飛べないただの犬

両者、１列に並びました。



第１のコース　れれボン君　「　当たってよろけろ。れれボンだべさ　」　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　第７のコース　七色さん　「　いしばしを　たたいて　わたらず　ななタンだっちゃ　」　

目の前には、障害物　にもならない　食器。




　「　これがじゃまして　ここから　まえへは　すすめないっちゃ。」　


おっとここで、７コース七色、止まってしまった。


七色は考えていた。

Ａ地点とＢ地点の間を通る場合、脚のぶつかる確率は７７％を越えるだろう。と。



Ｃ地点では既に　れれボンの脚がぶつかってんじゃん。と。


当たって　砕けろ　よろけろ。のれれボンは、前進あるのみ。

れれボン、早くも７歩リード。



　「　のろまな　れれに　まけるなんて　とべるいぬ　ななタンのプライドがゆるせないっちゃ　」

　　　　　　　　　　　　　　れれ「　おらは　食べられないプライドより、フライドチキンがいいべさ　」


七色にとって、この道を通ることは、針の穴を通すぐらいに難しいことに思えた。

失意の中、七色の中で　「　通りゃんせ　」　の歌が響いた。


　「　・・・とおりゃんせ　とおりゃんせ。ここは　どこの　ほそみちじゃ・・・・　」　←　暗っ　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　れれ　「　翼の折れた　七色だべさ　」　　



ってぐらい、七色は神経質でビビリなので、

隊長が沖縄から帰って来た時に、七色が玄関まで迎えに来られなかったのは、　このような理由によるものであることを、ここにご報告した次第です。





そんな　「　飛べない　ただの犬　」　七色と、「　当たってよろけろ　」　れれボンに、ワンパンチ　

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