エロゲ四方山話 今年最初のブログ

今年最初のブログです。

いつも通りやりたいエロゲからスタートのはずだったんですが・・・
目下のところ藤井竜王・名人のタイトル防衛戦が最大の関心事です。

7日から始まる王将戦七番勝負は菅井八段、少し遅れて2月4日からの棋王戦五番勝負は伊藤匠七段。藤井竜王・名人がどちらかを先に防衛すれば、大山15世名人を抜いて前人未到のタイトル戦20連勝という輝かしい記録を打ち立てることになります。さらに棋王を防衛すれば、これまた最年少での永世称号を獲得という栄誉を得ます。これまでの中原16世名人の23歳11か月を大幅に更新して、歴代一位の名を刻むことになるのです。

藤井オッカケとしてはサイコ～の気分ですね。どこぞのセリフではないですが、こいつぁは春から縁起がいいわえって叫んじゃいそうですよ。

とはいえそう簡単に事が運ぶとも思えません。両者共、棋戦は違えど藤井竜王との雪辱戦になりますからね。期するものがあるはずです。

菅井八段は1期とはいえ王位をとった実力者ですし、数少ない振り飛車の名手です。竜王にとって経験値の少ない戦法だから不安があるのも事実です。時間ハンディがついた非公式戦とはいえ同じ振り飛車の里見女流棋士に敗れてますしね。

もう一人の挑戦者も決して侮れません。伸びがコンコルド並み。
昨年初めて竜王戦の挑戦者に決まった伊藤匠七段を、前名人の渡辺九段は「今回は駄目かもしれないが、次回はどうなるのかわからない」と予言されていた通りになってます。不利な挑戦者決定2番勝負を広瀬九段相手に連勝なんて、昨年の藤井竜王と全く同じパターンじゃないですか。ちょっと心配になってきましたよ。

棋王戦はタイトル戦の割にはチェスクロック方式で4時間と短め。ヨミの速度もさることながら、一瞬の決断力が重要になってくるでしょう。どんな勝負になるのかわかりませんが、こちらの方が楽しみです。正直なところちょっぴりたっくんに勝ってもらいたいという気がしないでもありません。

私にはなんとなく囲碁の一力棋聖とダブって見えるんですよ。
囲碁界では藤井竜王・名人に匹敵するのがまさに井山王座で、タイトルを総なめして長らくトップとして君臨していました。その井山天元（当時）から初めてタイトルを奪取するまで一力棋聖は4年かかってます。それ以降も取ったり取られたりで、最高位である棋聖を獲得するまでさらに2年を要しています。

はたして伊藤匠七段は・・・？


さてメインのほうですが、楽しみにしていた八剱伝がようやく年末にマスターアップしました。

戦国ザッピング絵巻として公開されてから既に数年、主人公が八人、それぞれがペアとなり4組の物語が別々に進んでいくようです。
並行して進む場合、ストーリーは同等もしくはそれ以上のものでないと興醒めしてしまうので、かなり難易度が高い仕様になっているはずなんですが・・・
ストーリーテラーといわれる作家たちはこの辺りの匙加減が抜群で、読み手を飽きさすことはありません。およそ別世界での出来事がいつの間にか一つにまとまり、見事な終焉を迎えた時の驚嘆と感動。これが味わえるだけでとても幸せです。

すぐに思いつくのがシドニィ・シェルダン。もともと脚本家としてアカデミー賞を受賞していますが、その後に書かれた数ある小説は、どれをとっても息をもつかせぬめまぐるしい展開に、ハラハラドキドキの連続です。根底には映像でどうみせるのが一番いいのかを意識しているんでしょうね。

そういえば赤川次郎もかっては脚本家になりたかったとのことで、デビュー作の幽霊列車をはじめ多くが映像化されています。推理作家としてこれまでのどの作家よりも主人公の多さに驚かされますが、未だに全員が長年に渡って活躍しているのも魅力の一つ。小説だけでも2019年末で660冊を超えたというのですから唖然とするばかりです。
美少女ゲームの場合、大人の事情や各種の制約など限られた時間内での制作のため、大半は複数ライターです。そのためにボタンの掛け違いなど不自然な感じになるのは無理からぬこと。攻略ルートの出来不出来があまりにも極端すぎてクソゲ呼ばわりされることも珍しくはありません。
その点今回はうれしいことに一人で全てを熟しています。

体験版では二章の途中で話が進まなくなってしまい、ちょっと焦りましたよ。

前作の桜花裁きは論理的に推理して手順通りに一つ一つ潰していかないと先には進めない仕掛けになっていたことを思い出しました。シナリオライターも同じ海水塩湖さんとなると納得です。だからこそ発売まで時間がかかったのでしょう。
これまでと違う時間軸で物語を進めたところ・・・

シナリオが進みだしました。
へえ～なるほどそうなんだ、って面白くなってきたところで体験版が終了です。

・・・

ウ～～～ン、間違いなく面白いのですが、頭を空っぽにして楽しむものとはちょっと違うようです。一直線で楽しむというよりもアレコレ推理しながら、という感じですね。

となると時期が問題です。年度末はどうしても仕事が忙しくなるし、その前にまず確定申告がありますからねえ。

4月に入ってからでないと楽しめないでしょうから、それまではオアズケになっちゃいそうですね、残念ながら。

できることならウ～～～ンと安くなっていてもらいたいんですが・・・

無理だろうな。