岩見沢に着いてからは、特急ライラックに乗り換え深川へ。そう、今回の旅の最初の目的がこれから乗る留萌線に乗ること。惜しくも来年の春には廃線になってしまうということでいわゆる、葬式鉄になってしまうけど乗りますか。
車両はキハ54でもかつて急行礼文に使用された赤帯が1本追加され車内はモケットこそ違うけど0系新幹線に使われていた転換クロスシート車。まさかこんないい車両に乗れるとは思ってもなかった。そして非冷房だから窓を閉めれば暑いから当然開けるけどあまり人も乗ってないし他にもということでかなり開けて風と列車が奏でる音を聞きながら留萌を目指すという贅沢な時間に。
どれも個性的な駅だった上に、恵比島駅までとそのさきでは風景が一変。最初は室蘭本線にも似た平坦線だったのがだんだんと平地が狭くなり峠を超え、その先には日本海が見えてきたら終点の留萌に到着。
景色もよく魅力的な路線だけに無くなるのは惜しい。駅についたらまだ日没まで時間もあるし雲が出ているけどこれくらいならということでタクシーに乗り込み、急ぎ黄金岬へ。
完全に晴れてという日没は見られなかったものの来てよかった。都会にいるとこういう日没を見ることも皆無で何だか子ども頃、城ヶ島でみた夕焼けもこんな感じだったなと思いだしたりも。ここからはホテルへはバスも無いからということで1時間弱歩いてホテルに到着。着いてからは今度は買い出し。さすがにまだ外で飲むのに抵抗感があるので部屋で籠城ということで近くのスーパーやセコマであれこれ買ってそれをパソコンを見ながら流し込んで留萌での一夜はふけるのであった。