勝負はまだまだ始まったばかり。
井山棋聖が防衛すれば8期連続で小林名誉棋聖とならびトップに立ちますが、その弟子である河野九段が挑戦者、しかもリーグ戦では負ければ陥落という厳しい戦いを勝ち抜てきただけに、とても興味深いですね。
これまで二人はタイトル戦7戦してすべて井山棋聖の勝ちと一方的な結果になっていますが、今回の勝負運、どちらに転ぶか今後が期待されます。


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