封じ手は黒79のツギ。以下91まで私の予想と同じってびっくりしました。
これが昨日の予想図で実践もそのままの進行。(黒79~91まで)
ここで私は右下を取り切るかと思ったんですが、実践は違いました。(以下は総譜で)
白98(95) 白130(111)
白92としたために黒93と右下を活きます。多分これで黒の方が厚かったと思いますが、白122に黒123とオサエたために124と工作されてから126のキリ。これで形勢が逆転したようです。(一力天元は白108とつけられて苦しくしたとの感想があり、井山名人も黒の攻めに回って良くなったとの感想と一致しています)
ただ白160のキリ取りがどうだったか。中央の消しに回っておけば白が十分な形勢だったと思いますが、すかさず161のハネから163,165を利かして175に回ったところで再逆転。多分盤面十目ほどかな。最後は井山名人が投げ場を求めたのでしょう。225と黒が1目を取ったところで白の4子はとられています。109の一子を抜いても黒5子をツゲばオス手無しです。
それにしても一力天元、お強いですね。囲碁界の第一人者井山名人を相手に連勝で一歩有利になりました。
次回は名人の先手番、どうなるのか楽しみです。大ゴミの6目半はさすがに白がいいと思うんですが、必ずしもそうではないようです。(以前は5目半でしたがさらに前は4目半という時代もありました)
最近は藤井三冠ばかりに目がいってましたが、やはり碁は面白いですね。ただ両者とも力が強く厳しい碁だから、さっぱりわからないんですよ。ジックリとしたヨセ相の碁ならとても勉強になるんですけどね。