藤井竜王がストレートで王将位を奪取するか、渡辺王将がそれを跳ね返すのか、注目の一戦がいよいよ始まりました。
最終図は先手渡辺王将の▲2二歩を指したところ。
72手目を藤井竜王が封じました。
大方の予想は△7六歩。
それに対する応手は▲2一歩成、以下△5三角、▲7六銀、△同飛、▲2二となどが考えられます。
今回の戦型は去年の第92期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第3局と同じ進行をたどっています。
ここで渡辺王将は▲7六銀(棋聖戦第三局)と指しましたが、今回は8八銀とバックしています。この辺りもおそらく研究の範囲なのでしょう。
藤井竜王が半分の4時間近く消費しているのに対して、王将の方は3時間足らず。王将戦の第一局だけでなく、前回の3局では持ち時間がなく、藤井竜王の▲9三歩にたいして△8三玉とかわしたために飛車を取り合ってからの無念の29手詰を喰らってしまいました。
今回はそのことを踏まえての戦い方で、ひょっとすると終盤戦で痛い思いをするのは藤井竜王の方かもしれません。
形勢は互角もしくは若干先手の方が指しやすいとの評価ですが、果たして結果は?
明日も自室にこもって、一日毎日新聞のHPをつけたまま、PCの前から離れられません。
家族の目がイタい・・・