エロゲはやっぱり中古が一番

藤井王位4連覇で防衛

多分この文字がアチコチに踊るでしょう。
佐々木七段を先番93手で下し、4勝1敗でタイトルを防衛しました。
これで4連覇、早ければ来年防衛すれば永世王位の資格を得ます。5期連続もしくは通算10期でその称号を得ることができるからです。
とはいえ、今回の藤井王位まさに凄かった。
AIが全く候補にもなかった手を指したのが、

77手目の2四歩打ち。
この手を指したとき、AIの勝率がグ~ンと下がったのですが、解説の中村太地八段曰く、「藤井王位が指す手に対してAI評価は一旦は下がるが、読みを進めていくうちに数値が戻ってくるのが大半です」と。
この手も正しくそうでした。
この時点ではAI評価は相当藤井王位寄りだったんですが、一旦はほぼ互角にまでダウン、それからジワジワ上がってきました。
解説者のもう一人、勝又七段は残念ながらAIの評価、候補手を参考にしながらもその真意を理解できてなかったようですが(笑)。
実際AIの最善手から3手のヨミ通り進めた時、聞き手の女流が王に迫ってくる手を質問したところ、勝又七段には藤井王位が負けの図しか作れませんでしたよ。
中村八段は大人ですね。いかにAIが示す手が良いといっても、筋道がわからなければむしろ悪手、自分の棋風で指すのが一番だとかすかさずフォローしていましたよ。もちろん「私には攻め筋がわからないので・・・」といいながらも次の一手は王の早逃げで大丈夫と示されましたからね。さすがA級八段は違います。

これでいよいよ今月末から始まる王座戦で永瀬王座からタイトルを奪取すれば夢の八冠となります。一方永瀬王座、防衛すると同じく永世王座の資格を得、囲碁と同じように名誉王座を60歳以上になると名乗ることができるので、なんとしても死守したいでしょう。一番藤井竜王・名人をよく知っているのが永瀬王座。どんな戦いになるんでしょうか。
というのが一般的な興味ですが、ぶっちゃけそんなことはどうでもいいんですよ。将棋をよく知る人にはとんでもないといわれるかもしれませんが、永瀬王座が強いかどうかなんて関係ありません。
現実に藤井竜王・名人には誰も勝てません。当時最も強いといわれるタイトル保持者やトップ棋士相手に戦い、全て勝利して17連勝中です。
タイトル数31と歴代4位の前名人渡辺九段でさえ歯が立ちませんでした。これまで同い年以下の若手に対しては一度たりとも負けなかったあの渡辺九段でさえ、です。
けれども10月から始まる竜王戦、あの「たっくん」の登場です。ひょっとしたら・・・っていう期待もありますが、両方合わせても41歳。いよいよ若手の時代へと移り変わっていく、そんな歴史の切り替わる瞬間を目にできることの方が遥かにうれしく思ってます。
永瀬王座には悪いですけどね。


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