喫茶ステラと死神の蝶、発売日当日¥6,400で買ったのですが、2日で既に¥600ダウン。この調子だと年明けには¥5,000前後になるかもしれません。物凄い人気でダントツの予約数でしたから、ある程度は想像できたのですが、ちょっとショックかも?
とはいえ、今回送られてきたステラは未開封品でした。トレーダさん、お気遣いありがとうございます。以前、安いエロゲの見つけ方のラストで通販ショップを紹介しましたが、こと新古品については、ここがベストだと思います。
なによりも発売当日には必ず中古がでています。ただ数に限りがあるため早い者勝ちですぐに売り切れになることも多々ありますが、多くのファンが利用しているせいか、数日のうちに購入できるようになります。もちろん、価格はすべて同じではなく、通常は日を追うごとに下がるのが普通ですが、月の彼方で逢いましょうやアメイジング・グレイスのように値上がりする作品も中にはあります。
閑話休題。
さっそくステラプレイしましたが、いいですね。
いつも通りの愉快なやり取りだけでなく、ホンワカとした気分でプレイできるせいか、余韻を楽しむようなペースのため、通常よりもかなりプレイ速度が遅めです。休日の半日を費やしてやっとまだ体験版を少し過ぎたあたりで、大好きなケーキを食べられなかった医者の話が無事に終わったところです。
ただ選択肢のいくつかは済ませており、まだ共通ルート途中ではありますが、誠也の部屋「喫茶ステラと死神の蝶」を参考にすればあと一つ選ぶと火打谷 愛衣(ヒウチダニ メイ)ルートに入るはずです。
うまくいけばこの後、汐山涼音⇒四季ナツメ⇒墨染希⇒明月栞奈のつもりですが、ナツメと希を入れ替えるかもしれません。その頃には最適な攻略順の感想がでているでしょうからね。
汐山涼音は誰か一人攻略後に開放されるようですが、表紙絵にはなかったので、前回のRIDDLE JOKER の壬生千咲のような立ち位置ではないかと想像しています。いわばおまけ的な。
それにしてもこの調子では今週一杯ではとても無理そうですね。まあ、のんびりと年内いっぱいかけてやるとしますか。
ようやく愛衣ルート完走です。
時間が結構かかりましたが、良かったですね。
死神の蝶のタイトルがこのルートでは、物凄く重要な意味がありました。これ以上はネタバレになるので、お口チャックですが(笑)。
まあそれはともかく、やはりゆずソフトの世界観はいいですね。男女の機微だけでなく、日常のヒロインたちのやり取り、特に主人公を追っ払った女子会はメチャクチャ怖っつ、ではなく面白かった。ボケ・ツッコミに不自然な沈黙、サイコーでした。もちろんシナリオもですが、私にはテンポが良く、嫌味のないラブコメ展開が特上のデザートです。おまけに季節感、発売時期に合わせたイベントがてんこ盛り、システムもいつも通り使いやすいし、安心・安定の路線ですね。
ところで今回初めて気が付いたことが2点あります。
一つ目は、こもわた遙華さんのSD原画。見せる画面がメチャクチャ増えていますね。特に幕間。
確かPRIMAL×HEARTS2 にあったような、黒板にチョークで描かれた画像が出てきます。ただ白とピンクだけなく、とてもカラフルなチョークで描かれています。そして画面が進むと、黒板に色々な文字や絵が追加されるプラマル2にたいして、カラフルな画面はそのまま、すぐ右の隅にそのルートキャラのSD画像が加わります。それも進行速度に合わせてSD画像が変化します。バレンタインにはキャラだけでなくハート型のチョコレートが一緒に添えられていたり、といった具合ですね。
ただ惜しむらくは幕間のため、本編が始まるほんのちょいの間だけで、すぐに消えてしまうのが残念です。
基本ゆずソフトはスクリーンショットが、セーブやロードと同じく、カメラのアイコンをクリックすれば一発でできるのですが、この幕間だけはカーソルを使用できません。だから今回はすべてWin10のアプリSnipping Toolを使用しているのですが、下の画像のように多少ズレて黒のバックが縁のように写ったりすることもあります。まあ、几帳面な方なら丁寧にはみ出た縁を切り取ったりするのでしょうが、天邪鬼で気分屋で面倒臭がりの当方にはとてもできるようなことではありません。せっかくの可愛いSD画像が、勿体無い・・・
(スマホでは同じ大きさですが、PCではかなり縮小されるので、今回は敢えて640の原寸にしてあります。せっかくの可愛い絵ですからね)
もう一つは攻略が済むとそのヒロインが追加されるのではなく、全面が攻略したヒロインの画像になることです。これはオトメ*ドメインにあったパターンですが、こんな感じで、本編ではこの愛衣の立ち絵を見た記憶がありません。きっとこれだけのために描かれているのだと思います。つきかなのEDで描かれた灯華のように。
といっても自慢じゃありませんが、なにしろ注意力散漫で、右から左へすぐに忘れるボケ進行度80%の私ですから、まったくあてにはなりませんよ。
あとこれもオトメドメインと同じく右端にあるタイトル切替ボタンで通常のものに切替えることもできます。ただオトメドメインは攻略できたのは3人で、その都度攻略したヒロインのアイコンが右に並べられていったのですが、今回はどうなんでしょうね。とても楽しみです。
それはさておき、ひょっとしたらゆずソフトにも以前からあったのかもしれませんが、私は全く気づきませんでした。DRACU-RIOT! から以降はずっとプレイしていますが、それ以前の作品は知らないので、正確なことはわかりません。
なにしろ無神経でいい加減な「ダメオタ」の私。これは一番身近な女房と娘から、オタクでどうしようもない駄目なやつだから、「ダメオタ」とのありがたくない二つ名をいただきました。それに加えてボケ度80%、だから事の是非を正確に調べようなんて、大それた行為なんておよそ無縁です。ここに書いてあることだって信頼度20%以下?パチンコやパチスロでは絶対にあたらないパターンですね。
だからというわけでもないのですが、たとえ二番煎じだとしても作品が面白くなるならええやんか!(知的所有権を犯すのはご法度ですが、絵の構図や文章、多少のアイデアの拝借するくらいなら・・・ただコピペするならちゃんと見直しだけはお願いしますね、クリエイターさん。間違いまで一緒にコピーなんて目も当てられませんからね。ってこれ誰にいってるんやろ・・・)
以上の二点は、これまでのゆずソフトには見られなかった目新しさを感じました。
そうそう忘れてならないのが、声優の音来内麗(ネライウチウララ)さん、どんな方なのか全く知りませんが良かったですね。ネアカの愛衣が実にピッタリでした。特に女子会で弄られるシーンはこれ以上ないくらいの見事な演技だったと思います。いまにも消え入りそうなか細いトーンから一転、並み居る先輩ヒロインたちを前にして、しっかりと手厳しいお返しをするところなんて、前回のヒロインの三司あやせ演じた沢澤砂羽(サワサワサワ)さんを彷彿とさせるほどでした。ひとりでのノリツッコミも同じく、これもメーカーの十八番ですが、ついニンマリしてしまいますね。あやせの涙ぐましい努力の結晶が、慎ましい胸から滑り落ちてプールにぷかぷか浮かぶ光景が。
さてさてこれからどんなシナリオになるのか益々楽しみですね。
次はもちろん汐山涼音です。
涼音はやはりおまけでした。表紙絵に載っていない時点でそういう扱いなのかな、とは思いましたが、ちょっぴり寂しい気がします。
なにしろあのノリですからね。多少は期待していましたが、壬生 千咲 (RIDDLE JOKER のサブヒロイン)と同じで、尺も短く、あっても精々2~3時間程度。もちろん普通に終わって、終了画面も前回の愛衣のまま。
このままでは悔しい(笑)ので、年の割には妙に可愛く、テレたスナップを1枚張り付けておくことにします。(身体に合わせて小さい画面で・・・)
因みにこの涼音の弟・汐山宏人と主人公の高嶺昂晴は大学の同級生。
めでたく二人が結ばれた後の会話です。
「お義兄様・・・なんて呼べるか、気持ち悪いわ!」
「こっちの方こそ勘弁してくれ」
「けど・・・お前、付き合ってんだろ、あの姉貴と。ありがとう、あんな不良債権を。そのまま最後まで引き取ってくれ」
続いての攻略キャラは神社の一人娘、墨染 希(スミゾメノゾミ)。
主人公の高嶺昂晴とは幼馴染で、毎朝起こしにやってくるお約束のパターンです。長い間、兄妹のような関係でしたが、ある時を境に、異性としてお互いに意識しはじめます。
いうなれば何の変哲もないエロゲの王道ルート。もちろん最強のご都合主義はいたるところでしっかり発揮され、何でもありの展開でした、途中までは。
ところが現れた死神の蝶は、いつもとは全く違ったのです。ご都合主義でめでたくハッピーエンドのはずが、今回ばかりは命にかかわる大きな事件が立て続けに起こります。しかも二度目は主人公が最初に命を落としたあの場所で、同じパターンです。希とのデート中に突然、けたたましいタイヤの軋む音と騒音、そして・・・
これ以上はネタバレになるので例によってお口チャックです(笑)。もちろんボリュームに不満などありませんが、ほとんどがこのお口チャックに触れることになるので、今回はここで終了です。
ただこれだけはいえます。前回の愛衣以上に、死神の蝶が重要なアイテムとなり、ちょっとしたどんでん返しから最後は感動のラストを迎えます。
さすがにそのシーン画像を張り付ければモロバレになるので、おまけのほうをアップしておきます。
今回の希攻略後の画像です。
実は、すぐ上の涼音同様、希を連れて主人公が大学に行くシーンで、友人の汐山宏人と偶然出会います。
涼音のときは「お義兄様・・・なんて、呼べるか、気持ち悪いわ!」でしたが、
希のときは「え?こんなかわいい子が・・・・・・爆発・シ・ロ!」
実にいい友人ですね。
四季ナツメルート、今作のプレイした中では最もゆずソフトらしさを感じました。
死神の蝶との絡みが、今までやってきたどのルートよりも異質でしたが、違和感どころかむしろホッとしたくらいです。
軽妙なやり取りに、ラッキースケベイベント、ツンデレと甘々展開にキツ~イ一発のご褒美がたまに混じる日常生活こそまさしくゆずソフトの世界観ですね。そしてエロい!
これまでがよそ行きの服ばかり見せられていたようで、ゆずソフトらしくなかったというのは言い過ぎかもしれませんが、このナツメルートだけは普段着のままのゆずソフトが楽しめました。そしてエロい!
イチャラブに加えて、ヒロインの心の機微、様々な不安や葛藤などを主人公だけなく周りがやさしく見守ったり、導いてくれたり、癒す努力を惜しまないいつものほのぼのとした展開です。もちろんエロい!
取り巻きの生暖かい応援に、ツンデレのナツメがついに⁈
主人公との仲をナツメが十八番の七面鳥で只今妄想中・・・
で、こうなります。やっぱりエロい!
他にもイベントてんこ盛り。
もちろん伏線もしっかりと回収されます。
体験版で着用したメイド服とか、喫茶ステラをオープンする理由や、死神栞那やミカドとの関係だけでなく、大好物のケーキがまるで食べられなかった医者がどのように絡んでくるのか、といった疑問が全てこのルートで明らかになります。
他にも山あり谷ありの妄想七面鳥は健在で、最後はエロさがパワーアップして、足こきのおまけまでついたりします。
そして無事攻略すると・・・
ようやく死神の蝶、終了です。
最後の栞那編は、いつものゆずソフトらしく、イチャラブとエロさとご都合主義満載のルートでした。
「それはないやろ、そんな設定どこにもないがな」という批判にも納得できるほどに。でも途中までは良かったですよ。そこで終っていれば、新たなゆずソフトになった・・・かもしれません。
ここから先はネタバレがありますので、クリアしていない方にとってゲームの面白さを損なう可能性があります。進まれる場合は、すべて自己責任でお願いします。
さんざん苦労してようやく明月 栞那(アキヅキ カンナ)と付き合うことになった高嶺昴晴でしたが、実は死神である栞那はまもなく転生しなければならない、というのです。それでも栞那に残された仕事は、昴晴を決して後悔させない幸せな人生を歩ませることでした。
昴晴は栞那との別離を受け入れ、尚且つ将来決して後悔しないと誓います。そして思い出作りが始まります。
最初で最後の遊園地でのデート。
楽しい時間は過ぎ去り、夕暮れの観覧車で、最後の挨拶。
彼女の周りは光だし、やがて蝶となって消え去ります。
一人残された昴晴でしたが、栞那との約束を守り、前向きに力一杯生きていくことに・・・
・・・???
なりませんでした。
昴晴の寂しさがすべてを無視して、再び時間を巻き戻すことになります。すぐそばにいたために巻き込まれたミカドでしたが、なにか雰囲気が違うことに気付きます。再び出会った明月 栞那は、死神ではなく人間だったのです。
どうしてそうなったのか、これはプレイしていてもサッパリわかりません。何か理由らしきものがあるようなのですが、まるで的を得ず、ミカドにも理解不能のツギハギだらけの矛盾だらけ。
多分この辺りが、最初の「それはないやろ、そんな設定どこにもないがな」という批判に繋がってくるのでしょう。また、別離のまま終わった方が遥かに良かった、との意見もこの矛盾を遠回しに拒否したのだと思います。
簡単にいえば復活させるだけのシナリオが思いつかなかった、という方がより近いかもしれませんが、肝心のラブ、エロエロは全くこれまでなかったですからね。
二人が肌を合わせたのはほんの粘膜接触、ただのキスのみです。ここでライターはなんとしてもこのイベントをこなすべく、とっておきの秘儀、必殺ご都合主義を発揮したのです。
これまでは死神ですから、風呂も不要(だそうです。はじめてここで解説がありました。さすが最強ですね)だから屋根裏部屋で猫と一緒に暮らすことができたのですが、人間になった以上、そういうわけにもいきません。住む場所が必要で、そこで二人はめでたく同棲することになるのですが、さすが秘儀、とてもスムーズにくっつけることが出来ました。めでたしめでたし。
で、第二幕のはじまりとなります。
先に風呂をいただいた栞那の妄想が・・・
丁寧に身体を洗っているうちについ・・・
このシーン、めちゃエロかった!まさか載せるわけにはいけませんけどね。
初めてを迎える色情淫乱死神変じて色情淫乱娘になった栞那の18禁お茶の間コメディ劇場でした。
そんなこんなで無事に結ばれた二人ですが、ここから先は、さすがにメインルートですね。ゆずソフトファンにはたまらない展開が待っています。
この展開に導くための手段が先の必殺ご都合主義だったというわけですね。でもこれ以上のネタバラシは野暮というもの。
きっと推理小説の犯人をいきなり告げられたような気分になるに違いありませんからね。でもそんな悪戯が大好きな私は・・・
昴晴と家族、父親だけでなく、亡き母親を含めて微妙な関係が段々と明かされることになります。
いよいよクライマックスです。
さて、どうなるのでしょうか?
攻略完了画面です。
ゆずソフトファンには嬉しい嬉しいエピローグ。
人間になってくれて、ありがとう!